
【現在休止中】京都「麻乃屋」うつわ選びのプロに学ぶ、センスのいい食卓を作る料理と盛り付け
こちらの体験は開催を終了しております。読み物としてお楽しみください。


体験の概要
うつわのサロン&ギャラリー「麻乃屋」にて、うつわコーディネーター・料理家の東條麻備氏のデモンストレーションを見ながら、うつわを生かした料理の盛り付けについて学びます。失敗しない土鍋ごはんの炊き方や、作家もののうつわを選んで盛り付けるコツを教えてもらえるのもOtonamiプランならでは。体験の最後にはオリジナルの漆器「五月椀」にて試食も。うつわ次第で見違える、センスあふれるコーディネートをお楽しみください。
体験の特徴
・長年うつわのバイヤーとして活躍してきた講師が、うつわ使いのコツを伝授します。
・失敗しない土鍋ごはんの炊き方を学び、作家もののうつわに料理を盛り付けて味わうOtonami限定プラン。
・代わり映えしない毎日の食卓を、うつわと盛り付けで豊かな表情にしたい方におすすめ。
※本プランは現在休止中です。再開は未定となっております。
11,000円〜(名/税込)
2〜5名
約180分
詳しい内容
人生を共にするうつわを提案するサロン
「人生に寄り添う美しいモノ」をコンセプトに、作家もののうつわを取り扱う「麻乃屋」。運営するのは、長年うつわのバイヤーをしていた東條麻備氏。様々な作家の作品と出会うなかで、料理を盛り付けてこそ楽しめるうつわの魅力を伝えたいと思うように。そこで麻乃屋では、料理教室や盛り付け教室を開催しています。

麻乃屋で主に販売しているのが、京都の最高峰塗師・西村圭功氏に依頼して制作した「五月椀」。僧侶の自鉢を、姿そのままに高いろくろの技術で極限まで削り出しているため、非常に軽く、京漆器ならではの上品な光沢とやわらかな質感があります。

本プランでは、作家もののうつわはもちろん五月椀も使用。家庭料理をベースに、美しく盛り付けるコツやうつわの生かし方を学ぶことができます。
旬を取り入れた華やかなおばんざい
体験のはじまりは献立の説明から。旬の野菜をふんだんに使ったおばんざいを東條氏が作り、解説します。この日のメインは、ズッキーニを使った「ひろうす」。実を混ぜ込むだけでなく、珍しいズッキーニの花でひろうすを包み込みます。「おばんざいというとちょっと地味で物足りないイメージですが、洋野菜を取り入れるなどひと工夫するだけでその印象が変わります」。

料理の内容は、京北の吉田農園をはじめとする農家から採れたての野菜を届けてもらってから考えます。そのため、献立の内容は開催時期によって変わります。おばんざい作りに生かされているのは、バイヤーの仕事をしながら子育てをした東條氏が身につけた、簡単かつ手抜きに見えないコツ。調理自体はシンプルでも見栄えが良くなる盛り付けなど、日常の和のおかずがおいしく、そして美しくなっていく様子は目からうろこです。

失敗しない土鍋ごはんの炊き方
うつわのプロだからこそ知っている、土鍋でのおいしいごはんの炊き方を習えるのがOtonamiプランの魅力。「五感を研ぎ澄まして炊くことが、失敗なくお米を炊けるコツです」と東條氏。

東條氏が伝授する炊き方には、決められた時間や分量はありません。なぜなら、使う土鍋やお米、その日の気温や水温、コンロの火力によって調整が必要だから。浸水する水の目安は1合のお米に対して水は1.2倍の200ccがおすすめですが、浸水時間はお米や水温によって変えます。炊き始めの火加減は中火で、グツグツとした音が聞こえ、湯気が吹き出していい匂いがしてきたら火を止めて蒸らします。

「深めの伊賀製の土鍋がおすすめですが、この方法ならぴったりの土鍋を持っていなくても、家にある鍋でできます」。特別な工程はなく、すぐに自宅でツヤツヤの土鍋ごはんを再現できるところもポイントです。

作家もののうつわを選んで盛り付け
メイン料理の盛り付けに東條氏がよく使うのが、少し深みがある七寸のお皿。汁がこぼれることなく、見栄え良く盛り付けられるので使い勝手がいいとか。アドバイスをもとに、体験者が作家もののうつわからメイン料理を盛り付けるお皿をチョイスします。

料理を盛り付ける時は、まずお箸で取りやすい配置を心がけます。そして、立体感を出すためになるべく高く、そして三角形を作るイメージで料理を置くのもポイント。また、料理をたくさん盛りすぎず、お皿の中に余白を持たせる意識も大切です。高さとゆとりのある盛り付けがおいしく見えるコツ。

オリジナル漆器「五月椀」で極上の食事の時間を
試食は麻乃屋いちおしの五月椀でいただきます。かぼちゃの白和えや枝豆のすり流し、南蛮漬けといったポピュラーな料理も、美しいお皿に盛れば一段クラスアップした見栄えに。和え物は円錐形を意識して、茶色い色味の料理にはトマトの赤を加えるなど、ちょっとした工夫で見違えます。土鍋で炊いたごはんはふっくらツヤツヤとして、お米本来の甘味が絶妙。最後には、季節の和菓子とお茶でのおもてなしもあります。

盛り付けやうつわ次第で大きく表情を変える日常の料理。東條氏から趣深いうつわの魅力を学ぶことで、食事の楽しみが広がります。日々の食卓をもっと豊かにしたいという想いを、本体験で叶えることができます。

提供 麻乃屋

提供
麻乃屋
工芸と食をテーマに、豊かな暮らしを提案するうつわのサロン。長年うつわのバイヤーをしていた東條麻備氏が、うつわコーディネーター・料理家として、より美しく楽しくおいしい食卓の在り方をアドバイスしている。漆のうつわ「五月椀」を扱うほか、「人生をともにする美しいモノ」をコンセプトにした料理教室や盛り付け教室を主宰。完全予約制のギャラリーでは、数々のうつわを手に取って見ることができる。
お客様の声
作家ものの器はたくさん持っているのですが、盛り付けにあまり気を使っていなかったので、「どう置いたらおいしく見えるか」を知ることができてとても勉強になりました。教えてもらったコツを元に、自宅にある土鍋でおいしくごはんを炊く方法も試行錯誤したいと思います。
奈良県 40代 女性
イメージした料理をうつわを選んで盛り付ける楽しさを丁寧に教えていただきました。楽しかったです。
愛知県 50代 女性
季節感あふれる器づかいとお料理を教えていただきました。ちょっとしたアイディアでお料理が引き立つことに感激しました。お教室の季節の室礼も素敵で、貴重な経験をさせていただきました。
大阪府 60代 女性
開催場所
麻乃屋
〒616-0005 京都府京都市西京区嵐山山田町3-1
・阪急嵐山駅より徒歩約6分