
「茶禅草堂」浄心氏に学ぶお茶と薬膳によるリトリート茶養生 −茶粥または薬膳スイーツ付き−
こちらの体験は開催を終了しております。読み物としてお楽しみください。


体験の概要
台湾や中国を旅して見てきた豊かなお茶の世界を伝え、茶文化の発展に尽力している「茶禅草堂」の浄心(岩咲ナオコ)氏。本体験では、京町家を生かした静謐な空間でお茶と薬膳をテーマに、東洋医学思想を取り入れた実践的な「心と身体を整えるリトリート茶養生」を教わります。台湾茶・中国茶の楽しみ方だけでなく、自分の身体と向き合う呼吸法や瞑想、季節の薬膳茶づくりも学びます。
体験の特徴
・日本人ではじめて中国国家資格高級茶藝技師を取得した茶人・浄心(岩咲ナオコ)氏から、お茶と薬膳について学ぶOtonami限定プラン。
・台湾茶・中国茶の楽しみ方や薬膳茶のブレンド体験のほか、呼吸法や薬膳を暮らしに取り入れる方法を実践的に学べる本格的な講座です。
・体験の締めくくりに、Otonamiプランオリジナルの茶粥または薬膳スイーツをご用意。
11,000円〜(名/税込)
1〜4名
約90分
詳しい内容
お茶と薬膳を通じて暮らしに豊かさを届ける
お茶と薬膳をテーマとした教室&サロン「茶禅草堂」。主宰する浄心(岩咲ナオコ)氏は、中医薬膳師として長年活躍している茶人です。台湾在住中に台湾茶・中国茶の魅力に惹かれ、中国でも取るのが難しいとされる中国国家資格高級茶藝技師を2012年に日本人としてはじめて取得。国際中医師・薬膳師の資格も活かしながら幅広く活躍し、その道のプロフェッショナルとしてメディアやCMにも多数出演しています。

自然と調和した茶人のあるべき姿を追求し、2021年より東京から瀬戸内海を望む山口県周防大島へ移住。瀬戸内海を拠点に、東京や京都など全国で台湾茶・中国茶教室を開催するほか、お茶と薬膳をテーマに東洋医学思想を取り入れて心と体を整える茶養生の講座も展開しています。様々なお茶の文化が交わる京都で行われる本プランは、浄心氏が周防大島から出向いて手ほどきする貴重な機会です。

数々の歴史の舞台となってきた世界遺産・元離宮二条城から徒歩圏内の会場は、2024年秋に移転した茶禅草堂の新教室。会場に足を踏み入れると、浄心氏自ら調合したお香や、日本の煎茶文化の先駆けとなった中国・明時代(1368~1644年)の文人墨客にちなんだ水墨画など、季節ごとの趣向に出迎えられます。

季節感たっぷりの迎茶をいただき、浄心氏のおもてなしと、これから触れるお茶の世界の奥深さに期待が高まるのを感じながら、朝・昼・夜それぞれの会の体験内容に移ります。
〈養香または薬茶〉呼吸法を学び、自分の体と向き合う
茶の道において、「人」「自然」「空間」の調和を主なテーマとしてきた浄心氏。自身が体調を崩したときに薬膳や東洋医学を学びはじめ、内面のケアや茶人としての未来を見つめ直したといいます。まず、浄心氏が心と身体を調整するためにお茶や薬膳と同様に重視している呼吸法を実践します。呼吸法は普段の暮らしの中でも気軽に実践でき、1日の始まりや終わりに少し心身を整えたいときに役立つでしょう。

呼吸を整えた後、昼の会では薬茶をいただき、朝と夜の会では中医学に基づき特別に調合した香を焚き、ろうそくの明かりと香りの中で心身を整えます。

〈喫茶〉季節や体調に合わせたお茶の選び方と楽しみ方を知る
〈喫茶〉のパートでは、浄心氏が季節に合わせて選んだ2種類の台湾茶・中国茶と小菓子をいただきます。日本だけでなく、台湾や中国でもお茶を振る舞ってきた浄心氏。流麗なお点前を拝見し、お茶の選び方と楽しみ方を学びましょう。リラックスした状態で味わうお茶は、体にすっと染み渡っていくようです。

〈識茶〉お茶と薬膳のある暮らしを学ぶ特別講座
毎朝1杯のお茶を飲むことから1日を始めるという浄心氏。その時こそ自分の心が無になっている状態であり、自分の心が整っているかどうかを確認するルーティンとなっているそう。日々の暮らしにお茶や薬膳を取り入れるヒントについて、Otonamiプラン限定の資料を使ってじっくりと学びます。

浄心氏が手ほどきする茶養生の根底には、中医学の理論のひとつで、天(宇宙や自然)と人とは統一体であるという「天人合一(てんじんごういつ)」という考え方があります。「私たち人間は自然の一部であり、自然界の変化は五臓六腑にも影響を与えます。自然界の変化をどうとらえ、どのような暮らし方を意識すればよいかを、お茶の楽しみ方と共にお伝えしたいです」と想いを語ります。
〈泡茶〉お悩みに合わせた薬膳茶を自分好みにブレンド (昼の会限定)
薬膳では、自分の体調に合わせて食材の持つ力(薬効)を活かし、病気になる前の未病の段階から状態をととのえます。昼の会では、薬膳をより身近に感じられる体験として、オリジナルブレンドの薬膳茶づくりに挑戦します。

ベースとなる紅茶のキーマン、貧血に効果があるナツメ、消化を助けてくれるサンザシなど、一つひとつの素材の効能についてレクチャーを受けながらブレンドします。周防大島で育てられた希少な国内産ローゼル(花のガク)など、浄心氏こだわりの素材が用意されることも。ゆっくり煮出しながら堪能しましょう。

特製の茶粥や薬膳スイーツで薬膳のおいしさに出会う
お茶の体験の後には、朝と夜の会は茶粥を、昼の会は薬膳スイーツをいただきます。秋には乾燥しがちな肺をうるおすレンコン、冬には体を内側からあたためるショウガやシナモンなど、その時期にぴったりの素材を浄心氏が取り入れて用意します。朝と夜の会では、薬食同源の考え方に基づいた茶粥でパワーを感じましょう。

浄心氏が長年培ってきた漢方の知識を生かして作られる薬膳スイーツは、季節の花や果物を使って甘みを加えるなど、食べやすい工夫が凝らされています。浄心氏との会話を楽しみながら堪能しましょう。

お茶や薬膳を味わいながら自分を養生し、疲れた心身を整える
会社員として生活していて「自分の人生を生きたい」と思ったとき、体調を崩したときなど、人生の転機においてお茶がすぐそばにあったという浄心氏。「お茶や薬膳を体に良いものだから取り入れるのではなく、同じ自然の一部として寄り添う存在だと考えています。講座を通して自然と一体となり、心身が整っていく感覚を体感してほしいです」と話します。

時間に追われ、忙しない毎日を過ごすことが多い昨今。お茶や薬膳を通して自分を養生することは、ゆらぐ心や身体を解き放ち、いきいきと自分らしく過ごすことにつながるかもしれません。お茶や薬膳を普段から楽しみ、丁寧な暮らしを意識してみませんか。

提供 茶禅草堂

提供
茶禅草堂
瀬戸内海を望む周防大島を拠点に活動する茶人・浄心(岩咲ナオコ)氏が主宰する、台湾茶・中国茶および薬膳教室。2021年からは認定教室を東京に置き、オンラインレッスンや東京・京都での教室を開催している。また、台湾や中国から招聘を受け、国際舞台で茶文化交流活動を行ってきた。浄心氏が手がける茶席空間は「人」「空間」「自然」との調和をテーマとし、高い評価を得ている。
お客様の声
中国茶・台湾茶・薬膳茶・デザートがどれもおいしく、ゆっくりと堪能できました。また、それぞれ材料の効能や、季節に合わせてどのように生活したらより良くなるかなど、様々なことを学べて、有意義な時間を過ごすことができました。また参加したいです。
奈良県 30代 女性
中国茶や薬膳の知識、体の労り方などを幅広く知流ことができて、深呼吸をしながら楽しめました。中医学に興味がありましたがあまり詳しくなく不安でしたが、ビギナーにもわかりやすく説明してくださり、終わる頃にはなんともいえない充足感がありました。
京都府 20代 女性
中国茶との向き合い方や先生とのゆったりした時間の共有が贅沢なひとときでした。瞑想、中国茶、薬膳茶、どれも興味がある内容だったので、大満足の心地で帰路につきました。
奈良県 50代 女性
開催場所
茶禅草堂 京都教室
〒602-8132 京都府京都市上京区椹木町堀川西入講堂町224-4
※Google Mapでは「〒602-8132 京都府京都市上京区講堂町224-4」の住所で表示されます
【地下鉄の場合】
・京都市営地下鉄烏丸線 丸太町駅より徒歩約12分
【バスの場合】
・京都駅前から二条城方面行きのバス(9、50系統)に乗車、バス停「堀川丸太町駅」で下車、 徒歩約3分
・京都市内から(204、202、10、93系統)に乗車、バス停「堀川丸太町駅」で下車、 徒歩約3分