京都「大徳寺総見院」織田信長が眠る静寂の禅寺を早朝特別拝観&坐禅 −非公開茶室での茶席体験付き−
体験の概要
本能寺の変で生涯を閉じた織田信長のために、豊臣秀吉が建立した大徳寺塔頭「総見院」。朝露に濡れた貸し切りの境内を特別に拝観するOtonami限定プランです。通常非公開の信長の木造座像や肖像画などの重要文化財を鑑賞し、書院や小茶室を住職の案内で拝観。禅堂として使われていた歴史深い本堂で、読経を拝聴しながら坐禅を組んだ後は、普段は一般に公開されていない茶室にて、心静かに抹茶と京菓子を堪能します。
体験の特徴
・静かな朝の境内を貸し切りにして、住職の導きで通常非公開の寺宝や書院を拝観するOtonami限定プラン。
・天井に「雲龍図」が見守る朝日が差し込む本堂にて、住職の読経を拝聴しながら坐禅を組みます。
・趣の異なる3つの茶室の一室で、住職自らが点てる抹茶と和菓子を堪能します。
【Important Notice】
This experience will be conducted in Japanese. Due to time constraints, we cannot accommodate adjustments to the pace of the event for translation purposes. Therefore, customers who require an interpreter are kindly asked to refrain from participating. Thank you for your understanding.
6,600円〜
(名/税込)
1〜10名
約90分
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詳しい内容
織田信長公を弔う菩提寺「総見院」
京都市北区に建つ大徳寺の塔頭のひとつ「総見院」。1582(天正10)年に本能寺の変に倒れ、49歳の生涯を閉じた織田信長の亡き後、豊臣秀吉がその追善菩提のために建立したとされ、歴史的に重要な寺院として知られています。開祖は秀吉の任命で信長の菩提を弔った古渓宗陳(こけいそうちん)。千利休の禅師として、利休に「茶禅一如」を伝えた大徳寺117世の名僧と伝えられます。
信長の年忌で用いられた国宝・重要文化財を含む鐘楼、梵鐘などの美術工芸品が、寺宝として数多く残されている総見院。建立当時に立ち並んだと伝わる豪壮な伽藍をはじめとした寺宝の多くは、明治時代の廃仏毀釈により失われます。しかし境内には、秀吉が千利休から譲り受けて手植したとされる樹齢約400年の椿・胡蝶侘助や、武将・加藤清正が船の重りとして日本へ持ち帰った朝鮮石の掘抜き井戸が今も残り、当時の面影を感じ取ることができます。
住職の導きで通常非公開の信長公坐像や書院を特別拝観
春と秋の限定期間のみ、本堂内の寺宝の一部が特別公開される総見院。本体験は特別に、早朝の境内を貸し切りにして行われます。体験のはじめに、住職・山岸実巌氏の解説付きで織田信長公坐像、肖像画をはじめとする重要文化財を鑑賞し、通常非公開の書院や小茶室を拝観。しんと静まり返った本堂で、信長最晩年の面影を表しているといわれる坐像と向き合うと、その威厳に満ちた眼光に身が引き締まるようです。
信長公坐像は香木で2体彫られ、うちの1体は遺骸の代わりに荼毘に付された際、木像の薫りが洛中一帯に漂ったと伝わります。明治の廃仏毀釈では坐像や鐘は本山に避難させられ、信長公380年忌の1961(昭和36)年に本山より坐像が戻される際に使われた輿は、今も外廊の上部に吊り下げられています。
織田信長の肖像画は古溪宗陳や狩野永徳が描いた作品が広く知られていますが、総見院に伝来する本肖像画は作者不明なのだとか。上畳に座する束帯姿(男性貴族が朝廷に出仕する時の礼装)は信長の神格化を示すとされ、鋭い眼や端正な顔貌は在りし日の姿を今に伝えています。長い歳月を経ても失われることのない風格は、見る者の心に深い印象を残します。
朝の光に包まれながら、読経と坐禅を体験する
拝観の後は、本堂にて坐禅を体験。本体験では特別に、住職による般若心経の読経を拝聴しながら坐禅を組みます。お経には人々の幸福を願うお釈迦様の教えが詰まっており、すべてを理解できないとしても、読んだり聞いたりすることで功徳やご利益があるといわれています。
この本堂は、廃仏毀釈以降の1926(昭和元)年まで禅修行のための禅堂として使われていました。その面影を残す天井の「雲龍図」に見守られ、般若心経が唱えられるなかでの坐禅は、よりじっくりと自分自身と向き合うひとときとなるでしょう。
坐禅で心を落ち着けた後は、住職の導きで境内北西にある信長一族の供養塔(五輪塔)へと向かいます。ここには信長本人をはじめ、嫡男・信忠、息女・徳姫、次男・信雄、その嫡男である秀雄などの供養塔が。さらに左の塀のそばには、信長の正室・濃姫と、側室・おなべの方の供養塔が並びます。「側室の供養塔が並ぶのは大変珍しいこと」と住職。思いを馳せて礼拝します。
非公開の茶室にて抹茶と京菓子を嗜む
体験の最後に、朝の静寂な茶室にて井戸水で点てた抹茶と京菓子を嗜みます。総見院と茶の湯は関わりが深いとされ、秀吉による「大徳寺大茶会」では総見院方丈に秀吉が茶席を設けたとの記録が残ります。また本堂の前庭には、茶道の世界観のひとつである「不足の美」を象徴する茶筅塚(茶筅のお墓、供養法要が行われる場所)も祀られています。
境内には、表千家ゆかりの3つの茶室「香雲軒」「龐庵(ほうあん)」「寿安席」が並びます。趣が異なる茶室はいずれも、特別な茶会の開催時を除いて通常非公開。本体験では特別にすべての茶室を見学し、3つのうちのいずれか一室で茶席を体験できます(使用する茶室は体験日によって異なります)。
信長の存在感が残る禅寺で心静かな朝のひとときを
秀吉が信長追善のために創建した総見院。通常非公開の境内は、一歩足を踏み入れると落ち着いた空気をまとっています。静寂のなかにも、天下統一を目前にしながら志半ばで倒れた信長の強烈な存在感が、未だ息づいていることを感じるかもしれません。
「心が騒がしくなった時は、信長公坐像の前に立つようにしています」と住職。すると、厳しい眼光に見つめ返され、しっかりしなければと心が改まるのだとか。早朝の境内で今なお残る信長の気配を感じ、激動の人生に思いを馳せながら、今ここに在る自分自身を見つめてみませんか。
提供 大徳寺塔頭 総見院
提供
大徳寺塔頭 総見院
臨済宗大徳寺派大本山、大徳寺の塔頭寺院。1583(天正11)年、織田信長の一周忌に追善菩提のために豊臣秀吉によって建立された。本堂には秀吉が奉納した等身大の織田信長公坐像(重要文化財)が安置され、信長をはじめ信長の息女・徳姫や正室・濃姫、側室・おなべの方など、一族7基の五輪石や墓碑が大切に祀られている。
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開催場所
大徳寺塔頭 総見院
〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町59
・JR各線、京都市地下鉄鳥丸線、近鉄京都線 京都駅 「京都駅前」バス停より京都市営バス205号・206号「北大路バスターミナル行」に乗車、「大徳寺前」バス停で下車、徒歩約7分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時|不定期 7:30~9:00
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
現在ご予約が可能な催行日がございません。
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
6,600円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、施設利用料、お茶・お菓子
催行人数
1回10名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.大徳寺総見院前に集合(体験開始の5分前にお集まりください)
2.特別拝観(約30分)
3.読経を拝聴しながら坐禅体験(約30分)
4.お茶室の見学・茶席体験(約30分)
5.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催72時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
靴下(ストッキング・タイツをご着用の場合でも靴下が必要です)
服装
坐禅を行いますので、動きやすい服装でお越しください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
13歳以上、18歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※お子様がご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の2日前まで。
特記・免責事項
・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
・本体験はすべて日本語で催行されます。お時間の都合上、進行速度への配慮ができかねるため、通訳を介する必要があるお客様のご参加はご遠慮いただいております。ご理解とご了承をいただけますようお願いいたします。
(This experience will be conducted in Japanese. Due to time constraints, we cannot accommodate adjustments to the pace of the event for translation purposes. Therefore, customers who require an interpreter are kindly asked to refrain from participating. Thank you for your understanding.)
よくあるご質問
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