目黒「八雲茶寮」僧侶・深澤亮道氏の導きで食から紐解く禅の思想 –精進料理の作法を学び味わう–
Otonamiサロンメンバー限定プラン
体験の概要
目黒区八雲の住宅街に建つ和食料理店「八雲茶寮」。菓子やお茶を供する茶房や生活道具を販売するサロンを併設し、「現代の文化サロン」として発信を行っています。洗練を極め、心癒される上質な空間で、日本の伝統的な食文化に深く触れられるOtonamiサロン限定プランです。開催は春・夏・秋・冬の年4回。講師は、仏教の教えを広く伝える活動を行っている僧侶の深澤亮道氏。精進料理の歴史文化について解説を受け、禅の本質を学びます。「椅子坐禅」で心を整えた後は、深澤氏のレクチャー付きで本格的な精進料理をいただきながら、自身の内面を静かに見つめる時間を過ごします。
体験の特徴
・日本の美が際立つ静謐な茶房にて、僧侶の誘いで日本文化への知識を深めるOtonamiサロン限定の非日常体験。
・精進料理と向き合う前に、日常生活に取り入れやすい椅子坐禅を体験し、静かに心を整えるひとときを過ごします。
・僧侶が実際に使う入れ子式の美しい器「応量器」を用いて、学んだ作法を実践しながら精進料理をいただきます。
※こちらのプランもおすすめです。
〈 四谷「東長寺 文由閣」禅の教えを今に伝える寺院で坐禅・写経体験 −癒しの空間「水の苑」案内付き− 〉
12,100円〜
(名/税込)
2〜8名
約150分
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詳しい内容
穏やかな静けさが広がる非日常空間で禅の精神に触れる
目黒区八雲の閑静な住宅街にひっそりと佇む邸宅「八雲茶寮」。八雲という地名は、茶寮からも近い八雲氷川神社の御祭神・素戔嗚尊(スサノオノミコト)が詠んだ日本最古の和歌とされる「八雲立つ……」にちなんで名付けられました。そんな由緒ある地名を冠した茶寮に一歩足を踏み入れると、凛とした雰囲気と和やかな時間が流れる、研ぎ澄まされた空間が広がります。自然が持つ素材の質感を丁寧に表現し、光と陰の織りなす風景が印象的なこの建物に込められた高い美意識と心遣いが隅々まで感じられます。
仏教をベースに伝える日本の食文化
静かな和の空間でありながら、モダンな雰囲気が魅力の八雲茶寮。ここで学ぶのは日本の伝統的な食文化です。講師は僧侶の深澤亮道氏。曹洞宗の寺院の次男として生まれ、福井県の大本山永平寺で修行の後、曹洞宗総合研究センターにて現代における布教教化の研究、研鑽を重ねました。多くの人に禅の本質を伝え、仏教を身近に感じてもらうべく、特定の寺院の住職にはならず、日本各地での講演やワークショップを主宰するなど幅広く活動しています。
八雲茶寮も同様に、伝統的な習慣や文化を現代の人に伝える「現代の文化サロン」として発信を行っていることから、両者の思いが重なり、今回のプランが実現しました。
精進料理の歴史文化を知り、作法を学ぶ
通常は茶房として利用されている静謐な空間で、まずは深澤氏による精進料理の解説に耳を傾けましょう。「精進料理とは?」と、いざ心に問いかけてみると、知っているようで知らないことが多いかもしれません。「精進とは、ひとつの物事に心を込めて取り組むこと」と語る深澤氏。精進料理という言葉の成り立ちと共に歴史的背景を学び、知識を深めることで、食に向き合う心構えまで変わる気づきを得られそうです。
僧侶が日々の食事に使う「応量器」という器があります。それぞれ大きさが異なり、入れ子式に重ねられる特徴を持つ応量器。納めた時の無駄のない美しさにハッとさせられます。深澤氏が永平寺で実際に使っていた応量器を拝見し、その独特の扱い方を学びましょう。作法と聞くと少し堅苦しく感じるかもしれませんが、「昔からの僧侶の食事風景や考え方を知ることで、食から命と向き合うことの大切さを感じていただければ」と、深澤氏は言います。
現代の暮らしにも取り入れやすい「椅子坐禅」で心を整える
料理をいただく前に、椅子に座った状態で行う坐禅「椅子坐禅」を体験。深澤氏が通常行う坐禅ワークショップよりもたっぷりと時間を確保し、より丁寧に自身の心を見つめます。「禅で大切なことは心地良さです。目を閉じて呼吸を整え、穏やかにリラックスすることを意識してみてください」と、深澤氏。
「実は、禅は普段の暮らしの中に簡単に取り入れられるもの。ひとつの物事をその瞬間ごとに丁寧に取り組めばそれは禅となり、いつでも心を整えることができます」。禅の本質に触れ、実際に体験してみると、日頃の疲れがすっと引き、清々しい気持ちになれるでしょう。
作法に則って精進料理を味わい、敬いと感謝の心に触れる
椅子坐禅の後は、美しい漆器の応量器に盛り付けられた精進料理が運ばれます。内容は体験日によって異なり、お粥はOtonamiサロン限定で、その時期においしい素材を取り入れた季節のお粥を用意。食べ方には精進料理ならではの作法があるので、深澤氏の教えに従いながら一緒にいただきましょう。座学にて学んだように、一つひとつの所作にはそれぞれ大切な意味があります。料理や器を心を込めて扱うことで、自分の内面と向き合い見つめ直す良いきっかけになるかもしれません。
「私たちは常に命をいただきながら生きています。食事、器、すべてに敬意を払いながら接することが大切です」と深澤氏。精進料理では、肉や魚などの動物性食品をとらないといわれますが、そこにも大きな意味があります。命との向き合い方、その礼儀としての作法を丁寧に実践しましょう。
感謝の気持ちに手を合わせ、食べ終わった器をきれいに拭いて片付けるまでが一連の作法です。お椀一杯の水だけを使い、合理的で無駄のない所作の美しさを体感してください。
禅の教えを身近に感じ、心身穏やかに過ごす贅沢な時間
食後には深澤氏が自ら炒ったほうじ茶と、Otonamiサロン限定で提供される特別な上生菓子をいただきながら、ゆるやかな語らいのひとときを過ごします。分からないことは深澤氏に気軽に質問してみましょう。禅の教えは日常の中でも役に立つことが多くあります。
精進料理の根幹に触れ、正式な作法に則った本格的な体験ができるOtonamiサロン限定の貴重なプラン。学びを通じて日本の食文化への理解が深まり、心が平穏と感謝の思いで満たされる、豊かな時間を過ごしてみませんか。
提供 八雲茶寮
提供
八雲茶寮
目黒の閑静な住宅街の中にひっそりと佇む、邸宅を改装した和食料理店。和の美しさを現代に昇華した洗練された空間では、旬の食材を職人の技で仕立てた料理を提供しているだけでなく、吟味した素材で丁寧に仕上げた菓子や、日本各地より厳選したお茶を堪能できる。器をはじめとした生活道具の販売なども行っている。
提供 深澤亮道
提供
深澤亮道
岩手県花巻市の曹洞宗の寺院「円通山 歓喜寺」の次男として生まれる。大学在学中にあらためて仏教の教えに触れ、自らの意志で僧侶としての修行の道へ。特定の寺院の住職にはならず、個人の僧として「仏教の身近さや素晴らしさを伝え、気軽に暮らしへ取り入れてもらう」をモットーに活動する。東長寺をはじめとした曹洞宗の寺院や民間企業などで、法話や坐禅、写経などのワークショップを開催。
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開催場所
八雲茶寮
〒152-0023 東京都目黒区八雲3丁目4−7
・東急東横線 都立大学駅より徒歩約15分
・JR渋谷駅より都営バス「田園調布」行きに乗車、「八雲高校」バス停より徒歩約1分
・JR目黒駅より都営バス「弦巻営業所」行きに乗車、「八雲」バス停より徒歩約4分
予約について
カレンダーから、ご希望の日付を選択してください
催行日時|年4回(春・夏・秋・冬) 日曜 14:00~16:30 ▼季節ごとのお粥 春:豆乳粥 夏:なす・きゅうり・とうもろこし粥 秋:さつまいも粥 冬:餅粥
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
現在ご予約が可能な催行日がございません。
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
12,100円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、施設利用料、お食事
催行人数
最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回8名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.八雲茶寮に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.座学(約30分)
3.椅子坐禅(約30分)
4.応量器を使って精進料理をいただく(約60分)
5.茶話会(約15分)
6.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
特にございません。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
13歳以上、12歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※お子様がご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
よくあるご質問
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