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奈良|桜井
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観音信仰の聖地・奈良「長谷寺」を僧侶と巡るプライベートツアー −日本最大級の大観音特別拝観付き−

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体験の概要

『万葉集』をはじめ、『源氏物語』や『枕草子』など古典に多数登場する古刹「長谷寺」。本体験では、重要文化財の登廊をはじめ、特別拝観時以外は入ることができない本堂の内陣などを僧侶のご案内により見学します。さらに、長谷寺に伝わる仏教音楽の一種「声明」による祈願法要やお寺の歴史を伺う法話の時間もご用意。大きな観音様の霊験やご利益を願って多くの人が参詣した長谷寺で、壮大な世界観を体感してみてください。

体験の特徴

・自然豊かで四季の花が美しい長谷寺の境内を、僧侶が直接ご案内するプライベートツアー。
・国内外で注目される宗教音楽「長谷寺の声明」を、外陣を貸切で鑑賞できるOtonami限定プラン。
・長谷寺でしか手に入らない、牡丹の花守と干菓子のおみやげ付き。

10,500円〜
(名/税込)

2〜10名

約90分

開催日を確認

詳しい内容

長谷観音信仰の中心地である「長谷寺」

古くから観音信仰で有名な「長谷寺」。一年を通して多彩な花が境内中に咲き、「花の御寺(みてら)」と呼ばれています。『源氏物語』をはじめ日本を代表する古典文学に描かれた、歴史の長い名刹です。

絶壁に建つ大殿堂である本堂は国宝に指定されている

686年、道明上人が天武天皇の福寿を祈り、銅板法華説相図を西の岡に安置したことが長谷寺の始まりです。そして727年、道明上人の弟子である徳道上人が、聖武天皇の勅願で十一面観世音菩薩を東の岡に造立しました。

長谷寺は、奈良から伊勢へと続く初瀬街道のそばの初瀬山にあります。「隠国の泊瀬(こもりくのはつせ)」と称され、古代から山深い里にある聖なる場所でした。平安時代から貴族たちは仏教に救いと一族の繁栄を求めて、長谷寺へ盛んに詣でました。藤原道長も訪れたそうで、長谷寺への参詣は「長谷詣で」と呼ばれました。人々の観音信仰は途切れることなく、現在も多くの参詣者でにぎわっています。

仁王門で僧侶と待ち合わせて開山堂ルートへ

真言宗豊山派の総本山として、また、西国三十三観音霊場第八番札所として、全国に三千余りの末寺を数える長谷寺。石畳の参道の突き当たりに、総門である「仁王門」が見えます。両脇の仁王像が見守る大きな門の前が、ご案内いただく僧侶との待ち合わせ場所です。

重要文化財の仁王門

立派な門をくぐると、切妻造の「登廊(のぼりろう)」が現れます。上登廊・中登廊・下登廊と3つに分かれていて、長さは百八間(約200m)、階段の総数は399段。長谷型と呼ばれる雅な丸い灯籠が吊るされています。

登廊は、もとは平安時代に春日大社の社司が造ったものだそう

登廊を登りながら、僧侶がお寺の歴史や咲いている花などについて説明してくださいます。階段の段差はゆるやかなので、ゆっくりと景色を楽しめます。「登廊の入口には、右に『諸佛経行砌』、左に『諸天神祇在』の文字が掲げられています。これは1,400年前から長谷寺では仏様も神様もお祀りされてきたことを物語っています」という興味深いお話も。

下登廊の両脇は、4月下旬から5月初旬には美しい牡丹で一面が埋め尽くされます。例年7月初旬まで、「嵐の坂」に鉢植えのあじさいを飾った「あぢさゐ回廊」が開催され好評です。

「床みどり」が美しい本堂に到着

登廊の途中には、紀貫之が「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」の和歌で詠んだ梅の木や、牡丹の由来と伝わる馬頭夫人社などがあります。小川に架かる小さな橋を渡る時に、「橋より先は仏様の世界に踏み入れることを表している」というお話が聞けるのも、僧侶のご案内があってこそ。

長谷寺にまつわる話を僧侶がわかりやすく説明してくれる

登廊を上がりきったところにあるのが、国宝の本堂です。初瀬山中腹の断崖絶壁に建てられており、本堂の前がせり出している舞台造りになっています。ここからの眺めは絶景で、三方を囲む山の緑は深く、空も高く感じられます。

外の景色が映りこむ礼堂

本堂は、十一面観世音菩薩立像が安置される正堂と礼堂をつなげて一つにした「双堂」という様式。正堂と礼堂の間には石畳があり、参拝者はここから観音様を拝められるようになっています。大きな灯籠が吊るされた礼堂は、写真に納める参詣者が多い人気のスポット。長年僧侶たちによってツルツルに磨かれた床に木々の緑が映る「床みどり」に目を奪われます。

長谷寺の歴史と観音様の霊験を知る

本堂ではまず、長谷寺の歴史やご本尊の十一面観世音菩薩立像についてのお話を拝聴。十一面観世音菩薩立像は、近江高島から流れ出て初瀬川に泊め置かれ、長年不思議な出来事を起こしていた霊木から削り出された像だと伝えられています。

正堂の外陣で座学を受けながら観音様を拝観

長谷詣でを臨場感たっぷりに描いた『枕草子』や『更級日記』をはじめ、人々に慈悲を授ける観音様の霊験を伝える話も数多く残っています。紫式部の『源氏物語』の「玉鬘の巻」では、母の死を知らない玉鬘が母との再会を祈り、長谷詣での途中で母の元侍女と再会する場面が描かれています。『今昔物語』に収められている「わらしべ長者」も長谷寺が舞台となっています。

長谷寺に伝わる「声明」でご祈祷

座学の後は、Otonami参加者限定の「声明(しょうみょう)」による祈願法要を行います。声明とは、お経に節をつけて唱える荘厳な仏教音楽の一種。平安時代に新仏教が伝来し、最澄が比叡山で天台宗を、空海が高野山で真言宗を開いたタイミングで、この2つの宗派を大きな流れとし、声明も徐々に形を変えていきました。

長谷寺の声明は「役者節」と呼ばれる節回しが特徴

真言宗豊山派の総本山である長谷寺の声明は、大きな観音に祈りを捧げようとして広い音域と抑揚を備えたものへと進化。四季に彩りを変える環境の中で、独自の発展を遂げました。長谷寺に古来より伝わる宗教音楽として、伝統文化の祭典「ART MIX JAPAN」や国立劇場・バチカン市国での公演など、国内外で注目される声明。本プランでは歴史的な解説とともに、少人数のご祈祷でじっくりとご鑑賞いただけます。

塗香を塗って観音様に特別拝観

通常、ご本尊の十一面観世音菩薩立像は石畳の拝所から拝みますが、Otonamiプランでは本堂の内陣に入ることができます。入堂の際は身を清めるために塗香を塗り、五色の紐を編んだ腕輪をつけます。観音様への参拝方法が特徴的で、足下まで近づいて御足に触れてお参りします。

間近で拝観すると、その大きさに驚く

十一面観世音菩薩立像は、高さ12.3mを誇る日本最大級の木造仏です。その大きさに圧倒されますが、穏やかな表情に心癒されます。これまでに何度も火災で消失しましたが、そのたびに人々の願いによって再建されました。蓮座ではなく大磐石という台座に立ち、右手に錫杖、左手に水瓶を持つ姿は独特で、「長谷寺式」と呼ばれています。自ら衆生を救済するために行脚した姿だとか。このように身近に感じられる仏様だからこそ、人々に愛されてきたのかもしれません。

金箔が取れて黒くなった観音様の御足

観音様を参拝した後は周りを歩くことができ、普段は見られない光背も間近に見学できます。さらに本堂の内陣には、現在の建物を寄進した徳川家のご位牌や、弘法大師をはじめ長谷寺ゆかりの高僧像などが、十一面観世音菩薩立像を囲むように安置されています。阿弥陀如来が衆生を極楽へ導く様子を極彩色で表した阿弥陀如来二十五菩薩来迎図の壁画も。日光菩薩、月光菩薩、十二神将を従える薬師如来像や曼荼羅なども圧巻のひとことです。

五色線の結び方を習う

入堂の際に腕に付けた五色の紐は、観音様との結縁の証。仏の5つの知恵を表す白・赤・黄・青・黒で、災いを除き安心を与えてくれる腕輪です。本プランでは長谷寺のお香を炊きながら、古来から飾り結びとして伝わる結び方「総角(あげまき)結び」を教えていただけます。

初心者には意外に難しい総角結び

長谷寺のお香は焼香するためのもので、白檀や丁字など10種類をブレンド。豊かな香りに包まれながら、魔除けや護身の意味も込められている総角結びにチャレンジ。ご自身の手で作った腕輪は、毎日持ち歩くものにつけて大切にしましょう。そのまま腕輪として手首につけても、結び方を変えて根付やストラップにしてもよいそう。

声明の楽譜

さらに、長谷寺に伝承される「豊山声明」の楽譜の一部の解説も。心地よい仏教のしらべの秘密を伺うことができます。

かわいらしい花がモチーフのお守りとお菓子をおみやげに

体験後は、牡丹の花守と干菓子をおみやげとしてお持ち帰りいただけます。牡丹をかたどったかわいらしいお守りは、長谷寺でしか入手できないもの。身体健全、容姿端麗、金運上昇などにご利益があるといい、色も豊富にあります。干菓子の「四季の花」も、桜や紅葉、紫陽花など長谷寺の四季の花がモチーフ。和三盆の上品な甘みとなめらかな口どけを楽しめます。

牡丹の花守と干菓子「四季の花」

壮大な眺めを満喫しながら体験を振り返って

外舞台で爽やかな風や遥かな眺望を堪能しながら、観音様の御足に触れて結んだご縁を感じてください。手を伸ばせば届くところにあった大きな観音様や、歌うような声明のご祈祷を思い出すと心穏やかになります。慈悲にあふれた観音様にお会いし、心洗われるひとときを過ごしに、長谷寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。

外舞台から朱色の五重塔を望む

事業者画像

提供
総本山 長谷寺

真言宗豊山派の総本山であり、西国三十三所第八番札所。創建は686年、僧道明上人が天武天皇のために銅板法華説相図(国宝)を西の岡に安置したことから。平安時代には貴族、江戸時代には徳川家の崇敬を集めて栄えた。舞台造りの本堂(国宝)は徳川家光によって再建されたもの。ご本尊の十一面観世音菩薩立像をはじめ、所蔵する文化財は約1,000点にも及ぶ。桜や牡丹、紫陽花、紅葉など一年を通して花々を楽しめる「花の御寺」としても親しまれている。

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お客様の声

お客様の声の写真

様々な文献に登場する長谷寺を訪れて、大昔の人もここに来たんだなと感動しました。ちょうど紫陽花が咲いていて、境内がとても華やかでした。ご本尊の観音様のスケールの大きさに驚き、僧侶の皆さんの声明を近くで聞けてうっとり。非常に価値ある体験だったと思います。

奈良県 40代 女性

お客様の声の写真

大満足でした。古より多くの人々が参詣される理由が深く感じられる僧侶のお話をもっともっとお聴きし、内陣でしばらく滞在したいくらいでした。祈願法要は、荘厳な仏教音楽の奏と共に『声明』に包まれる豊かな時間でした。五色の紐で『総角』を繰返し練習中です。

大阪府 40代 女性

お客様の声の写真

若い僧侶の丁寧なガイドで、新たな知識を得る事ができました。特に「声明」は圧巻で、コンサートのように、拍手をしそうになりました。この機会に長谷寺を知る事ができ、今度は牡丹の季節にうかがいたいです。

埼玉県 60代 女性

開催場所

総本山 長谷寺


〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731-1
・近鉄長谷寺駅から徒歩約20分

予約について

催行決定日よりご希望の日付を選択してください

催行日時│午前の部 11:00〜、午後の部 13:00〜

※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。

2024年12月

即時予約

リクエスト予約

残数僅か

受付終了

開催なし

〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。


料金

10,500円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、施設利用料、講習料、拝観料、おみやげ代



催行人数

最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回10名限定
※1名からご予約いただけます


体験の流れ

1.長谷寺仁王門前に集合。僧侶が開山堂経由でご案内(体験開始の10分前にお集まりください)
2.登廊から本堂へ。本尊と祈祷内容のご説明
3.お寺の歴史についての座学
4.正堂の外陣にて「声明」による祈願法要
5.塗香を塗り特別拝観。本尊観音像のお御足とお慈悲に触れる
6.内陣の見学
7.外陣にてお香の香りを楽しみながら五色線の結び方のレクチャー
8.おみやげ(牡丹の花守と干菓子)のお渡し
9.外舞台からの景色を堪能
10.解散

※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


キャンセルポリシー

開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%


お持ち物

特にございません。


服装

過度な肌の露出は控えた服装でおいでください。


お支払方法

クレジットカードでの事前決済となります。


参加条件

6歳以上、12歳未満の方は保護者の同伴が必要です。


予約期限

開催日の2日前まで。


特記・免責事項

・本体験はすべて日本語で催行されます。お時間の都合上、進行速度への配慮ができかねるため、通訳を介する必要があるお客様のご参加はご遠慮いただいております。ご理解とご了承をいただけますようお願いいたします。
(This experience will be conducted in Japanese. Due to time constraints, we cannot accommodate adjustments to the pace of the event for translation purposes. Therefore, customers who require an interpreter are kindly asked to refrain from participating. Thank you for your understanding.)
・やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。

よくあるご質問

お座りいただく際は足を崩していただいても問題ございません。椅子のご用意もございますのでご利用ください。

長谷寺境内駐車場がございますが、満車になる可能性もございますので、近隣の民間駐車場もご検討ください。

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