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京都|花園
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京都「表望堂」漆工芸工房で蒔絵師に学ぶ金継ぎ体験 −レトロな和食器に新たな命を吹き込む−

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体験の概要

京都・花園にある漆工芸専門の工房「表望堂」にて、日本伝統の修繕技術・金継ぎを体験します。 講師は、漆器に金や銀で装飾を施す蒔絵師の島本恵未氏。表望堂が特別に調達した古食器やアンティークの中から、お好きな器を選んで修復するOtonami限定プランです。島本氏から金継ぎの発祥や思想を学び、深い理解をもって壊れた器に新たな命を吹き込みましょう。

体験の特徴

・蒔絵師とともに金継ぎに挑戦。座学で歴史や思想を学んだ後、漆塗りから仕上げの粉を蒔く金継ぎのひととおりの工程を体験します。
・普段は職人が工芸品を手がける工房で制作に励むOtonami限定プラン。出来上がった作品は当日持ち帰れます。
・制作の合間に、職人によって金継ぎが施された器を自由に選んで抹茶と京菓子をいただきます。

【Important Notice】
This experience will be conducted in Japanese. Therefore, customers who require a translation app are kindly asked to refrain from participating.
Please make a reservation through our global site if you request English or other language support.
Available dates can be different from the calendar on this page.

8,800円〜
(名/税込)

2〜4名

約90分

開催日を確認

詳しい内容

漆の文化を夫婦で受け継ぐ工房「表望堂」

風光明媚な嵐山をはじめ、仁和寺や龍安寺など歴史ある寺院が点在する京都市右京区。この地に工房を構えるのが、漆工芸を専門とする「表望堂」です。神社仏閣や工芸美術品の修復、公共施設のオブジェ制作など、漆の技法を活かしたアートやプロダクトを手がけています。

現代のインテリアにも日本らしい風景にもマッチする、表望堂の漆作品

表望堂は、漆を塗る塗師(ぬし)の杉本晃則氏と、その上に金粉などを蒔いて加飾する蒔絵師(まきえし)の島本恵未氏が夫婦で立ち上げました。「漆の語源は、最上位の美しさを表す“麗しい”から。優美で高級感がある漆の素晴らしい特性を現代の人々にも感じていただきたい」と、本体験の講師を務める島本氏は語ります。

蒔絵師の島本恵未氏。金継ぎにまつわる文化や思想を丁寧に教えてくれる

工房では、割れてしまった大切な器を自らの手で修復する一般向けの金継ぎ教室も開催。「お気に入りの器を直したい」「日本の伝統文化を学びたい」など、様々なきっかけで老若男女が通います。

金継ぎの思想に流れる「侘び寂び」

金継ぎは、破損した陶磁器の欠けや割れた部分を、漆や金などを用いて修繕する日本古来の修繕技術。その独自の美しさと哲学は、世界中から注目を浴びています。本体験では、座学と実践を通して金継ぎの歴史と技術に触れます。

まずは座学にて、金継ぎの発祥や思想などを知ることから。金継ぎの発祥は室町時代にまで遡ります。当時の中国で発展した、金属を用いて破損箇所を留める修繕技術からアイデアを得たといわれているのだとか。

金継ぎによって現れる模様は「景色」と呼ばれる

金継ぎは単なる修理ではなく、欠けた部分をより美しく昇華させるという日本独特の思想が投影されています。その根底には、茶の湯の文化が流れているといいます。茶の湯で重要とされた陶器は、珍しいものだと国をひとつ手に入れられるほどの価値があったそう。「壊れたからといってすぐに捨てず、割れや欠けが生じたところに新たな美しさを見出していたのでしょう。不完全さや無常を美と捉える侘び寂びの哲学がかけ合わされ、金継ぎという形で具現化されました」と、島本氏は話します。

アンティークの古食器。出会いそのものを楽しむ

座学で理解を深めた後は、いよいよ器に金継ぎを施します。作業に入る前に、表望堂が京都の骨董市などで特別に調達した古食器やアンティークの中から、お好きな器をセレクト。なかには老舗料亭から譲り受けた器もあるのだそう。壊れるときに偶然できた曲線や形は、ひとつとして同じものはありません。一期一会の器に出会うことも金継ぎの魅力。大切に手に取り、気に入ったものを選んでみてください。

器との出会いを楽しみ、命を吹き込む

修繕の工程は割れや欠けの状態によって異なりますが、基本的には接着し、下地で隙間や段差を埋め、漆を塗り込み、仕上げの金や銀などの粉を蒔くというシンプルなもの。“芸術的な修繕技法”ともいわれる金継ぎは、まるで新しい作品をつくるかのように、一つひとつ着実に、丁寧に工程を積み上げます。

実際に工房で使用されている専用の道具を使い、本格的に金継ぎを実践

まずは専用の道具を使って破片と器の本体を接着します。接着には伝統的な方法では本漆を使いますが、完全硬化するまでに半年ほどかかるため、本体験では合成漆を使います。接着ができたら、筆を使って接着した箇所に本漆を塗り込みます。筆を持つ手の小指を器に当てて固定するのがポイント。筆がぶれず、美しい線を描くことができます。

基礎から丁寧に教えてもらえるので、初心者でも楽しみながら作業できる

本漆を塗り込んでしばらく置いたら、いよいよ仕上げの作業。LG粉(アルミ粉)や錫などを使って器を装飾します。LG粉はアルミの粉に金メッキを混ぜたもので、錆びにくく、色や艶がくすみにくいのが特徴。オプション(有料)にて、純金や銀への変更も可能です。仕上がりをイメージしながらお好きな粉を選びましょう。

器のデザインや好みに合わせて装飾が選べるのも楽しい

専用の筆に粉をつけ、漆の横に粉をのせたら、ほうきで掃くように漆の上にかけるのがポイント。心を込めて器と向き合うひとときは、深く集中でき、瞑想に似た静けささえ感じられます。壊れてしまった箇所に自ら粉を施すその瞬間、器だけでなく自分自身の心も癒され、豊かになることを感じられるでしょう。

粉を施す瞬間は、心が鎮まっていることに気づく

抹茶と京菓子をいただきながら歓談を愉しむ

作業の合間には、抹茶と京菓子をいただきながら島本氏との歓談を楽しみましょう。Otonami限定で、職人が金を継いだ器の中から気に入ったものをセレクトして使用できます。話題は、金継ぎに関する興味深いエピソードに発展することも。器の扱い方や伝統を守る職人の日常など、この機会に質問してみるのもよいでしょう。

取材時のお菓子は、京都の伝統菓子「うば玉」(内容は体験日によって変わります)

また、工房には数多くの漆工芸品が飾られています。夜光貝や蝶貝などを使い、美しい蒔絵を施した漆作品は惚れ惚れするほど。間近でじっくり鑑賞できるのも、工房での体験ならではの楽しみです。(作品には手を触れないようお願いいたします)

ため息が出るほど美しい作品の数々

不完全さの美に触れる

器が壊れるとき、形は意図できないもの。だからこそ金継ぎによって、世界にただひとつの作品へと生まれ変わるのでしょう。「金継ぎを体験した方からは、完璧な姿よりもさらに愛着が湧いたと喜ばれます。日本の伝統に触れる喜びを知り、職人を目指す方も増えてきました」と島本氏は話します。

完成した作品は専用の紙箱に納め、体験当日に持ち帰れる。贈り物としても喜ばれそう

壊れたものに新たな命を吹き込む金継ぎのプロセスを通じて、物や文化、また自分自身の人生に対する新たな視点を得られるかもしれません。島本氏の案内で金継ぎの奥深い魅力に触れながら、物に命を感じ取り、大切にする日本の精神をあらためて体感してください。

金継ぎによって生まれ変わった器は、世界でただひとつの存在に

事業者画像

提供
表望堂

京都を拠点に、数多くの受賞歴を持つ塗師と蒔絵師の夫婦が2014年にスタートした漆工芸専門工房。寺社仏閣や工芸美術品の制作、修復を多数手がける。自然の漆を使った伝統工芸品をはじめ、建築物の内装など現代アートやプロダクトも積極的に制作・発表。一般の人を対象とした金継ぎ教室も開催している。

開催日を確認

お客様の声

お客様の声の写真

説明もわかりやすく、初めてでも思ったより簡単にできました。島本先生も助手の方も丁寧に優しく教えてくださって、質問もしやすい雰囲気でした。少人数で開催されるので緊張せずに参加できました。

大阪府 50代 女性

お客様の声の写真

綺麗な工芸品に囲まれた素敵な工房で、穏やかな先生の指導のもと、楽しい会話で贅沢な時間を過ごせて満足です。

奈良県 50代 女性

お客様の声の写真

関心があったけれど体験したことのない金継ぎに初めて挑戦してみました。講師の島本先生も素敵で、優しくていねいに指導してくださるので終始楽しく気持ちよく体験することができました。

大阪府 60代 女性

開催場所

表望堂


〒616-8066 京都市右京区太秦安井車道町21-60(都の華さまの隣)
・JR山陰本線 嵯峨野線 花園駅から徒歩約4分

※ナビで検索する場合は住所の末尾を「21-60」ではなく「21-10」とご入力ください。

予約について

催行決定日よりご希望の日付を選択してください

催行日時│水・金曜 10:00〜11:30 ※体験時間が30分程度延長になる可能性がありますので、お時間に余裕を持ってご参加ください。 

※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。

2024年11月

即時予約

リクエスト予約

残数僅か

受付終了

開催なし

〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。


料金

【2024年12月までの体験日】8,000円(名/税込)
【2025年1月以降の体験日】8,800円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料、お茶、お菓子

〈オプション〉
①純金への変更
+4,200円
仕上げに蒔く粉を純金に変更できます。

〈オプション〉
②銀への変更
+1,750円
仕上げに蒔く粉を銀に変更できます。


催行人数

最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回4名限定
※1名からご予約いただけます


体験の流れ

1.表望堂に集合(体験開始の5分前にお集まりください)
2.座学(約5分)
3.金継ぎ体験(約60分)
4.抹茶と京菓子をいただく(約10分)
5.仕上げ(約15分)
6.解散

※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※30分程度延長になる可能性がありますので、お時間に余裕を持ってご参加ください。


キャンセルポリシー

開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%


お持ち物

作品を持ち帰るための袋(縦20cm、横20cm、高さ20cmの紙箱が入るサイズ)


服装

動きやすく、汚れてもよい服装でお越しください。
※エプロン、手袋、腕カバーは工房にてご用意いたします。


お支払方法

クレジットカードでの事前決済となります。


参加条件

13歳以上、18歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※お子様がご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。


予約期限

開催日の7日前まで。


特記・免責事項

・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。または担当講師が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。
・集合時間に遅刻された場合、体験の進行上、工程の途中段階からご参加、あるいは一部の体験を省略させていただく場合がありますのでご了承ください。
・展示作品には触れないようお願いいたします。近くで鑑賞したい場合はスタッフまでお声がけください。
・写真の撮影はかまいませんが、動画の撮影はご遠慮いただいております。また、他のお客様へのご配慮をお願いいたします。
・体験後にご予定があり時間に余裕のない方は、事前に「質問・ご要望欄」 にてお知らせください。

よくあるご質問

駐車場はございません。お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。

写真の撮影はかまいませんが、動画の撮影はご遠慮いただいております。また、他のお客様へのご配慮をお願いいたします。

割れものを多く展示しているため、体験内容に参加のできる年齢からご予約をお受けしております。

恐れ入りますが、器を持ち込んでのご参加はいただけません。会場にてご用意している古食器の中から、お好きなものを1枚セレクトして金継ぎを体験いただきます。

修繕工程で本漆を使用するため、体質により皮膚がかぶれてしまう可能性があります。工房にてエプロン、手袋、腕カバーをご用意し、漆が皮膚に付着しないよう指導しますが、かぶれないという保証はできません。あらかじめご理解・ご了承のうえご参加ください。

当日お持ち帰りいただくことが可能です。(紙箱に入れてお渡しします)

完成後、1週間以上経てば使用可能です。変色の可能性があるため、洗った際はできるだけ早く水分を拭き取ってください。また、LG粉や錫で継いだ箇所には直接口を付けないようお願いいたします。

開催日を確認

表望堂 / 河長
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