
高槻「神峯山寺」毘沙門天が迎える古刹にて心身を浄化する −非公開エリアでの特別な拝仏・護摩体験−
こちらの体験は開催を終了しております。読み物としてお楽しみください。


体験の概要
大阪府高槻市の山間に1300年以上鎮座する天台宗の古刹「神峯山寺」。修験道の開祖と伝わる役小角により7世紀末に開基されました。日本で最初に毘沙門天が安置された霊場として、本尊には3体の毘沙門天が祀られています。Otonami限定プランでは、開催日により2種類の特別な体験をご用意。ひとつは、通常非公開の本堂と観音堂に祀られる重要文化財を含む諸仏像を僧侶が案内する拝仏体験。もうひとつは、真っ暗な御堂の中での本格的な護摩体験。どちらも締めくくりに特別席でお茶とお菓子を堪能します。
体験の特徴
・1300年の歴史を持つ古刹・神峯山寺にて、神峯山寺一山僧侶の解説付きで仏様と静かに向き合うOtonami限定プラン。
・特別祈願の後、通常非公開の本堂と観音堂に祀られる仏像を拝む拝仏、またはOtonami限定の特別な護摩祈願のいずれかを体験。
・体験後はお茶とお菓子を堪能。拝仏体験には、京都・西陣の菓匠「鶴屋吉信」が神峯山寺限定で作る茶菓子がおみやげに付きます。
8,500円〜(名/税込)
1〜10名
約90分
詳しい内容
開基1300年の歴史を持つ、日本最初の毘沙門天安置の霊場
神峯山寺(かぶさんじ)は、697年に役小角(えんのおづぬ)により開基。役小角が奈良・葛城山より神峯山寺の九頭龍滝の水しぶきが光るのを見てこの地にやってきたといわれています。774年には、開成皇子(かいじょうおうじ)が仏教寺院として中興。創建当初は天皇の勅願所として比叡山や葛城山と並ぶ七高山のひとつに数えられていました。現在も天皇直系の所縁であることを表す「十六八重菊」が刻印された建造物が点在します。
修験道から始まり、仏教と融合して天台宗寺院として歩み始めた神峯山寺からは、今もなお修験道の霊場の名残りを感じられます。また、境内は神峯山の森自然園(大阪府立北摂自然公園)に属し、初夏の紫陽花や新緑、秋には約500本の樹木が鮮やかに色づく紅葉の名所としても知られ、四季折々の豊かな自然が広がります。
御本尊として本堂に祀られているのは、3体の毘沙門天。また、国の重要文化財に指定されている阿弥陀如来坐像・聖観音菩薩2体をはじめ、神峯山寺にはたくさんの仏様が祀られています。2011年2月末からは、祈願と厄除の連続護摩修行「毘沙門不動護摩」が毎日欠かすことなく行われ、“祈りを絶やさぬ寺院”として全国から訪れる参拝者があとを絶ちません。
本プランは、通常は参拝することのできない非公開エリアの拝仏体験や、特別な護摩体験ができる貴重な機会です(開催日により拝仏体験と護摩体験のいずれかを体験できます)。静寂の中、いにしえから続いてきた祈りに心を重ねて、仏様の前でゆっくりお祈りをしましょう。
【拝仏体験】通常非公開の本堂と観音堂で仏様をお祈りできる貴重な体験
仏様を“観る”だけではなく、“拝む”対象としている神峯山寺。拝仏体験では、まず本堂にて密教作法に基づく祈祷法要に参列します。神聖な空気が流れる中、僧侶の読経に心を寄せてお祈りをしましょう。
法要の後は僧侶から直接、神峯山寺ならではの拝仏の由来や神峯山寺の歴史、仏様に関する解説を聞きます。静かな空間で仏様とじっくりと向かい合い、鎮まっていく心の機微を感じ取れるかもしれません。
本堂を後にして美しい回廊を渡り、普段は開堂されていない観音堂へ。ここでは、全国的に希少とされる護法童子にも出会えます。仏法を護持する童子姿の天人であり、強い神通力を持ち、空を駆け回るとされている護法童子。その珍しく貴重な造形を心ゆくまでじっくりと拝仏できるのも、本プランの醍醐味です。
【護摩体験】神聖な暗闇の護摩祈願で悩みや迷いを焼き尽くす
護摩体験も、神峯山寺ならではの魅力的な内容です。神峯山寺の山内寺院である化城院では、連続護摩修行「毘沙門不動護摩」が休むことなく毎日行われています。炎とともに毘沙門不動へ願いを届けてくれる護摩修行には、人々の願いを聞き、救済する行が含まれているとのこと。
本プランでは、暗闇の中での本格的な護摩を体験。「A:連続7日間護摩木祈願」もしくは「B:個別祈祷と祈願札」の2種類から当日選ぶことができます。プランAでは、7本の護摩木をご自身で書き、体験日から7日間続けて護摩木にてご祈願。プランBでは、護摩祈願終了後に内内陣で個別祈祷を受けた後、祈願札が授与されます。
護摩木に願いごとを書き込み、化城院へ入堂すると、迫力ある護摩焚きが暗闇の中で約40分間にわたって行われます。護摩の炎は自分の心の中にある悩みや迷いを焼き尽くし、願いごとを毘沙門不動に届けてくれる力を持つといいます。炎のゆらぎを見つめていると溜まっていた心の澱が流されていくよう。護摩体験の後は、浄化されたように身体が軽く感じられます。
神峯山寺でしか味わえない限定の茶菓子を特別席で
仏様とゆったり向き合うことで心が癒されたら、余韻に浸りながら特別席でお茶とお菓子を堪能しましょう。拝仏体験と護摩体験ではお茶をいただく場所が異なります。
拝仏体験を選んだ場合は、中庭の見える客殿の和室を貸し切って、開放感あふれる縁側で過ごします。目の前には境内の豊かな自然が広がり、春には新緑、秋には紅葉など季節の移ろいを楽しめます。
お茶と共にいただくのは、1803(享和3)年創業の京都・西陣の菓匠 鶴屋吉信が、神峯山寺のためだけに作っている特別な茶菓子「麩焼きせんべい」。やさしい甘さが口当たり良く舌の上でほどけていくのを堪能しましょう。拝仏体験では、おみやげとしてこの茶菓子1箱を進呈。神峯山寺の仏様を写したポストカードと祈願札も授与されます。
護摩体験を選んだ場合は、中庭の見える寺院内の囲炉裏へ。「現実からひととき離れ、アットホームに和んでいただきたい」と僧侶。囲炉裏を囲んで普段はなかなか機会のない、僧侶と歓談をしながらの貴重な時間です。
僧侶が淹れてくれるお茶は、まろやかな味わいと優しさを感じてほっとします。穏やかな雰囲気に、時間の許す限りとりとめのない話を楽しむ参拝者も多いのだとか。聞きたいことがあれば、ぜひこの機会にいろいろと質問してみてはいかがでしょう。護摩体験では、神峯山寺の仏様を写したポストカードがおみやげとして渡され、お守り代わりに持ち帰ることができます。
※やむを得ない事情により、お茶をいただく場所が急遽変更になることがございます。あらかじめご了承ください。
先人たちの祈りが重なる聖地で心休まるひとときを
本プランは、複数人ではもちろんおひとりでの参加もおすすめです。通常立ち入ることができない特別な空間で、ゆっくりと仏様に向き合いお祈りすることができる拝仏体験と、真っ暗な御堂の中での護摩体験。どちらも完全に貸し切られた静寂空間で、自分自身と向き合うことのできる貴重な機会になるでしょう。
「ご自身のタイミングでいつでも来てください」とほほ笑む僧侶にも癒されます。忙しい日々に疲れたときは、人里離れた静かな空間で心を休めてみてはいかがでしょうか。先人たちの1300年にわたる祈りが重なる聖地で、自分自身をいたわり心身共に優しく浄化されるひとときをお過ごしください。
提供 天台宗根本山 神峯山寺

提供
天台宗根本山 神峯山寺
697(文武天皇元)年に役小角によって開山された天台宗の山岳仏教寺院。宝亀年間(770年頃)に開成皇子が箕面の勝尾寺から入山して創建。当時は僧坊21、寺領1300石に及び、仏教の聖地として比叡山などと並ぶ七高山のひとつとして栄えていたといわれる。日本最初の毘沙門天安置の霊場であり、3体の毘沙門天を本尊として祀る。2011年より連続護摩行が行われ、祈りを絶やさない寺院として信仰を集めている。
お客様の声
自然豊かで静寂なお寺。こんなに静かに仏様と向き合える機会は滅多になく、とても貴重な時間となりました。修験道を祖とする僧侶の読経は非常に力強く、護摩の炎と共に心身が浄化されるのを感じました。一方、僧侶とお話しする時間はとてもアットホームで癒やされます。肩の荷を下ろし、新たな活力が湧いてくるようなこの体験に、立ち止まって人生を考えたいときはまたぜひ訪れたいと思いました。
大阪府 40代 女性
護摩の由来や役割、向き合い方など背景について説明いただき、実際の体験と共に理解が深まり、さらなる興味が湧きました。ただ体験するだけより、こういった全体的なご説明をいただけると体験前後の自身の変化が分かり、より身に染みる貴重な時間になります。
兵庫県 50代 女性
幸運なことに参加者は私一人でした。とても贅沢な時間を味わいました。終わった後も丁寧にご住職が話をしてくださり、自然も大いに満喫しました。
大阪府 50代 女性
開催場所
天台宗根本山 神峯山寺
〒569-1051 大阪府高槻市原3301-1
・新名神高速道路 高槻ICより神峯山寺駐車場まで約8分、神峯山寺駐車場から神峯山寺まで徒歩約6分
・JR高槻駅北口より市営バス53(原大橋行き)に乗車、神峰山口バス停で下車、徒歩約20分
※山道となりますので、徒歩の場合はお足元に気を付けてお越しください。