墨田「片岡屏風店」都内唯一の工房で本格ミニ屏風作り −奈良時代から続く日本の伝統美に触れる−
体験の概要
1946(昭和21)年創業、都内唯一の屏風専門店「片岡屏風店」で体験するミニ屏風作り。熟練の職人に手ほどきを受けながら、和紙蝶番貼りから表紙・裏布貼りまで、実際の屏風と同じ構造のミニ屏風を製作します。本格的な屏風作りを楽しみながら、屏風の構造や、使われている道具の歴史も学びます。完成したミニ屏風は、インテリアに取り入れるだけで「和」の空間を生み出してくれます。
体験の特徴
・都内唯一の屏風専門店の2代目職人が丁寧にレクチャー。
・実際の屏風と同じ構造を持つ、本格的なミニ屏風を作れるOtonami限定プラン。
・墨田区「小さな博物館」に認定された屏風のショールームの解説付きで、屏風の歴史と魅力を学びます。
15,000円〜
(名/税込)
1〜6名
約120分
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詳しい内容
奈良時代から受け継がれる屏風を身近に
東京スカイツリーの麓にある「片岡屏風店」は、木枠、紙漉き、ふち塗り、貼りなどの技を用いて、一貫して屏風を手がける工房です。屏風はもともと大陸より伝来し、日本では奈良時代から使われてきた調度品。片岡屏風店は、長く受け継がれてきた技術を守りつつ、現代人が暮らしに取り入れやすい屏風を作っています。
工房には、屏風の文化継承や普及を目的とした「屏風博物館」が併設。屏風の構造や製作に使う道具、歴史を紹介したパネルなどが展示され、長い歴史のなかで職人たちがどのように伝統を受け継いできたかを知ることができます。墨田区の「小さな博物館」にも認定されているこの展示について、熟練の職人が自ら解説し、ささいな疑問にも答えてくれます。
職人が直々に伝える、奈良時代から続く屏風の歴史
本体験では、屏風の歴史を学びながら製作を進めていきます。屏風は、すきま風の多かった日本の木造家屋において風除けや間仕切りとして使われていた調度品です。徐々に絵が描かれ、装飾品としても重宝されるようになりました。折りたたむと空気に触れず劣化しづらいため、絵画の保存や展示に向いている点も長く愛されてきた理由です。
製作するのは、葛飾北斎の絵柄をあしらったミニ屏風。日本を代表する天才絵師と、伝統工芸・屏風のコラボレーションです。絵柄は「赤富士」「浪裏」のお好きなほうを選択できます。高さ29cm・横幅19.5cm(平にすると39cm)と手に取りやすいサイズで、部屋のインテリアとして気軽に飾ることができます。
丈夫かつ柔軟な和紙蝶番を通して、先人の知恵を知る
各工程で職人がお手本を見せてくれるので、それにならい手を進めます。本体験では、すでに下貼りされた状態の木枠が用意されているので、蝶番(ちょうつがい)貼りからスタート。屏風作りの要になるといわれる作業で、和紙でできた羽根を木枠に貼っていきます。後の工程で羽根を組む際にゆるみが起きないよう、木枠に密着しているか確認しながら進めます。
続いて、間差(あいさ)と呼ばれる厚紙を挟み、隙間を作りながら羽根同士を組み合わせます。ゆるみすぎずきつすぎない加減が大事なこの作業は、職人の経験や勘が必須。丁寧にフォローしてもらいます。「和紙だと破れやすいのでは」と思いきや、丈夫かつ柔軟な屏風の開閉が実現。和紙蝶番は日本特有の技術で、先人の知恵を感じます。
仕上がりを大きく左右する、水や糊の絶妙な加減を覚える
蝶番貼りの後は、表紙を貼っていきます。最初に裏側に湿り気を与えることで布が伸び、乾燥後に縮むことで、シワの出ない美しい仕上がりになるのだそう。「素材ごとの特性を見極めて水を打つ量を調整し、ピンと張った状態に仕上げます」と片岡氏。職人技に圧倒されるでしょう。その後、布の四隅に糊を付け、木枠に貼ります。
表紙を貼った後は、裏布そして「ヘリ」を同じ要領で貼っていきます。最適な湿り具合や糊の量、左右で絵柄の長さがずれないようにするためのちょっとしたコツなども職人が丁寧に教えてくれるので、はじめてでもきれいに仕上げられます。ご希望があれば、仕上げとして屏風の角に飾り金具を付けることも可能。華やかさがぐっと増します。
職人の手ほどきを受けながら、伝統工芸品を自らの手で製作
屏風といえば、結婚式場のような特別な空間にあるイメージが強い方が多いのではないでしょうか。本体験で作るミニ屏風は、日々の暮らしに取り入れやすく、和室はもちろん洋室にもマッチ。置くだけで品のある空間を演出してくれます。ミニサイズといえど、その存在感には人を惹きつける魅力があります。片岡屏風店で、職人の手ほどきを受けながらの屏風作りをぜひ体験してみてください。
提供 片岡屏風店
提供
片岡屏風店
1946(昭和21)年、東京・墨田に創業した都内唯一の屏風専門店。式場用や装飾用の大型屏風のほか、サイズや仕様などを希望に応じて仕立てるオーダーメイド屏風、著名な漫画家やイラストレーターとコラボレーションした屏風の製作も手がける。大切にしているのは、時代に合わせたものづくり。現代人が暮らしに取り入れやすい屏風の製作を行う。
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お客様の声
日本の屏風が世界に誇るべき伝統・文化であり、その魅力や理にかなった機能性などを作業の時々に説明してくださリ、屏風作り体験も丁寧にわかりやすく教えてくださいました。とても素敵なお品が出来上がると同時に、屏風に対して新たな知識を得ることができて、有意義な時間を過ごせました。
埼玉県 50代 女性
大変丁寧に教えてくださり、屏風の歴史や一つ一つの細工についてもとても勉強になりました。
東京都 60代 女性
本格的な屏風作りということで緊張していましたが、丁寧に教えていただいたので、難なくできました。ミニサイズですが、品があり、置くだけで雰囲気が変わります。また別の絵柄でも作ってみたいと思いました。
東京都 30代 女性
開催場所
片岡屏風店
〒131-0033 東京都墨田区向島1-31-6
・都営浅草線 本所吾妻橋駅 A4出口より徒歩約5分
・東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄浅草線、京成線、東武線 押上駅 A3出口より徒歩約8分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時│平日・土日の10:00〜(祝日を除く) ※その他のお時間もお気軽にお問い合わせください。
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
2024年12月
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残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
15,000円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、材料費、施設利用料、講習料
※下記の中からいずれか1種類の絵柄をお選びいただきます。
ご予約時「主催者からの質問」にてお知らせください。
・赤富士
・浪裏
催行人数
1回6名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.片岡屛風店に集合
2.屏風作り(和紙の蝶番を貼る)
3.屏風についての説明
4.屛風作り(屏風を組み、前オゼを貼る/北斎の表紙を貼る)
5.屏風についての説明
6.屏風作り(裏布を貼る/ヘリを付ける)
7.振り返り・質問など
8.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催24時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
糊を使用しますので、汚れても良い服装でおいでください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
6歳以上、12歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
予約期限
開催日の1日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。
よくあるご質問
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