
長浜「慶雲館」国指定名勝のガイド付き鑑賞&遠州流茶道の教授者による武家茶道体験


体験の概要
明治天皇の行在所として1887(明治20)年に滋賀・長浜の地に建てられた「慶雲館」。近代日本庭園の先駆者である小川治兵衛によって設計された美しい日本庭園と共に知られ、四季折々の景色を楽しむことができます。本プランでは、慶雲館の本館と日本庭園をガイド付きで巡る特別鑑賞に加え、長浜ゆかりの茶道の流派である遠州流の教授者による手ほどきで本格的な武家茶道を体験。長浜の歴史と文化を学ぶ、実りある時間をお過ごしください。
体験の特徴
・明治時代の歴史が息づく国指定名勝・慶雲館の広大な敷地内を、ガイド付きで見学する特別鑑賞。
・茶室「恵露庵」にて、長浜ゆかりの遠州流茶道の教授者による武家茶道を体験します。
・体験後は、近代日本庭園の先駆者と評される庭師・七代目小川治兵衛作の迫力ある庭園を自由に散策できます。
9,900円〜
(名/税込)
2〜10名
約90分
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詳しい内容
皇族や政府高官をもてなしてきた長浜の迎賓館
慶雲館は、1887(明治20)年、明治天皇の京都行幸の折に長浜での休憩所として建てられました。長浜の豪商・浅見又蔵が私財を投じて自らの土地に建設し、吟味された尾張産の檜などを使用。入母屋造り妻入りの玄関を設け、寄棟造りの木造二階建てとなった和風建物は、当時の総理大臣・伊藤博文によって「慶雲館」と命名されたと伝わります。

その後慶雲館は、浅見又蔵の別荘として、また長浜の迎賓館として利用されました。1912(明治45)年には、2代目の浅見又蔵によって現在の庭園が完成。作庭を手がけたのは、近代日本庭園の先駆者と呼ばれた京都の「植治」こと7代目小川治兵衛です。植治の庭を丁寧に復元し、2006年には国指定名勝となった慶雲館。約6,000平米もの広大な敷地内に多くの見どころがあり、明治時代の歴史や文化の名残を留めています。

専門ガイドの解説と共に広大な敷地内を巡る
慶雲館は、新春に日本最高峰の梅の盆栽展「長浜盆梅展」の会場になることでも知られます。本体験では、本館を専門ガイドによる案内で巡ります。本館は長浜の迎賓館としても使われ、館内には美しい建築様式が残され、貴重な調度品や美術品などを展示。明治天皇と皇后をお迎えするために設えられた「玉座の間」も見学することができます。

建設当時は、東側に伊吹山、南西側に広大な琵琶湖を一望でき、すばらしい眺望だったそう。現在は琵琶湖は見えませんが、美しい庭園を高い位置から眺めることができます。

小川治兵衛が手がけた日本庭園は慶雲館の魅力のひとつ。庭園内に点在する見どころについても詳しく説明があります。長浜の歴史に思いを馳せながら、美しい自然を存分に楽しみましょう。
長浜ゆかりの流派 遠州流の教授者に学ぶ、本格的な武家茶道
館内の特別見学の後は、茶室へ移動して茶席を体験します。会場は、本館とともに1887(明治20)年に建設された茶室「恵露庵」。長浜ゆかりの流派として知られる遠州流茶道の教授者が手ほどきします。

江戸時代初期の大名茶人であり、遠州流茶道の流祖である小堀遠州。近江長浜で生まれ、幼い頃より英才教育を受けた遠州は、千利休や古田織部と続いた茶道の本流を受け継ぎ、徳川将軍家の茶道指南役も務めました。

武士の精神修養と品格を重視した武家茶道には、“綺麗さび”という美意識が根底にあります。そのお点前に宿るのは、凛々しさと品格を兼ね備えた美しさ。じっくりと所作を観賞しながら、心静かにおもてなしの時間を堪能しましょう。また、“遠州好み”という言葉があるように、遠州の美的センスは茶室のしつらえや茶道具にも色濃く反映されています。遠州流ならではの美学を存分に感じながら、武家茶道の奥深い世界に触れられます。

七代目小川治兵衛作の美しい日本庭園を自由散策
美しい庭園は、慶雲館の魅力のひとつ。茶道体験の後は、約6,000平米もある敷地内の庭園を自由に散策できます。作庭を手がけたのは、平安神宮神苑をはじめ多くの造園を手がけた七代目小川治兵衛。それまでの日本庭園にはなかった開放的な趣が七代目小川治兵衛の特徴で、慶雲館にも反映されています。

本館の南に広がる主庭は、地形に大きな起伏をつけた立体的な構成の池泉回遊式庭園。滝に見立てた立石などの巨石が調和し、見る人を圧倒します。ほかにも、表門の前庭にある高さ5mの巨石を使った大灯籠や、日本一大きいといわれる芭蕉の句碑など、随所に様々な見どころがあります。ゆっくりと見て回りましょう。

長浜の風情にふれ、お茶の香りに心安らぐ
歴史ある慶雲館を案内付きでゆっくりと鑑賞し、さらに茶席も楽しめるのが、Otonamiプランならではの魅力です。体験が終わる頃には、長浜という地への興味がさらに深まることでしょう。例年早春に開催される長浜盆梅展では、多くの観光客で賑わいます。季節を変えて訪れ、その多彩な表情に触れてみてはいかがでしょうか。

提供 慶雲館

提供
慶雲館
1912(明治45)年、明治天皇の行在所として建てられ、長浜のまちの迎賓館として歴史を刻んできた。実業家の浅見又蔵が建設し、伊藤博文が「慶雲館」と命名したと伝わる。敷地内にある庭園は、近代日本庭園の先駆者といわれ多くの造園を手がけた七代目小川治兵衛が作庭。毎年1月上旬から3月上旬に「長浜盆梅展」が開催され、多くの人が訪れる。
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開催場所
慶雲館
〒526-0067 滋賀県長浜市港町2-5
▼電車の場合
・JR北陸本線 長浜駅(西口)より徒歩約3分
▼車の場合
・北陸自動車道 長浜ICより約15分
予約について
カレンダーから、ご希望の日付を選択してください
催行日時│月3日程度 10:00〜11:30 / 13:30〜15:00
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
現在ご予約が可能な催行日がございません。
即時予約
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残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
9,900円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、施設利用料、入館料、案内料、お茶・お菓子
催行人数
最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回10名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.慶雲館(玄関)の受付に集合(体験開始の5分前にお集まりください)
2.慶雲館のご案内(約25分)
3.茶室「恵露庵」への移動(約5分)
4.茶道体験(約60分)
※薄茶のお点前をベースとしたお茶会です。
5.解散、館内および庭園の自由見学
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
・白い靴下をお持ちください。
・パンツまたは正座した時に膝が隠れる長さのスカートでお越しください。
・体験中はアクセサリー類(指輪、ピアス・イヤリング、ネックレス、時計など)を外していただきます。
・暖房がないため、冬場は暖かい格好でお越しください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
12歳以上、18歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※お子様がご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
よくあるご質問
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