京都「東福寺塔頭光明院」“虹の苔寺”と称される名刹の特別拝観ツアー −襖絵鑑賞・坐禅体験−
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体験の概要
京都五山のひとつとして名高い東福寺の塔頭「光明院」を巡る特別拝観ツアーと坐禅を体験するOtonami特別プラン。“虹の苔寺”の異名の由来である、昭和の名作庭家・重森三玲が手がけた「波心庭」をはじめ、堂内の襖絵や掛け軸などについてご住職の解説付きで鑑賞します。非公開エリアにある観庭楼で行う坐禅は、普段は見られない上階からの波心庭を眺めながら心を整える貴重な機会。坐禅のあとはご住職と和やかに語らう歓談の時間を設けています。Otonami限定の御朱印もオプション(有料)にてご用意。
体験の特徴
・東福寺塔頭光明院の歴史や本堂の成り立ち、名庭「波心庭」や襖絵などのしつらえを、ご住職から直々にご案内いただく特別拝観ツアー。
・通常非公開の書院の2階「観庭楼」にて坐禅を体験し、禅の学びを深めます。
・禅寺ならではの静寂に包まれた、知る人ぞ知る穴場。喧騒を離れ、美しい庭園を鑑賞しながら穏やかなひとときを過ごしたい方におすすめです。
【Important Notice】
This experience will be conducted in Japanese.
Please make a reservation through our global site
if you request English or other language support.
Available dates can be different from the calendar on this page.
7,000円〜
(名/税込)
1〜10名
約90分
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詳しい内容
知る人ぞ知る東福寺塔頭、静寂さを保つ禅寺「光明院」
京都を代表する禅寺・東福寺の六波羅門から南に5分ほど足を伸ばすと、閑静な高台に佇む光明院の山門が見えてきます。光明院は、25ヶ所ある東福寺の塔頭寺院のうちのひとつ。室町時代初頭の1391(明徳2)年に、東福寺 第70世住持であり但馬の極楽寺などを創建した金山明昶(きんざんみんしょう)によって開創されました。
光明院には、御本尊である釈迦如来のほか、仏教の守護神・摩利支尊天(まりしそんてん)も鎮座しています。摩利支尊天とは、陽炎(かげろう)を神格化した古代インドの開運の女神・マーリーチのこと。陽炎のごとく変幻自在で捉えようがないゆえ、進路を妨害されることなく突き進むとされ、古くから勝負の護神として戦国武将などの間で信仰が広まったといわれています。
光明院の見どころのひとつは、主庭である池泉式枯山水「波心庭(はしんてい)」。世界的にも有名な東福寺の方丈庭園や松尾大社庭園など数々の名庭を生み出した、昭和の名作庭家・重森三玲(しげもりみれい、1896-1975)により、1939(昭和14)年に作庭されました。大海原を表現した白砂の上に、仏様に見立てた三尊石(釈迦三尊、阿弥陀三尊、薬師三尊)と48の巨石を配置。白砂と苔のコントラスト、借景の木々などが見事に調和し、深遠な禅の世界が表現されています。
悟りの世界を表す波心庭を心ゆくまで鑑賞
はじめに、ご住職より解説を受けながら、本堂から波心庭を鑑賞します。波心庭は、寺名の「光明」をテーマに、雲が晴れて大海原に映り込む悟りの月を表し、悟りの先には仏様の後光が満ちていることを伝えます。また、白砂と石を庭の中央に、成長していく木々をその周りに置くことで、「環境が変わっても芯が変わらなければ大事なものは残ることを教えてくれています」とご住職。解説を受けた後では、ひときわ感慨深い気持ちが湧いてきます。波心庭は様々な角度から眺めることができるので、自分だけの感性で風景を切り取り、心ゆくまで堪能しましょう。
光明院は、別名「虹の苔寺」とも呼ばれます。それは、美しい波心庭を四季折々の木々や草花が虹のように彩ることから。初夏にははサツキとツツジが見事に咲き誇り、夏は青もみじ、秋は紅葉が艶やかに色づきます。また、雨季には大雨の後に白砂の上に池ができ、苔の緑がより一層際立って見えるそう。
波心庭から見て東の方向にある高台の茶亭「蘿月庵(らげつあん)」へも特別にご案内(※)。蘿月とは、蔦の間に見える月のこと。波心庭の借景となる木々の刈り込みの後ろから高台へ登ると、月の優美さを感じさせる独特の円窓が目に飛び込んできます。通常非公開の蘿月庵から眺める光明院とその先の京都の街並みは、なかなか見られない貴重な景色となることでしょう。
※羅月庵は本堂から少し離れているため、ご案内については天候やご希望の有無によって異なります。
日本の伝統技法による襖絵やアートを鑑賞
光明院の建築には、丸、三角、四角の小窓や、なまず、瓢箪、ハートの装飾など禅の教えに由来するモチーフが数多くしつらえてあります。じっくりと堂内を巡ってモチーフを探すのも、喧騒を離れた寺院ならではの楽しみ方のひとつです。
さらに、日本の伝統技法を用いた襖絵や掛け軸など、禅とアートとの関わりなどのお話も聞くことができます。現代に残る日本の文化財は、数百年前に生み出された作品が守られてきたもの。次世代の文化財をつくるのは現代のアーティストであり、それらを守り継承していくことはお寺の役割だと、ご住職は考えています。そのため近年、現代のアーティストによる展示を積極的に行っています。新進気鋭の若手絵師・丹羽優太氏が住み込みで描く襖絵もあり、タイミングが合えば未来の文化財に出会えるかもしれません。
日常生活に活かせる禅の学びと坐禅体験
特別拝観ツアーの後は、通常は関係者しか立ち入ることができない書院の2階「観庭楼」にて、禅の学びと坐禅を体験します。手足の組み方や呼吸の作法をはじめ、坐禅を組む際の心構えも教わります。「自分の理想に執着すると参拝客のざわめきなどを邪魔に感じてしまいますが、本来は鳥の鳴き声と変わりはないのです」とご住職は話します。
2階から見下ろす波心庭は、1階から観るのとは異なる印象を受けます。月の立場から眺めているような気持ちになったり、今いる場所から別の角度で世界を観ることの大切さを感じたりしながら、坐禅で心を整えましょう。
ツアーの締めくくりには歓談の時間を設けています。ここを訪れる人々が自分自身と素直に向き合えるよう、なるべく自由に過ごせることを心がけているというご住職。あたたかく迎え入れてくれる空間での語らいのひとときに心がほどけていくのを感じます。
静寂の中で禅の深遠に触れるひととき
波心庭をはじめ、寺院内のあらゆる芸術作品が禅の世界を表している光明院。特別拝観ツアーを通して、悟りの学びを深めることができるでしょう。また、坐禅で心を落ち着かせれば、心の波も穏やかに凪いでいきます。悟りを求める心があれば、仏様はどこまでも答えてくれる……。豊かなひとときを過ごしに、この地を訪ねてみてはいかがでしょうか。
提供 東福寺塔頭光明院
提供
東福寺塔頭光明院
臨済宗東福寺派 大本山東福寺の塔頭寺院。1391(明徳2)年に金山明昶によって開創。1868(明治元)年の神仏分離令により廃仏毀釈の被害に遭うも、1911(明治44)年に再興。主庭となる枯山水庭園「波心庭」は、1939(昭和14)年に昭和の庭造りの名人・重森三玲により作庭。御本尊は釈迦如来、山門側の前庭「雲嶺庭」には勝負の守護神・摩利支尊天が鎮座する。
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開催場所
東福寺塔頭光明院
〒605-0981 京都市東山区本町15丁目809
・京阪本線 鳥羽街道駅から徒歩約7分
・JR奈良線/京阪本線 東福寺駅から徒歩約15分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時│平日・土日 10:00~11:30 / 14:00~15:30
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
現在ご予約が可能な催行日がございません。
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
7,000円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、施設利用料
〈オプション〉
Otonami限定御朱印
+700円(税込)
季節によって異なる言葉や漢字が書かれたOtonami限定の御朱印をご用意します。
※書き置きの御朱印となります。
催行人数
1回10名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.東福寺塔頭光明院 受付(玄関)に集合(体験開始の5分前にお集まりください)
2.住職による境内の特別拝観ツアー(約30分)
※都合により、住職以外の担当者がご案内する場合がございます。
3.坐禅体験(約30分)
4.歓談(約20分)
5.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
・動きやすい服装でおいでください。パンツスタイルが望ましいです。
・裸足になって行う動きがあります。ストッキングやタイツはお控えください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
6歳以上、12歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※お子様がご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
・身体の不調(膝痛や腰痛など)がある方はお申し出ください。
・本体験はすべて日本語で催行されます。お時間の都合上、進行速度への配慮ができかねるため、通訳を介する必要があるお客様のご参加はご遠慮いただいております。ご理解とご了承をいただけますようお願いいたします。
・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
よくあるご質問
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