宇治「興聖寺」曹洞宗最古の寺院を僧侶の案内で巡る、1日1組限定 閉門後特別拝観ツアー&坐禅体験
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体験の概要
京都・宇治の古刹「興聖寺」にて、閉門後に少人数貸切で行うOtonami限定の特別拝観ツアー。境内の貴重な文化財や名勝を解説付きで巡り、普段は修行僧のみが立ち入ることができる僧堂にて坐禅を体験します。さらに、僧侶自らのお点前でお茶のおもてなしも。修行道場ならではの凛とした空気を感じられるだけでなく、禅の美あふれる枯淡で美しい境内をゆっくりと堪能できます。季節により境内のライトアップも楽しめます。
体験の特徴
・曹洞宗最古の寺院にて、閉門後に僧侶の案内で境内を巡る少人数限定の特別拝観ツアー。
・普段は立ち入ることができない僧堂で、本格的な坐禅を体験します。
・僧侶自らのお点前によるお茶と季節のお茶菓子を、庭園を眺めながらいただきます。
7,500円〜
(名/税込)
1〜5名
約120分
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詳しい内容
曹洞宗最古の寺院「興聖寺」
興聖寺は、1233(天福元)年に道元禅師によって曹洞宗最初の寺院として建立。戦乱で廃絶したのち、1649(慶安2)年に京都・宇治に再興されました。日本に約14,000以上もある曹洞宗の寺院のなかでも最古の修行道場「初開道場」であり、今なお修行道場としての伝統を守り続けています。
宇治川のほとりから続く参道「琴坂」は、興聖寺の庭園とともに京都府指定名勝に指定。参道の両端を流れる川のせせらぎが琴の音に似ていることからその名が付き、今では多くの人々に親しまれるスポットに。季節ごとに表情を変え、息をのむような景色に包まれる琴坂は、何度でも訪れたくなる魅力があります。
興聖寺は、お茶どころとして栄えてきた宇治を代表する寺院。お茶とも深い所縁があります。興聖寺が建つこの場所には、宇治七茗園(室町時代に指定された7つの優れた茶園)のひとつ「朝日園」があったといいます。現在も茶樹が残り、地域ぐるみで茗園の復活に向けた取り組みもしているそう。境内には茶筅を焚き上げる茶筅塚があるなど、宇治のお茶文化と共に歩んできた深い歴史を感じることができます。
凛とした空気と静寂を感じながら境内を巡る
興聖寺は、今なお多くの修行僧が身を置き修行を重ねる厳かな場所。静寂さの中にも、不思議な力が満ちています。特別拝観ツアーは僧侶が生活する庫裡(くり)からスタート。はじめに目を引くのは、モクモクと湯気をたてる大きなかまど。京都の方言で「おくどさん」と親しまれるかまどは、興聖寺の修行僧が現役で使用しているものです。通常、修行道場は立ち入り厳禁としている寺社が多く、参拝客が見学できる機会はなかなかないのだとか。修行僧の暮らしぶりを肌で感じることができるのも、本ツアーならではの魅力のひとつです。
法堂は伏見城の遺構でつくられたもの。鴬張りの廊下や、伏見城の床を移築した血天井など、独特の重厚感や風格を感じます。法堂では普段から法要をはじめとする仏事が執り行われ、道元禅師の自作と伝わる御本尊「釈迦牟尼仏」が日々多くのお勤めを見守っています。
奥には、中興の祖とされる永井尚政公の像が祀られる天竺殿、道元禅の坐像と歴代住職を祀る開山堂など見どころが続きます。宝物殿には『源氏物語』宇治十帖古跡の「手習の杜」に祀られていた手習観音が安置され、多くの縁と歴史を感じられます。僧侶の方が法話を交えて丁寧に案内をしてくれるため、知識がなくても楽しみながら巡れるのが嬉しいポイント。興聖寺が紡いできた歴史だけでなく、仏教や禅の思想にも理解が深まるでしょう。
普段は立ち入ることのできない「僧堂」で坐禅を体験
坐禅の体験は、修行僧が寝泊まりをする場所である僧堂で行われます。興聖寺の僧堂は、「禅苑清規」という規範に基づいて建てられ、道元禅師が禅宗を伝えた当時の空間を忠実に再現しています。曹洞宗の教えの根幹は坐禅にあるといいます。坐禅のはじまりともいえるこの場所で、禅の教えを五感五体で体験しましょう。
坐禅の組み方や意味、作法などは坐禅の前に丁寧な説明があるので、初心者でもご安心を。坐禅というと、警策(きょうさく)という肩や背中を棒で叩く厳しい励ましを想像しがちですが、体験者には行っておらず、より気軽に参加できるように工夫をしているそう。足の組み方に決まりはあるものの、無理のない座り方で問題ありません。
坐禅は、坐蒲(ざぶ)という坐禅用のクッションを使います。坐蒲を使うと背筋が伸び、より良い姿勢を保てるので、初心者でも集中して坐禅をすることができます。坐禅は「思いを手放す」ことが大事で、あえて頭を空っぽにしようとするのではなく、思い浮かんできたことを追いかけ考えるのでもなく、一歩引いて見つめるのが良いといいます。坐禅を続けるうちにだんだん心と体が落ち着いていく……。そんな不思議な感覚を体感できるでしょう。坐禅後は心が軽くなり、清々しさを感じられるかもしれません。
僧侶自らのお点前をいただく特別なおもてなし
体験後には、庭園を眺めながらお茶とお茶菓子をいただきます。坐禅の余韻に浸りながら、心落ち着く時間をお過ごしください。
茶道は禅と深いつながりを持ちながら発展してきた文化です。もともとお抹茶は、坐禅の眠気ざましとして飲まれていたもの。その後一般にも広く浸透し親しまれてきましたが、お茶を点てる作法や洗練された動きも、禅の境地を追求する手段のひとつとして、茶道をたしなむ僧侶は多いといいます。
本プランでは、僧侶による本格的なお点前を目の前で見学できます。地元宇治産の抹茶の豊かな風味、こだわった朝日焼の茶碗など、宇治の古刹ならではの特別なおもてなしをご堪能ください。
お茶をいただく大書院は、1912(明治45)年に建てられ、1919年(大正8)年に貞明皇后が行啓された際に移築されたもの。四季の移ろいが楽しめる庭園も、興聖寺の見どころのひとつです。庭園には坐禅石もあり、随所に禅の美が取り入れられています。
禅に触れ、より深く日常を味わう経験を
本体験は、閉門後に行われる少人数の貸切プラン。夕闇の静寂のなかで巡る境内は、昼間とはまた違った表情が魅力です。風の音、鳥の声、川のせせらぎなど、普段はあまり気に留めなかった自然の音色も楽しめるかもしれません。体験の前後には、日の入りの時間に合わせて行われる境内のライトアップも堪能できます。
坐禅をすることは、「より深く日常を味わう」ことにもつながるといいます。自分自身に向き合う時間があれば、今までは考えが及ばなかった事柄や思いなど、新たな気付きに出会えるかもしれません。普段さまざまなことを考え、疲れている方はいったん考えるのをやめてみてはいかがでしょう。興聖寺の美しい自然に包まれながら、心休まる穏やかなひとときをお過ごしください。
提供 曹洞宗仏徳山 興聖寺
提供
曹洞宗仏徳山 興聖寺
1233(天福元)年に道元禅師によって開創された曹洞宗最初の寺院。その後戦乱により一度は廃絶したものの、1649(慶安2)年に永井尚政公が現在の場所に再興。曹洞宗最古の初開道場であり、今なお修行道場として多くの修行僧が生活している。参道の「琴坂」は宇治を代表する名勝として有名。宇治の茶文化との所縁も深く、『源氏物語』ゆかりの品々や史跡、数々の文化財を有するなど様々な魅力を持ち合わせている。
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お客様の声
琴坂は知っていましたが、その先の興聖寺に立ち入ったのははじめてでした。現在も修行僧の方々が生活されていると知り驚きましたが、その空間を見学させていただき、坐禅体験までできるのはとても貴重で新鮮でした。坐禅体験の後は少しボーッとしたような、それでいてすっきりしたような気持ちになりました。はじめての坐禅体験でしたが、初心者にもわかりやすく丁寧でおすすめです。
大阪府 30代 女性
開催場所
曹洞宗仏徳山 興聖寺
〒611-0021 京都府宇治市宇治山田27-1
・JR奈良線宇治駅から徒歩約25分
・京阪宇治線宇治駅から徒歩約15分
予約について
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催行日時|平日・休日(4・9の付く日以外) 17:00~19:00
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2024年5月
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即時予約
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残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
7,500円(名/税込)
料金に含まれるもの 拝観料、坐禅体験料、お茶・お菓子
催行人数
1日1組限定(1回5名まで)
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.興聖寺 入口に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.寺院の見学
3.僧堂での坐禅体験
4.僧侶によるお点前でいただくお抹茶と季節の和菓子
5.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催3日前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
坐禅のできる服装でお越しください。ミニスカートやタイトスカートはご遠慮ください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
特にございません。
予約期限
開催日の3日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。
よくあるご質問
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