
京都「kuska fabric」丹後ちりめんの歴史を辿る工房見学 −セレクトできるアイテム付き−


体験の概要
京都・丹後地方で300年の歴史を持つ「丹後ちりめん」の魅力をグローバルに発信するテキスタイルブランド「kuska fabric(クスカ ファブリック)」。普段は立ち入れない工房にて職人の手仕事を見学し、織物の組織や丹後織物の歴史について学ぶ体験です。工房見学後は併設のファクトリーショップへ移動し、Otonamiプランのために特別にセレクトした商品からお好みのアイテム(18,000円相当)を選んで持ち帰ることができます。ご希望の方には、オプションでイニシャルなどの刺繍を施すことも可能です。
体験の特徴
・通常非公開の「kuska fabric」の工房で、伝統的な技法を用いた職人の丁寧な手仕事に触れられるOtonami限定プラン。
・日本の和装文化を支えてきた織物産地・丹後の織物技術や歴史を学ぶことができます。
・国内外で注目される、糸作りから染め、織り、縫製までオールハンドメイドの希少な手織りシルクアイテムのおみやげ付き。
34,100円〜(名/税込)
1〜5名
約60分
詳しい内容
丹後ちりめんの美しさを世界に発信するテキスタイルブランド
京都の北部、日本三景の天橋立などを有する風光明媚な丹後地方は、古くから絹織物の産地として知られています。なかでも300年の歴史を誇る「丹後ちりめん」は、上質な和服の生地として長く珍重されてきました。1936(昭和11)年創業の手織りメーカーであるクスカ株式会社が自社ブランドとして2010年に立ち上げた「KUSKA」は、伝統的な丹後ちりめんの技法を用いた職人の手仕事により、他にはない上品な光沢と表情のある生地を実現。ネクタイやストールなどのファッションアイテムで、丹後ちりめんの素晴らしさを世界に発信してきました。

その品質とデザインが評価され、イタリア・フィレンツェの名店や英国王室御用達のテーラーとのコラボレーションも展開。2022年には、手織り生地の豊かな風合いをより広く届けるため「kuska fabric」として生まれ変わり、靴やバッグ、アクセサリーなど、現代のライフスタイルに寄り添う幅広い提案をしています。

丹後織物の成り立ちや歴史を学ぶ貴重なひととき
最終形である商品だけでなく、制作のプロセスや作り手の想いまでをブランドコンセプトに含めたkuska fabricの工房は、通常非公開。今回のプランでは特別に、職人の手仕事を間近に見学します。

工房では、職人の方から織物の成り立ちや丹後ちりめんの歴史について説明を受けます。職人は全員女性で、20〜40代の地元出身の方だそう。伝統工芸の世界では職人の高齢化が問題となるなか、丹後ちりめんの技術を未来につなげる役割を担っています。

ブランドの真髄ともいえるハイブリッドの手織り機
kuska fabricでは、手織りならではの風合いを出すため、昔ながらの手織り機の骨組みなどを再利用。幅・長さ・高さを調整し、さらに機械織りの良い部分を加えてオリジナルの手織り機を作り上げました。世界でここにしかない伝統と革新を兼ね備えた織り機から、極上の生地が生み出される瞬間に立ち会える、またとない機会です。

工房では同時にいくつもの生地が織られているので、柄と織り方の違いを見ることができます。糸づくりから、染め、手織り、縫製まで、職人の手仕事によるため、作業は様々。タイミングによっては、糸を撚(よ)る作業や生地の裁断、縫製なども見ることができるかもしれません。
さらに、本プランでは特別に、手織りを体験できる時間もご用意。短い時間ではあるものの、職人による織物づくりの一端に触れる貴重なひととき。存分にお楽しみください。

ファクトリーショップでオールハンドメイドの作品に触れる
工房見学が終わったら、併設のファクトリーショップへ移動。ショップにはkuska fabricのすべての商品が揃い、実際に手に取って見ることができます。ネクタイやチーフなどのファッションアイテムから、バレッタやピアスなどのアクセサリーまで、アイテムの幅広さに驚きます。

ファクトリーショップでは、本プランのために特別にセレクトした商品からお好みのアイテムをおみやげに選びます。所定の金額内であれば、複数を組み合わせることも可能です。職人のオールハンドメイドで作られるアイテムは表情が豊かで、まさに世界にひとつだけの作品。選んだ品はギフトボックスに入れてもらえるので、大切な方への贈り物にもぴったりです。ネクタイやスカーフには、別料金でイニシャルなどの刺繍を入れられます(刺繍を入れる場合は後日配送)。

ものづくりの原点である手仕事に触れる貴重な体験
大量生産・大量消費の時代、すべてを職人の手仕事にこだわった逸品に出会える本体験。流通する布のほとんどが機械で織られているなか、糸作りから染め、織り、縫製までオールハンドメイドの商品が作られる工程を見学できる機会は稀でしょう。脈々と受け継がれる日本のものづくりの心に触れ、手織り生地の豊かな表情を愛でる心地よい時間をご堪能ください。

提供 kuska fabric(クスカ ファブリック)

提供
kuska fabric(クスカ ファブリック)
京都・丹後で1936(昭和11)年より織物業を営むクスカ。その3代目社長である楠泰彦氏が立ち上げた「KUSKA」をリブランディングして、2022年に生まれた新ブランド。丹後ちりめんの伝統の技法をベースに、手仕事にこだわるものづくりをしている。「伝統・ファッション・芸術」の3つを融合させ、今のライフスタイルに合わせた丹後織物を世界に向けて発信している。
お客様の声
以前から漠然と憧れていた丹後ちりめんですが、実際に織る様子が見学できて親しみが沸きました。独特の手触りと光沢ある生地がすばらしく、さらに職人さんの丁寧な手仕事にも感動しました。修理もしてくださるということでしたので、ネクタイを家族へのプレゼントにしました。
東京都 50代 女性
開催場所
クスカ
〒629-2314 京都府与謝郡与謝野町岩屋384-1
・JR与謝野駅から車で約10分