上野「真多呂人形」木目込み人形唯一の正統伝承者から学ぶ、本格的な日本人形作り −全3コース−
体験の概要
木目込み人形の唯一の正統伝承者、東京・上野「真多呂人形」での人形作り体験。木目込みとは、江戸時代より日本人形に使われる技術のことで、木製の型に彫ってある溝に合わせて生地を入れていく(木目込む)方法。この伝統技法を使って、本格的な木目込み人形を製作します。3万円・5万円・10万円の3つのコースをご用意し、人形は10種類のなかから選択可能です。プロの講師による手ほどきがあり、どなたでも安心して体験できます。
体験の特徴
・着物の色合わせや人形の歴史をはじめとする日本の伝統を学べます。
・人形のためだけに用意された生地は色も柄も様々。指定の範囲内でお好きな生地を選べるOtonami限定プラン。
・全コース完成保証。3万円コースは職人が仕上げて配送、5万円コース・10万円コースは職人による仕上げ後の配送のほか完成するまで通い続けることも可能。
30,000円〜
(名/税込)
1〜4名
約300分
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詳しい内容
卓越した技で本物を作り続ける「真多呂人形」
1919(大正8)年創業、東京・上野にある「真多呂人形」は、京都の上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として唯一認定されている工房です。日光東照宮の千人武者行列の甲冑修理や、愛媛県の大山祇(おおやまづみ)神社に所蔵されている源義経が着用したという「赤糸威鎧」の再現など、数多くの模写や修理を手がけています。確かな時代考証に裏付けられた技で、本物を作り続けています。
当代である3代目・金林真多呂氏は、木目込み人形の伝統技法に現代感覚あふれる“真多呂らしさ”を盛り込んだ、雅やかな逸品を作り続けています。ひな人形や五月人形といった従来の日本人形だけでなく、キャラクターとコラボレーションした人形を製作するなど、日本人形を身近に感じてもらうための取り組みにも力を入れています。
日本人形や和のしきたりの奥深さをあらためて知る
本体験では、人形製作を進めながら、講師が人形の歴史や日本文化についてレクチャーします。今回製作する真多呂人形は、約280年前の江戸時代に誕生したもの。京都の上賀茂神社に仕えていた職人・高橋忠重が、趣味で京都・鴨川のほとりの柳の木を素材に木彫を施し、その溝に神官の衣裳の端切れを木目込んで作ったのがはじまりとされています。
真多呂人形を作るには、一つひとつ衣装や模様の筋彫りを入れ、目打ちなどで生地を入れ込む(木目込む)必要があり、この技術は1978(昭和53)年には伝統工芸品に認定されています。このように江戸時代から途切れることなく受け継がれてきた人形づくりの話はもちろん、五節句など日本のしきたりに関する話も聞けるなど、貴重な時間を過ごすことができます。
今回のOtonamiプランでは、基本プラン(3万円コース)のほかに、オプションプラン(5万円コース・10万円コース)をご用意。人形は全3コース・10種類のなかから選択可能です。
艶やかさに息を飲む、衣装の生地選び
本体験は、まず衣装の生地選びからスタート。指定の生地の中から好きな生地を選べます。3万円コース・5万円コースでは化繊(かせん)の生地から、10万円コースでは絹100%の正絹(しょうけん)の生地から選択可能です。これらはすべて人形の衣装のためだけに用意された生地で、人間の衣服の生地をそのまま使うことはありません。平安・鎌倉時代から伝わる柄を人形用に小さくして作ったものもあります。
色も手触りも一つひとつ異なる生地を前に、どれを選ぶか迷ってしまうかもしれません。しかも、ひとつの人形の衣装には、複数の生地が使われているため、色と柄の組み合わせも考える必要があります。生地選びに迷ったら、講師に好きな色や完成イメージを伝えてみましょう。ご希望に沿った提案をしてくれます。
伝統技法の「木目込み」を自らの手で体験
続いて木目込みを体験。木目込みべらを使って、すでに彫られている溝に糊を入れます。コツは糊を少量ずつ入れること。木目込みべらでグッグッと押し込むように糊を詰めていきます。黙々と進めるこの作業に、時間が経つのを忘れるほど夢中になる人も多いのだそう。
糊を入れたら、人形の衣装着用時のサイズに合わせて切った生地の端を、木目込みべらを使って溝にしまっていきます。作品によって工程は異なりますが、どの作品でも最初はこの木目込みを繰り返します。時間内に完成しない場合は、3万円コースは職人が仕上げて後日配送、5万円コース・10万円コースは職人が仕上げて後日配送するか完成するまで教室に通うかを選択できます。
大切な人に想いを込めて人形を
日本人形というと、雛人形や五月人形を思い浮かべるのではないでしょうか。「人形は大切な人に贈るもの。気持ちが込められています」と金林氏。実際に「孫や子どもに手作りの人形を贈りたい」と製作に訪れる方は少なくないのだそう。大切な人を想いながら行う人形作りは、かけがえのないひとときになるでしょう。
予算や完成イメージを選んで、個性豊かな真多呂人形を製作できる本体験。和室にも洋室にもなじむ人形のほか、インテリアとして気軽に飾れる人形もあり、江戸時代から続く日本の伝統文化を身近に感じられます。真多呂人形で、本格的な木目込み人形作りを体験してみてはいかがでしょうか。
提供 真多呂人形
提供
真多呂人形
1919(大正8)年創業の人形工房。木目込み雛人形や五月人形などを手がけ、京都の上賀茂神社から木目込み人形の正統伝統者として唯一認定されている。併設するショールーム「真多呂人形会館」には、日本人形協会認定の節句人形アドバイザー2名が常駐し、希望や予算、設置場所に合わせて適切な人形選びをアドバイス。
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お客様の声
細かい作業は苦手なのですが、講師にそばで丁寧にフォローしてもらえたのでありがたかったです。初心者でも本格的な日本人形が作れるなんて驚きました。今回、あらためて日本人形の奥深さを感じました。自分で作った世界でたったひとつの人形、ずっと大切にしたいです。今度は家族のための贈り物としても作りたいと思いました。
東京都 30代 女性
伝統文化を知ることは大切だし、これだけ手間に間かけて作られていることを知って欲しい。自分1人だけだったのでマンツーマンで見ていただき、とても充実した時間を過ごしました。また素晴らしいひな人形をゆっくり鑑賞でき、素晴らしい1日でした。
埼玉県 50代 女性
開催場所
真多呂人形
〒110-0005 東京都台東区上野5丁目15-13
・東京メトロ日比谷線 仲御徒町駅 2番出口よりすぐ
・JR御徒町駅 南口より徒歩約3分
・都営地下鉄 上野御徒町駅 A8出口より徒歩約3分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時|火曜 10:30~15:00(お昼休憩30分)、水曜 10:00~15:00(お昼休憩60分)、土日 10:00〜15:00(お昼休憩60分) ※火曜の体験時間は、予約カレンダー上は終了予定時刻15:30と表示されますが、実際は15:00となります。
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
2024年12月
日
月
火
水
木
金
土
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
〈基本プラン〉
【①3万円コース】
30,000円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、送料
※人形は「うさぎ雛」「五月几帳飾り」「花宴」から1種類を選択
※飾り台やお道具類は付きません
〈オプションプラン〉
※オプションは体験日の7日前までの事前申込制となります。
【②5万円コース】
+20,000円(合計50,000円 / 税込)
※人形は「絵合わせ」「春霞雛」「天翔兜」から1種類を選択
【③10万円コース】
+70,000円(合計100,000円 / 税込)
※人形は「五月晴れ」「宵待月」「高徳雛」「晴れの日白無垢」から1種類を選択
②③のコースは、当日の製作後に以下2つから完成保証内容を選択できます。
・職人が仕上げてご自宅へ配送。配送料は体験料金に含みます。
・後日、引き続き完成まで教室にて製作体験を行います。
※仕上がりまで教室に通い続けていただけます。日時は教室にて別途ご相談ください。
催行人数
1回4名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.真多呂人形会館に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.体験前半(約120分)
3.お昼休憩
4.体験後半(約120分)
5.店舗見学
6.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
糸くずが付きますので、気になる方はエプロンをお持ちください。
服装
特にございません。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
6歳以上、12歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※お子さまがご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
・先のとがった道具やハサミを使用します。ケガには十分お気を付けください。
・やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。
よくあるご質問
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