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金沢「大樋美術館」第十一代大樋長左衛門氏が案内する特別ツアー −貴重な器でいただくお抹茶付き−

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体験の概要

江戸時代から350年以上続く「大樋焼(おおひやき)」。京都の楽焼をルーツに持ち、金沢のお茶文化を語るのに欠かせない存在として、この地に根付いてきました。大樋焼を代々受け継ぐ大樋長左衛門窯の敷地内にある「大樋美術館」が本体験の舞台。十一代大樋長左衛門氏(大樋年雄氏)のナビゲートのもと館内を巡り、初代長左衛門の時代から受け継がれる歴代の大樋焼の作品や、加賀藩ゆかりの茶道具など、貴重な品々を鑑賞します。ツアーの後は、大樋焼の茶盌でお抹茶をいただく時間をご用意。金沢の茶文化の歴史を見て触れて味わう、贅沢なひとときです。

体験の特徴

・大樋焼の350年以上の歴史を伝える「大樋美術館」の館内を巡るOtonami限定の特別ツアー。
・現当主であり、陶芸家やデザイナーとして多方面に活躍する十一代大樋長左衛門氏が直接ご案内。
・貴重な茶道具の鑑賞や大樋焼の茶盌を用いた呈茶体験を通して、金沢の茶文化を五感で感じながら学びます。

値段

12,100円〜
(名/税込)

参加人数

2〜8名

体験時間

約60分

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詳しい内容

金沢の茶文化の礎を現代に伝える大樋美術館

金沢の風情ある街並みが残るひがし茶屋街。その近くにある「大樋美術館」は、大樋長左衛門窯が所有する私設美術館として1990年(平成2)にオープンしました。美術館の外壁には十代が手がけた陶壁が使われ、 館内には大樋家が所蔵する初代から十一代までの作品が展示されています。

美術館の外壁は十代大樋長左衛門(大樋陶冶斎)作

江戸時代、加賀藩主の前田家は、金沢を文化都市とするべく京都から多くの職人を招きました。樂長次郎を始祖とする一入(四代)の高弟である初代長左衛門も京都から招かれ、金沢で窯を開いたといわれます。以来350年以上、十一代にわたり、大樋焼の伝統が継承されてきました。

十代と十一代の作品が並ぶギャラリー

十一代大樋長左衛門氏が案内する美術館ツアー

本体験では、十一代大樋長左衛門氏(大樋年雄氏)のナビゲートのもと館内を巡り、貴重な品々を鑑賞します。大樋長左衛門窯では、九代までは茶道具しか作っていなかったそうです。十代が茶陶以外にも大きな作品を作り始め、新しい芸術の道を開拓。その背中を見て育った十一代は、作陶をベースにさらに活動の範囲を広げていきました。

美術館の1階にある初代の部屋は、大樋家のルーツを垣間見る場所。千利休のひ孫にあたり、千家では四代、裏千家では初代家元である仙叟宗室(せんそうそうしつ、1622-1697)が好んだ銘品が並びます。創造力が存分に発揮された『大樋黒釉明烏香炉』や『大樋飴釉聖茶盌』などは必見です。

陶芸家として、またデザイナーとしても活動する、第十一代大樋長左衛門氏(大樋年雄氏)

楽焼の流れを汲む大樋焼は、ろくろを一切使わず、手びねりで成形するのが特徴です。2階では、初代から十一代までの茶盌を時系列で展示。一つひとつの作品に個性があり、卓越した技術の美しさがあります。ヘラで削って創り出した表情の豊かさや、釉薬の飴色が生み出す独特の輝きを、じっくりと鑑賞しましょう。それぞれの作品が生まれた時代背景や作者の人柄なども説明してもらえるので、茶道や楽焼に詳しくなくても十分に見ごたえがあります。

歴代長左衛門の作品が並ぶ

3階に並ぶのは、大樋家ゆかりの人々の品。大樋家は各界の著名人とも交流が深く、歴史好きな方にはたまらないエピソードが飛び出すかもしれません。

大樋焼でいただく贅沢なお茶の時間

美術館ツアーの後は、歴史的建造物と調和するように建てられた、建築家・隈研吾氏設計による「大樋ギャラリー」へ。茶室「年々庵」にて呈茶体験も楽しみます。ここでしか体験できないのが、歴代の大樋長左衛門作の茶盌を選べること。歴史的に価値のある茶盌を、実際に手に取ることができる貴重な機会です。しっかりと手になじむ茶盌が、時代を超えて自分と対面します。

歴代の大樋長左衛門作の茶盌で呈茶体験

大樋焼は楽焼の唯一の脇窯として金沢の歴史とともにあり、手びねりで制作された茶盌は、見た目は重厚感がありますが、実際に手に持ったときの軽さや抹茶いただくときに触れる口当たりのやわらかさに驚きます。茶道では、茶盌を鑑賞することも醍醐味のひとつ。抹茶を飲み終わった後は、茶盌をゆっくりと眺めてみましょう。貴重な作品を愛でる贅沢な空間をお楽しみください。

大樋焼の茶盌を実際に手に取って鑑賞できる

大樋ギャラリーで十一代が制作した作品を鑑賞

呈茶体験の後は、再び大樋ギャラリーへ戻り、十代と十一代が制作した作品を鑑賞。お茶に関わる作品のほか、皿や湯呑み、徳利など、普段使いしやすいアイテムも並びます。どの作品にも共通しているのが、シンプルなデザインと色使い。作品は年を重ねると深みを増し、いつまでも存在感を放ちます。

隈研吾氏デザインによる大樋ギャラリー

ギャラリーには大樋焼に関する書籍も並びます。十一代が2022年に出版した『うつわの哲学』には、アーティストとしての創作への想いをが込めたそう。金沢の地で代々、文化や美意識と共に歩んできた大樋家。自分と向き合い、熱を込めて新しい表現を探求することで、大樋焼の血となり肉となっているそうです。

作品の数々をじっくりと鑑賞

金沢で独自の発展を遂げた大樋焼を見て・触れて・味わう

茶の湯の器として、金沢の茶文化を創成期から支えた大樋焼。その伝統を受け継ぐ陶芸家としてはもちろん、現代アートや空間プロデュースなど多方面で活躍する十一代の案内により学びを深める経験は、とても貴重なもの。茶道の精神において根底にあるのが「対話」です。大樋焼や歴史に向き合うことで自分自身を見つめ直す、心を穏やかなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

十一代大樋長左衛門氏の作品

事業者画像

提供
大樋美術館

大樋焼の350年以上の歴史を伝える私設美術館。初代から十一代まで、歴代大樋長左衛門の作品を中心に展示している。初代と仙叟宗室の関わりや、大樋家と交流の深い著名人などが共作した作品や資料を公開。個人美術館としては異例ながら、ミシュランガイドで1つ星の認定を受けている。

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お客様の声

お客様の声の写真

歴代の器や大樋家との交流のあった著名人などの思い出など、十一代大樋長左衛門氏ご本人しか語れない貴重なお話を聞くことができ、本当に価値ある時間でした。歴代の長左衛門の作品で抹茶をいただけるのも贅沢でした。手びねりで作るお茶碗の独特のあたたかみが伝わってきました。

石川県 40代 女性

開催場所

大樋美術館


〒920-0911 石川県金沢市橋場町2-17
・JR金沢駅 兼六園口(東口)のバスターミナル6番のりばから北鉄バス11系統・12系統・バス停橋場町下車、徒歩約5分
・金沢周遊バス・右回りルートで約10分バス停橋場町下車、徒歩約5分

予約について

催行決定日よりご希望の日付を選択してください

催行日時|不定期開催 / 開館時間内でご案内(9:00〜最終受付16:00)

※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。

現在ご予約が可能な催行日がございません。

即時予約

リクエスト予約

残数僅か

受付終了

開催なし

〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。


料金

12,100円(名/税込)
料金に含まれるもの 入館料、案内料、お抹茶



催行人数

最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回8名限定
※1名でのご参加を希望される場合は「質問・ご要望」欄にてお知らせください。2名分のご料金にて承ります。


体験の流れ

1.大樋美術館に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.十一代大樋長左衛門氏による美術館のご案内
3.呈茶体験
4.解散

※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


キャンセルポリシー

開催7日前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%


お持ち物

特にございません。


服装

特にございません。


お支払方法

クレジットカードでの事前決済となります。


参加条件

特にございません。


予約期限

開催日の7日前まで。


特記・免責事項

やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。

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