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京都|四条

【新規予約受付休止中】京都「大西常商店」京扇子の老舗で伝統柄の絵付け体験

催行予定なし

こちらの体験は開催を終了しております。読み物としてお楽しみください。

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体験の概要

百余年の歴史を持つ京扇子の老舗「大西常商店」で、扇面に色を施す絵付けを体験するOtonami限定プラン。4代目当主の大西里枝氏から伝統的な扇子の絵柄や日本の美についてのお話を伺い、扇子を使った和室での作法を学びます。絵付け体験後は、築150年の京町家を自由に見学し、茶室でお茶と季節のお菓子をいただきながら和やかな時間を楽しみます。懐紙セットのおみやげ付き。

体験の特徴

・約150年前に建てられた京町家で、扇子の伝統的な絵柄による絵付けを体験。
・美しい中庭に面した奥座敷で、現代のライフスタイルにも役立つ扇子の扱い方や所作を学びます。
・絵付け体験の後は、茶室にてOtonami限定のお茶と季節のお菓子をご提供。

6,300円〜(名/税込)

1〜6名

約90分

詳しい内容

老舗「大西常商店」で京扇子の魅力に触れる

京都を代表する美しい伝統工芸品のひとつであり、幾人もの熟練の職人の分業によって仕上げられる繊細な京扇子。大西常商店は京扇子を専門に扱い、100年以上の歴史を持つ老舗です。京扇子は平安時代に日本で産声を上げ、1200年もの時間のなかで日本独自の文化と共に発展してきました。扇子には、実用的な用途だけではなく相手への礼節を表す役割もあります。また、扇子に描かれた四季折々の情景や縁起の良い図案には、人々の祈りや願いなどの意味も込められています。

やわらかく上品な絵柄の京扇子が店内を彩る

京扇子はその絵柄にも特徴があります。京扇子から派生した江戸扇子が“粋”を好むのに対して、京扇子には四季の草花や生き物が描かれ、京都らしい“雅”で優しい印象を受ける方も多いでしょう。京扇子に描かれる絵は、琳派(桃山〜江戸時代にかけて京都に登場した、本阿弥光悦と俵屋宗達に始まる絵画や工芸品の流派)の影響を大きく受けているといわれています。

大西常商店の4代目として京扇子の魅力を発信する大西里枝氏

扇子の意味を知り、和室での美しい所作を学ぶ

体験では最初に、日本古来の扇子の持つ意味や歴史、所作などについてのお話があります。『源氏物語』などに見られるように、扇子は平安時代には扇面に和歌を書いたり花を乗せて想い人に贈ったりと、雅なコミュニケーションに使われていました。また、茶道では相手への敬意や結界を表すことに扇子を用います。扇子は古くから日本の文化と共に歩み、現代でも和室における礼儀作法に欠かせないものです。

掛物を拝見する際の扇子の所作を実践

大西氏は「現代において、扇子はその人の品格を引き上げてくれるもの」と言います。もちろん、このことは扇子を正しく美しく扱えてこその言葉。本体験では、絵付けだけではなく扇子の歴史や意味、扇子を用いた和室での所作も教えてもらえます。

扇子のスマートな扱い方を学べる

伝統的な絵柄を選び扇面への絵付けを体験

扇子の絵付け体験では、京扇子に用いられる伝統的な6種類の絵柄からひとつを選んで色を付けていきます。「絵付け」といっても、一から描くのではなく、あらかじめ線が引かれた絵柄に色を乗せていく作業なので、絵を描くことに苦手意識のある方も塗り絵感覚で楽しく取り組めるでしょう。

絵付けをする絵柄を選ぶのも楽しい時間

絵柄は、異国情緒漂う正倉院華紋や、花菱のような有職文様のほか、縁起物や動植物など、それぞれに意味を持ちます。例えば、瓢箪(六瓢)には無病息災、松や竹には繁栄など、身近な自然の中に先人の祈りが込められた絵柄だということがわかり、日本ならではの美意識を感じられるでしょう。

はじめての方は直線模様よりも曲線模様のほうが取り組みやすいとのこと

絵柄は決まったものを用いますが、余白部分には自分の名前などを入れることもできます。扇子は余白部分も含めて美しいため、余白を生かして控えめに描き足すのがおすすめです。

完成品の例。自身で手がけた扇子を使う日が待ち遠しい

絵付けした扇面は職人の手に渡り、丁寧に扇子として仕上げられて1ヶ月半~2ヶ月後にお手元に届きます(送料は料金に含む)。体験時には平面でしか目にしていない扇面が、どのように立体的に仕上がって届くかを楽しみに待ちましょう。

築150年の貴重な京町家を見学し、昔ながらの暮らしを知る

大西常商店の店舗は、築150年の歴史を持つ京町家です。「うなぎの寝床」と称される奥に細長い造りや、「火袋」といわれる吹き抜けを持つ特徴的な台所などを自由に見学できます。

京町家の人々の暮らしを支える「おくどさん」

京都で「おくどさん」と呼ばれるかまど。その上にある荒神棚には、火難除けの布袋様と「火廼要慎(ひのようじん)」と書かれた愛宕神社のお札が貼られています。愛宕神社は京都で親しみを込めて「愛宕さん」と呼ばれる火伏せの神社。このような昔からの京都の町家の暮らしや風習を随所に感じることでしょう。

町家の茶室でお茶と季節のお菓子を味わうひととき

絵付けと町家見学の後は、茶室でお茶をいただきます。お菓子は老舗和菓子店の季節の主菓子。目でも舌でも日本の季節を味わいます。ぜひゆったりとした和の時間をお楽しみください。お帰りの際には、懐紙セットがプレゼントされます。

Otonami限定のお茶と季節のお菓子を味わう

お茶をいただきながら、茶室での扇子の扱い方などを聞いてみるのも良いかもしれません。京扇子の老舗・大西常商店ならではの、歴史のなかで磨かれた日常生活に役立つ知恵や、洗練された所作をご自身の糧としてお持ち帰りください。

歴史を感じる町家の茶室で、体験の余韻を楽しむひととき
事業者画像

提供
大西常商店

1913(大正2)年に創業した京扇子店。伝統的な絵柄の京扇子を今に伝えながら、現代のライフスタイルに合わせた新しい試みや、様々な体験を通じて京都の伝統文化を広く伝える活動にも取り組む。扇の特性を生かしたルームフレグランス「かざ」を開発したことで、「京ものユースコンペティション」グランプリの受賞をはじめ、「文化ベンチャーコンペティション京都府知事賞最優秀賞、京都商工会議所主催の「知恵ビジネスプランコンテスト」で認定されるなど、京都を代表する老舗の一軒。

お客様の声

絵を描くことが苦手なので少し心配していましたが、あらかじめ書かれてある下書きに色を置いていく作業だったので、楽しく体験できました。扇子に描かれている美しい絵柄に魅了され、扇子を使ったお作法も非常に勉強になりました。ぜひ日常でも実践したいと思います。

大阪府 50代 女性

扇子に色を付けるのははじめてでしたが、色のアドバイスや塗り方もご指導いただいて素敵に仕上がりました。また、お庭やお茶室も見せていただき、京都ならではの体験もできました。お話もたくさんしてくださり、楽しかったです。

大阪府 50代 女性

快適に楽しく過ごすことができました。会場の京町家は素晴らしいしつらえで、さりげない一枚張りの床の間など、それだけで価値のある建築でした。はじめての体験でしたが、優しい手ほどきがあり、期待以上でした。

京都府 50代 女性

開催場所

大西常商店


〒600-8086 京都府京都市下京区松原通高倉西入本燈籠町23
・京都市営地下鉄 四条駅から徒歩約5分
・阪急京都線 烏丸駅から徒歩約7分
・京阪電車 清水五条駅から徒歩約15分
・「京都駅前」から京都市営バス(5号系統)に乗車、「五条高倉」から徒歩約5分、「四条高倉」から徒歩約7分