都内最大級の老舗呉服店・練馬「白瀧呉服店」春夏秋冬きものレッスン −日本庭園を望む茶室体験付き−

幕末から歴史を紡ぐ都内最大級の老舗呉服店「白瀧呉服店」

「白瀧呉服店」は、江戸時代末期の1853（嘉永6）年に東京・上野で創業しました。明治時代になり、かつて川越街道の宿場町であった練馬区北町の地に移転。以来「着物の百貨店」として和装全般を取り扱い、着物に関するあらゆる要望に応えてきました。お客様が遠方から訪れるほど信頼の厚い呉服店として知られ、さらには日本の伝統文化との縁も深く、トップ棋士の着物の誂えや着付けも多く担当しています。

約1万平方メートルもの広さを誇る白瀧呉服店。白壁の大きな建物にかけられた暖簾をくぐり店内に入ると、季節に合わせた着物や反物が目に入ります。数の多さに圧倒されますが、それは老舗ゆえの品揃え。国の伝統的工芸品に指定されているものや作家ものなども随所に飾られ、息を呑むほどの美しさです。普段なかなか拝見することのない逸品を間近に鑑賞できます。

着物との付き合い方を豊かにする四季折々の着物講座

店内の作品を堪能したら、いよいよ着物講座のはじまりです。Otonami限定の講座は最大4名の少人数制で、参加者の興味に合わせて知識を深めるスタイル。講師を務めるのは、これまで幾多のお客様の着物のある暮らしに寄り添ってきた着物のプロフェッショナルである大女将と女将。季節に合わせた着物の選び方や着こなし方などをわかりやすく丁寧に解説してくださるため、着物に興味を持ちはじめた初心者の方も気軽に参加できます。場合によっては5代目当主・白瀧佐太郎氏に教えていただけることもあります。

着物に関する疑問やお困りごとは、遠慮なく投げかけてみてください。例えば、お稽古ごとやお茶会、観劇、会食など、それぞれのシーンにふさわしい着物の選び方やコーディネートを尋ねてみると、着物や帯を合わせながら丁寧に説明があります。実物を見て学ぶ実践的な講座は、理解しやすく記憶にも残ります。

自分の着物や帯を持参するのも大歓迎とのこと。お手持ちの着物にふさわしい場面や小物の合わせ方を知れば、今後の着物でのおでかけにも自信が持てることでしょう。

本格的な茶室で楽しむお菓子とお抹茶

着物について学んだ後は敷地内の茶室「沙羅庵」に移動して、おいしいお菓子とお抹茶をいただきます。もともとお客様をもてなすために設えられた茶室ですが、現在は一般開放され、茶道教室などに使われています。

茶道の作法がわからなくてもご安心を。茶道をたしなむ大女将と女将が、茶室での立ち居振る舞いを丁寧に教えてくださいます。

床の間を拝見した後、お点前が始まると少し緊張するかもしれませんが、季節を感じる美しいお菓子と香り高いお抹茶をいただけば、自然と気持ちがほぐれていくことでしょう。

風情あふれる日本庭園で四季の豊かさを堪能

茶室体験の後には、敷地内の日本庭園を散策できます。手入れが行き届いた広い園内には、地元の名水「田柄水道」から引いた小川が流れ、四季折々の景色を楽しめます。成人式や結婚式など人生の節目を彩る記念写真の撮影場所としても使われている庭園では、ご自身のカメラで写真撮影も可能。美しい着物姿を装った思い出の1枚を残してください。

着物のレンタルと着付けのオプションも用意

本体験では、着物のレンタルと着付けのオプション（有料、着物のレンタルは体験時間中のみ）があります。着物をお持ちでない方やお手持ちの着物とは違うコーディネートを試してみたい方は着物のレンタルと着付けを、お手持ちの着物を持参して着付けのみ利用することも可能。上質な着物を借りられるのは老舗呉服店だからこそ。手際よく着付けをする手さばきは、自分で着付ける時の参考になります。

お手持ちの着物を持参した場合は、講座終了後そのまま着物姿でおでかけするのもおすすめです。日本の伝統的な衣服である着物を身にまとい、和文化に触れるひとときはきっと記憶に残ることでしょう。素敵な着物との心躍る出会いを白瀧呉服店でお楽しみください。