革職人と共に伝統技法で作るエゾシカ革のオリジナルブレスレット −日本橋浜町のレトロビルにて−
体験の概要
東京・日本橋浜町に建つ蔦に覆われたレトロビルにて、北海道のエゾシカの革と角を使い、北欧の先住民族・サーミ族に伝わる技法によりオリジナルブレスレットを作ります。大学で生物産業学を学んだのちにイタリアでレザークラフトを習得し、「Japan Leather Award 2021」フリー部門でベストプロダクト賞を受賞した革職人・高張創太氏が直接指導。Otonami限定カラー3色(赤・青・黄)を含む全7色の革、高張氏がエゾシカの角から削ったボタンを自由にカスタムし、デザインを細かく考案して自分だけの逸品を作りましょう。
体験の特徴
・北海道のエゾシカの革と角を素材に、北欧に息づくレザークラフトの技法を活かしたオリジナルブレスレット作り。
・お好みの革とボタンを選び、ワイヤーの編み込み部分を自分でデザインできるOtonami限定プラン。
・完成したブレスレットは、当日そのまま身に着けてお持ち帰り可能です。
11,000円〜
(名/税込)
1〜10名
約180分
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詳しい内容
職人としての出発点は、革製品の本場イタリア
鞄や財布はもちろん、文具、アクセサリー、インテリアグッズなど、様々な革製品を手がける「SOTA LEATHER PRODUCTS」。革職人・高張創太氏がこの道に進んだきっかけは、「祖父から譲り受けたカメラを入れるケースを作りたかったから」。大学時代に北海道で農業を学んだのち牧場で働いていましたが、もともとものづくりに関心があったことから一念発起。単身イタリアへ渡り、工房で働きながら学校で技術を学ぶ毎日を過ごしたそうです。
帰国後は、鞄メーカーやブランドのサンプルを制作する会社などで約15年間キャリアを積み、2020年に革職人として独立。今も初心を忘れず、一針一針心を込めて作品を縫い上げています。そんな高張氏に教えてもらえるからこそ、作る楽しさはひとしお。慣れない作業も気負うことなく、リラックスして進められるでしょう。
駆除されたエゾシカの革に再び命を吹き込む
本体験の会場となるのは、都心でありながら住宅も多く、どこかのんびりした空気が漂う東京・日本橋浜町。橋を渡った先は下町風情あふれる墨田区で、気風のよさもほのかに感じられます。隅田川に架かる新大橋からほど近いところにある、蔦に覆われた煉瓦造りのビル。窓に木漏れ日が映る居心地の良い部屋で、心静かに針を動かすことができます。
制作するのは、北欧の先住民族・サーミ族に受け継がれているレザークラフトの技法を用いたブレスレット。サーミ族が作る「サーミ・ブレスレット」ではトナカイの革を使いますが、SOTA LEATHER PRODUCTSはエゾシカの革で。実はここに、大学で生物産業学を学んだ高張氏らしいこだわりが宿っています。
世界でも北海道にしか生息していないエゾシカ。しかし、生息数が増えたことで農林業への被害が深刻化し、有害駆除が行われています。そのうち食肉として活用されるのはほんのわずか。高張氏は「捨てられてしまう命を少しでも何かに生かしたい。違う形で再生できれば」という想いで、革や角などを引き取っています。
自由に考えたデザインで自分だけの逸品を
ブレスレットに使う革はOtonami限定で、通常のワークショップで用意しているアースカラー中心の4色に加えて、赤・青・黃の全7色から選ぶことができます。さらに、革には「植物タンニンなめし」という加工が施されています。植物から抽出したタンニンは浸透がゆっくり進むため、革に負担をかけずに加工できるそう。タンニンで加工した革は、使い込むうちに手触りが柔らかくなる、風合いが変わるといった特長があるので、経年による変化まで楽しめます。
ワイヤーの編み込み部分のデザインを自分で考えられるのも、Otonamiの体験ならではの醍醐味。ビーズの数や通す場所が違うだけで、完成した時の印象ががらりと変わります。ワイヤーは固く元に戻りやすい材質なので、編み進めるごとに一回一回、指でしっかりと網目を押さえるのがコツ。さらに、「ビーズを入れる場所を間違えないように、網目を数えながら進めましょう」と高張氏。
無心で針を動かす心静かな時間
ワイヤーの編み込みが終わったら、いよいよ制作はクライマックスへ。針を手に取り、テグスで革へとワイヤーを縫い付ける工程に入ります。まずは裏から網目の穴を探し、針を刺して通したら今度は表から裏へと通す、これを繰り返します。集中して作業を進めているといつしか無心になり、不思議と心がデトックスされていくようです。
鹿の角から削り出し、一つひとつ手作りされたボタンは、それぞれ大きさや色あいが異なります。ブレスレット全体のバランスを考えながら、お好きなものをチョイスしてください。ボタンを留めるループ選びにもこだわりを詰め込んで。革との統一感を出すのも、あえてまったく異なるカラーで遊び心を添えるのも素敵です。最後に革の両端を縫い合わせたら出来上がり。心地よい疲労感のなか、一針ずつ丁寧に紡いだブレスレットを眺める、至福の時間が待っています。
品の良い佇まいで、フォーマルにもカジュアルにも
出来上がったブレスレットは、そのまま身に着けてお持ち帰りいただけます。鹿の革は牛革と比べて繊維が細かいため、ボタンを留めると柔らかく手首に沿い、はじめて着けたと思えないほどのフィット感。これまで革製品になじみがなかった方も、手首からさりげなく取り入れることで、おしゃれの幅がぐんと広がりそう。もともと革がお好きな方は、お手持ちの革製品とのコーディネートもお楽しみください。
古くから伝わるものづくりを楽しみながら、革職人の技術の高さと素材に対する想いを知ることができる本体験。夢中で手を動かしていると、長いようであっという間の3時間です。愛でるほどに風合いが増す自分だけのブレスレットは、何気ない日常に優しく寄り添ってくれることでしょう。
提供 SOTA LEATHER PRODUCTS
提供
SOTA LEATHER PRODUCTS
2020年、革職人の高張創太氏が自身のブランドとしてスタート。イタリアで修業したのち帰国して約15年間、革製品を扱う企業で職人としての腕を磨いた。素材にこだわり、デザインから制作までを一人で行う。クラフトマーケットに頻繁に出店し、ホームページではオーダーの受け付けも。各地で開催されるワークショップも人気。
提供 The Lock(Longfellow Salon)
提供
The Lock(Longfellow Salon)
浜町公園のほど近く、新大橋通り沿いにある4階建てのインダストリアルでモダンなビル。1階はニューイングランドスタイルのカフェ「August Moon Cafe」、2・3階はセレクトショップ「The Landing」やレンタルスペース「Longfellow Salon」になっている。
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お客様の声
初めての参加で不安でしたがとても丁寧に教えて下さり楽しかったです。また、参加したいと思いました。
東京都 50代 女性
以前から作ってみたかったので体験出来て良かったです。
東京都 60代 女性
革小物を作るのははじめてだったので、最初はうまく手を動かせませんでした。けれども先生の優しい笑顔のおかげで緊張が解けて、少しずつスムーズに針を使えるようになった気がします。苦労して作ったサーミブレスレットは一生の宝物です。
東京都 40代 女性
開催場所
Longfellow Salon(The Lock)
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2丁目54−5 The LOCK 3F
・都営新宿線 浜町駅から徒歩約3分
※1Fに「August Moon Cafe」がある建物です。3Fのレンタルスペース「Longfellow Salon」までお越しください。
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時|火曜 11:00~14:00 ※その他、不定期開催する場合があります。
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
現在ご予約が可能な催行日がございません。
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
11,000円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料
催行人数
1回10名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.The Lock(Longfellow Salon)3階に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.革についてのレクチャー(約10分)
3.素材選び・ブレスレット制作(約170分)
4.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
メガネ・老眼鏡
※細かい作業を行うため、読書や作業をする時にメガネや老眼鏡を使用されている方はお持ちいただくことをおすすめします。
服装
念のため、汚れてもよい服装でおいでください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
12歳以上
※お子さまがご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。
よくあるご質問
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