芝公園「曹洞宗宗務庁」夜の坐禅・経行で自分と向き合い、座学と実践の両輪で禅を学ぶ月替わり講座
体験の概要
東京・芝公園の「東京グランドホテル」内にある曹洞宗の研修道場にて、禅の世界を学ぶOtonami限定講座。体験は夜の時間に行われ、修行道場の夕食「薬石」をいただいたのち、月替わりのテーマで行われる座学を通じて禅の世界を学びます。さらに、禅僧の手ほどきのもと坐禅と経行(歩く坐禅)で心と身体をととのえ、1日の終わりを穏やかに締めくくります。
体験の特徴
・芝公園にある「曹洞宗宗務庁」の研修道場で禅の世界を知るOtonami限定講座。月ごとに異なるテーマで学びを深めます。
・平日の夜に開催。1日の終わりに時間を忘れて静かに自分と向き合います。
・禅僧の夕食「薬石」をいただき、坐禅や経行を通して心と身体をととのえます。
※こちらのプランもおすすめです。
〈 芝公園「曹洞宗宗務庁」朝の禅体験で心と身体をととのえる −坐禅・朝食・写経− 〉
6,600円〜
(名/税込)
1〜20名
約120分
開催日を確認
詳しい内容
穏やかな静寂に満ちた約100畳の研修道場
夜の帳が下りる頃の東京・芝公園。東京グランドホテル内にある、全国15,000の曹洞宗寺院を包括する事務局「曹洞宗宗務庁」が本体験の会場です。圧倒されるほど広々とした大広間は約100畳もあり、仏壇には御本尊のお釈迦さまが祀られています。
禅とは本来の自分に立ち返るための修行であり、“今ここにいる自分”に意識を向けることで、穏やかで揺るがない心の状態を目指すもの。名だたる経営者やトップアスリートたちも禅の考えを取り入れていることから、禅は今、世界中から注目を集めています。
本体験で禅の世界を教えてくれるのは、禅僧の宇野全智(うのぜんち)氏。曹洞宗総合研究センターの常任研究員として、坐禅会や講演会、写経会などを通してわかりやすく禅の教えを伝えています。
修行道場の夕食「薬石」を味わう
はじめに、禅僧の夕食「薬石」をいただきます。戒律として修行中は正午以降の食事が許されていませんでしたが、僧の飢えを癒し修行に励むための良薬として食事を摂っていたことや、あたためた石をお腹に当てることで空腹を紛らわしていたことに由来し、夕食が「薬石」と呼ばれるようになったそう。その名前に秘められたエピソードを聞くと、ますます禅の世界への興味をかき立てられます。
日常でなかなか味わう機会のない精進料理は、素材の繊細な味を感じられます。朝食・昼食と違って、薬石は修行道場の正式な食事ではないため、読経などの細かな作法は特に決められていないそう。でも、修行道場での食事の心構えを大切に感じながら、丁寧にいただきましょう。
座学による知的理解と実践による体験的理解を通じて、頭脳と身体の両面から禅を学ぶ
禅では古くから、学びによる知的理解と坐禅の実践による体験的理解が、どちらも同じく重要な修行と位置づけられています。それはまさに「車の両輪」のようなもの。どちらか一方だけでは人生の道を確かに進むことはできないのです。本体験ではまず、お釈迦さまが説かれた古いお経をはじめ、中国禅宗史に名を遺す名僧、日本の芸術や文化に大きな影響を与えた禅僧の言葉などをもとに、仏教や禅の世界観・宗教観を座学を通じて学びます。
テーマは毎月替わりますが、これは言ってみればひとつの山を様々な角度から見ていこうとするようなもの。富士山も見る方角によって様々な姿で見えるように、「仏法」というひとつの世界を複数のアプローチで立体的に見ていこうとする試みです。どこからスタートしても大丈夫。まずはまだ見ぬ禅の世界を楽しみにしながら、一歩足を踏み入れることから始めてみましょう。
夜坐と経行で巡り来る想いを手放す
座学のあとは、大広間で「夜坐(夜行う坐禅)」と「経行(歩く坐禅)」を体験します。経行は中国から伝わった時の読み方が今もそのまま使われているため「きんひん」と読みます。一定の場所をゆっくりと歩く修行で、主に坐禅と坐禅の間に行われます。夜坐も経行も宇野氏による丁寧な説明があるので、はじめての方もご心配なく。
禅といえば、“無心”というイメージを持たれることが多いもの。しかし無心の本来の意味は、何も考えが浮かばない状態ではなく「聞こえたこと、感じたこと、思い浮かんだことを、そのままに流していくこと」であると宇野氏。夜坐の終わりを告げる合図・大開静(だいかいじょう)が聞こえるまで、あるがままの自分の感覚に身を委ねます。
「今、この瞬間」を生きるための禅の教え
禅が大切にしているのは、過去に執着せず、まだ来ぬ未来に対する不安に振り回されず「今、この瞬間」に意識を向けること。夜のひとときで学ぶ禅の世界には、情報であふれ目まぐるしく過ぎていく毎日に流されず、一度自分の「今、この瞬間」に立ち返る手段とヒントがたくさん散りばめられています。禅を通して自分と向き合う夜のしじまを体験してみてはいかがでしょうか。
提供 曹洞宗宗務庁
提供
曹洞宗宗務庁
約800年前の鎌倉時代に道元禅師が中国から日本に伝え、瑩山禅師が全国に広めた曹洞宗。その事務局である「曹洞宗宗務庁」は、「東京グランドホテル」内に修行道場「微笑庵」を設け、曹洞宗の教えや修行について一般の人に向けてわかりやすく伝えるべく坐禅会や写経会などを積極的に開催している。
開催日を確認
お客様の声
禅について食を通して学べると知り、参加させていただきました。禅とはもっと難しいものだと勝手に思っていたのですが、食事を作ること、食べること、食器を洗うこと……、すべてが禅の修行の一部だと知り、とても驚いた反面、禅の世界が一気に身近に感じられるようになりました。夜坐と経行が終わったころには心も身体も軽く感じられました。仕事のあとに有意義な時間が持てました。講義の続きが今から楽しみです。
東京都 40代 女性
お坊様のお話が最高でした。お食事も大変美味しく、坐禅も実践できるようなご指導をしてくださいました。とても充実した時間で、禅について勉強したくなりました。また次回参加させていただきます。
神奈川県 50代 女性
先生の講話に感銘受けました。精進料理、坐禅、歩く坐禅のとても貴重な体験をすることができ、一歩成長できたように感じます。2回目3回目も、素敵なお話が聴けると楽しみにしております。
東京都 40代 女性
開催場所
東京グランドホテル 5階 研修道場
〒105-0014 東京都港区芝2-5-2
・地下鉄都営三田線 芝公園駅から徒歩約2分
・都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅から徒歩約5分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時│月1回 19:00~21:00 ▼各回のテーマ 2024年 5月:修行道場の1日~「日常生活」を「修行」にするということ 6月:毎日を、人生最後の日だと思って生きよう~禅語を通じて「生き死に」を考える 7月:お盆と仏教~お先にどうぞのおすそわけ 8月:自分にも人にも優しくなれる心の持ち方~「菩薩」の教えから 9月:「生きている」を正しく実感する~禅を通じて「生きる意味」を考える 10月:暗闇の中で、自己を見失わないために~お釈迦さまの教えに学ぶ 11月:「禅と働く」~禅を通して考える、「私」が「働く」意味と意義 12月:「さとり」とは何か~お釈迦さまが気づいた、世界の真理について 2025年 1月:自己を正しく知り、他者を丁寧に感じるために~禅の「同事」の教えに学ぶ 2月:お釈迦さまが最後に伝えたかったこと~お釈迦さまの遺言から 3月:人はどうすれば幸せに生きられるのか~曹洞宗のお経『修証義』を手掛かりに 4月:一人の人間が「生きる」ということ~お釈迦さま誕生の物語から ※テーマは月替わりとなります。お好きな回にご参加いただけます。
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
現在ご予約が可能な催行日がございません。
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
6,600円(名/税込)
※2024年10月までの体験日は5,500円(名/税込)です。
料金に含まれるもの 体験料、施設利用料、資料代、お食事
催行人数
1回20名限定
※1名からご予約いただけます
※会場はゆったりした空間ですので、一人ひとりに十分なスペースを確保して体験できます
体験の流れ
1.東京グランドホテル5階「研修道場」に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.薬石(約20分)
3.座学(約60分)
4.経行・坐禅・大開静(約40分)
5.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催120時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
年間を通じて室温を調整しておりますが、冷えやすい方や足元が気になる方はひざ掛けやストールなどをお持ちください。
服装
身体を締め付けない服装、ジャージなどの室内着(パンツスタイル)を推奨しております。
※着替えスペースをご用意しております。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
6歳以上、12歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※お子さまがご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の3日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
よくあるご質問
※東京グランドホテル自走式駐車場(受付時間7:00〜23:00、1時間400円、12台、予約不可)
講義時は長机と坐蒲(座禅用の座布団)に座っていただきますが、膝や腰に不安のある方にはテーブルと椅子のご用意も可能です。ご予約時に「質問・ご要望」欄よりお知らせください。
開催日を確認