名古屋「末廣堂」大正元年創業の老舗で触れる名古屋扇子の世界 −伝統技法の講座と扇子づくり体験−
体験の概要
京都と並ぶ扇子の二大産地のひとつ・名古屋で110年以上続く扇子の老舗「末廣堂」。熟練の職人から、名古屋扇子づくりを学ぶOtonami限定プランです。制作工程の見学や伝統技法・歴史・用途についてのレクチャーのほか、扇子の仕上げ体験にも挑戦。扇子のサイズやデザインは自分の好きなものを選ぶことができ、つくった扇子は好みの扇子ケースに入れて当日持ち帰りが可能です。通常の体験より骨の本数が多い扇子の仕上げを体験するため、本格的な扇子づくりに触れてみたい方におすすめ。
体験の特徴
・1912(大正元)年創業の名古屋扇子の老舗で、扇骨の本数25~35間の本格的な扇子の仕上げ体験ができるOtonami限定プラン。
・講座は末廣堂代表の川瀬なをみ氏から、体験は制作歴30年の職人から、直々にレクチャーを受けられます。
・体験者限定で、店頭商品を当日のみ20%引きで購入できる特典付き。贈りもの用の扇子や季節のしつらえにふさわしい水引付きの飾り扇子も揃います。
6,600円〜
(名/税込)
1〜8名
約90分
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詳しい内容
伝統を守りつつ新風を吹き込む、老舗の扇子工房へ
夏の風物詩である扇子。茶道や日本舞踊、能など伝統文化で重要な役割を果たす道具のひとつであり、インテリアとして飾って楽しむこともできます。江戸時代に井上勘造親子が京都から扇子の技術を伝えたとされており、名古屋は京都と並ぶ二大産地となりました。京都でつくられる「京扇子」は婦人物の扇子や舞扇を中心としているのに対し、名古屋でつくられる「名古屋扇子」は、祝いの席で使われる祝儀扇や男物の扇子を中心としています。
末廣堂は、1912(大正元)年に創業した名古屋扇子の老舗。伝統的な技法を代々受け継ぎ、すべての工程を熟練した職人の手作業で行っています。創業当初は輸出用扇子の制作を主としていましたが、近年は現代風の扇子づくりにも精力的に取り組み、名古屋友禅の職人とコラボレーションした扇子や、アパレルブランドや企業に向けたイベント・ギフト用の商品なども展開。扇子の新たな需要を生み出しています。
伝統ある名古屋扇子の制作工程をひもとく
最初は、名古屋扇子がどのようにつくられるのかを知るところから。映像を見たり、工房で制作を行う職人の様子を見学したりすることで、完成までの流れを知りましょう。職人が実際に使っている扇子づくりの道具を見せてもらうこともできます。
ひとつの扇子ができるまでには、大まかに分類しても10以上の工程があります。末廣堂では、そのすべてを昔ながらの分業制で制作。どの工程を担当するのも、修業と経験を積んだ熟練の職人です。素早く、美しく扇子を仕上げる様子に、目が釘付けになります。
仕上がりを想像しながら、扇面と扇骨を選ぶ
本体験では、普段使いできる25~35間(けん)の扇子の扇面貼りを体験します。「間」とは扇骨(扇子の骨)の本数の単位のこと。間数は少ないものだと10間、多いと45間で、間数が多いほど制作の難易度が上がります。「扇面」とは、あおぐ時に風を送る扇子の紙の部分のことです。
末廣堂で通常実施している扇子づくり体験でつくるのは、11間の扇子のみ。本体験で扱う25~35間の扇子は、いわば上級者向けの本格的な扇子ですが、職人が丁寧にサポートしてくれるので安心して制作できます。
用意されている扇面と扇骨の中から、それぞれ好きなものを選びましょう。扇面・扇骨共に女性物(6.5寸)と男性物(7.5寸)があり、まずはどちらにするか決めることをおすすめします。
扇面を重視して選んでも良いのですが、扇骨を組み合わせるとまた印象が変わるため、いろいろな組み合わせを試してみてください。使いたい場所や時季、一緒に持ちたいものなども考えると、しっくりくる組み合わせが見つかりやすいでしょう。
「扇面貼り」を体験し、本格的な扇子づくりの一端を知る
扇面と扇骨を選んだら、仕上げを担当する職人のサポートを受けながら、扇面貼りを体験します。扇面貼りとは、扇面に開けた扇骨を入れる穴を広げて、糊付けをした扇骨を扇面に差し込んでいく工程のこと。扇面と扇骨という別々の材料を、扇子として形づくるために欠かせない重要な工程でもあります。
扇面貼りの工程は、一見簡単そうに感じられます。しかし23~33ヶ所ある扇面の穴に、薄い扇骨を糊が乾く前に差し込んでいく作業は、はじめて体験する方は一筋縄ではいかないかもしれません。スピーディーに仕上げていく職人の優れた手業や、その域に至るまでの修業の積み重ねなどを、あらためて感じられます。
名古屋扇子の過去・現在・未来を体感できるひととき
無事にすべての扇骨を差し込めたら、職人に扇子を任せて講座の時間。仕上げを待ちながら、末廣堂の代表・川瀬なをみ氏から名古屋扇子についてのレクチャーを受けましょう。
名古屋扇子や末廣堂の歴史から扇子の種類・用途まで、話題は広がります。見学・体験した工程を思い浮かべながら耳を傾けると、よりいっそう理解が進むはずです。その後、つくった扇子を入れるケースを選びましょう。選んだケースに完成した扇子を入れたら、体験は終了です。
体験者限定で、店内の商品を当日のみ20%引きで購入できる特典も(一部除外あり、商品によって割引率が変わります)。扇子は夏を中心に活躍しますが、インテリアにふさわしい水引飾りやモダンな水引アクセサリーなど、1年を通して楽しめる商品も揃うので、この機会にぜひご覧ください。
扇子が私たちの手元に届くまでには、数多くの工程があります。その工程の数だけ職人が存在し、その一人ひとりが何十年という修業を積んでいることに想像を巡らせると、扇子が生まれてくるまでの大きな物語を感じられるでしょう。つくって、見て、使って……扇子という身近な日本の伝統文化に今一度触れ、その豊かな世界を実感してみてはいかがでしょうか。
提供 末廣堂
提供
末廣堂
1912(大正元)年創業の名古屋扇子の老舗。伝統的な技法を代々受け継ぎ、現在もすべての工程を職人の手作業で行っている。近年は現代風の扇子づくりにも精力的に取り組み、名古屋友禅の職人とコラボレーションした扇子や、アパレルブランド・企業に向けたイベント・ギフト用の商品なども展開している。
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お客様の声
手先が不器用なほうでできるか心配でしたが、職人さんがきめ細かく丁寧に教えてくださったのでなんとか完成できました。職人さんはスピーディーに仕上げていたのですが、実はとても難易度の高い作業をしていると分かり、熟練の技術を体感できました。
愛知県 20代 女性
伝統工芸であり、かつ生活用品でもある扇子について理解が深まると共に、とても楽しく体験できました。生活の中に扇子を取り入れていきたいと思いました。
岐阜県 50代 女性
1人参加でも丁寧に対応してもらえました。体験内容もステップを踏んで初心者でも作業しやすいように工夫されていたことが良かったです。
愛知県 50代 女性
開催場所
末廣堂 新道小売店
〒451-0043 愛知県名古屋市西区新道1-20-14
・名古屋市営地下鉄鶴舞線 浅間町駅(4番出口)より徒歩約8分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時|火・木曜 13:30〜15:00 ※2024年12月の催行はございません。
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
2024年11月
日
月
火
水
木
金
土
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
6,600円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、施設利用料、材料費、扇子ケース代、購入割引特典
催行人数
1回8名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.末廣堂 新道小売店に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.扇子の制作工程を学ぶ(約20分)
3.扇子づくり体験(約35分)
4.名古屋扇子についての講座(約30分)
5.完成した扇子のお渡し・ケース選び(約5分)
6.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催24時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
特にございません。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
13歳以上(中学生以上)
※学生料金の設定はございませんのでご了承ください。
予約期限
開催日の1日前まで。
特記・免責事項
・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
・体験は販売店舗内で行います。一般のお客様が来店される場合がありますのでご了承ください。
・体験の様子を撮影し、末廣堂のWebサイトやSNSなどに掲載させていただくことがあります。
・購入割引特典は体験当日のみ有効です(一部除外あり、商品によって割引率が変わります)。
よくあるご質問
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