体験詳細トップ
wabunka-experienceロゴ
京都|四条
お気に入り登録マーク

針と絹糸で描く絵画「京繍」の伝統工芸士・吉岡一郎氏に教わる日本刺繍 −京町家「玄想庵」にて−

experience-image-0
experience-image-1
experience-image-2
experience-image-3
experience-image-4
experience-image-5
experience-image-6
experience-image-7
experience-image-8
experience-image-9
experience-image-10
experience-image-11
experience-image-12
experience-image-13
experience-image-14
experience-image-15
experience-image-16
experience-image-17
experience-image-18
experience-image-19
experience-image-20
experience-image-21
experience-image-22
experience-image-23
experience-image-24
experience-image-25
イメージ拡大マーク
experience-image-0
experience-image-1
experience-image-2
experience-image-3
experience-image-4
experience-image-5
experience-image-6
experience-image-7
experience-image-8
experience-image-9
experience-image-10
experience-image-11
experience-image-12
experience-image-13
experience-image-14
experience-image-15
experience-image-16
experience-image-17
experience-image-18
experience-image-19
experience-image-20
experience-image-21
experience-image-22
experience-image-23
experience-image-24
experience-image-25

体験の概要

都が奈良から京都へ移り、時代の変遷と共に進化し愛され続けてきた日本刺繍の「京繍」。経済産業省指定の伝統工芸士である吉岡一郎氏の手ほどきにより、“針と絹糸で描く絵画"と称される京繍を教わる講座です。最初に挑戦するのは、日本が誇る美しい「紅葉」の絵柄。専門学校で教鞭を取る吉岡氏による丁寧な縫い方の指導を受けられるので、刺繍がはじめてでも気軽に参加できます。歴史と趣ある築130年以上の京町家「玄想庵」にて、繊細な手仕事に没頭する穏やかなひとときをお過ごしください。

体験の特徴

・京都・四条烏丸の老舗紬問屋の京町家「玄想庵」にて、伝統工芸士・吉岡一郎氏から京繍について教わります。
・刺繍する絵柄は、初回は「紅葉」、2回目は「桜」とレベルアップ。複数回受講して技術が向上すれば、オプションでより精緻な絵柄(鳥や人物など)に挑戦できます。
・吉岡氏から技術を習得することはもちろん、京繍の奥深い歴史や知識についても学びを深められます。

※こちらのプランもおすすめです。
こぎん刺し作家「itomomi」小林智美氏に学ぶこぎん刺しの小物作り −京町家「玄想庵」にて−
京都「玄想庵」日本の暦に寄り添う12ヶ月の床飾り体験とお茶の時間 −呉服問屋が守る京町家にて−

8,800円〜
(名/税込)

2〜6名

約120分

開催日を確認

詳しい内容

京都で発展してきた繊細で美麗な伝統工芸・京繍

約1400年前の飛鳥時代にはすでにあったと伝わる日本の刺繍。京繍は、平安京が造られた際、宮中に「織部司(おりべのつかさ=刺繍をするための職人を抱える部門)」が置かれたことをきっかけに京都で発展してきたといわれています。絹の織物などに絹糸や金糸・銀糸を用い、多彩な技法を駆使して刺繍する京繍。“針と絹糸で描く絵画”といわれるほど精緻で優美な表現が特徴です。

ひと針ひと針丁寧に施された刺繍はうっとりするほど美しい

明治期を中心に盛んに制作された刺繍絵画。当時の万博にも出品されて賞賛を受けた、日本を代表する美術工芸品です。特に、動物や花鳥、風景などを写実的に表現したものが多く作られ、技工の限りを尽くした作品群は日本刺繍の最高峰ともいわれています。本体験で講師を務める吉岡一郎氏は、京繍における経済産業省指定の伝統工芸士。着物や帯をメインに様々な刺繍を手がけるほか、文化財の修復も行なっています。

この道50年以上という京繍の匠・吉岡一郎氏

本体験の会場は、四条駅・烏丸駅からすぐの京町家「玄想庵」。老舗紬問屋が所有する建物で、もっとも古い茶室や座敷は130年以上の歴史を持ちます。畳や障子、建具などは京都の職人の手で手入れされ、大切に使われてきました。高級な結城紬があしらわれた欄間やふすまなどが建物の随所に見られるのも紬問屋ならでは。着物好きな方にとっては特におすすめの場所です。

会場は中庭が見える1階の座敷

日本の刺繍について学び、長い歴史に思いを馳せる

まずは吉岡氏が用意した資料をもとに、日本における刺繍の歴史について学びます。吉岡氏によると、仏教の伝来とともに中国から繍仏(しゅうぶつ=仏画を刺繍で表現したもの)の技法や絹糸が伝わり、奈良時代に学者・吉備真備が多くの刺繍技法を持ち帰り、一般にも刺繍が普及し始めました。平安時代以降、十二単といった貴族の衣装、武具などに活用され、発達してきたといいます。

図案に糸をイメージして線を引き記憶する

実際に刺繍に取りかかる前に、吉岡氏が用意した図案書に線を描くことを行います。「糸を通す道筋をイメージしておくことで、刺繍する工程がスムーズにできるようになります」と吉岡氏。本体験への参加がはじめての方は「紅葉」、2回目の方は少し難易度が上がる「桜」へと進み、それぞれ布の色はおまかせになります。

丁寧に進めるひと針から生まれる美しい刺繍の絵

縫い方や針の扱い方の基礎を教わり、図案に添ってひと針ひと針縫い進めます。教材の布を張った木枠、針、絹糸などは一人ずつ用意されるので、手ぶらで参加できます。自宅でも刺繍に取り組みたい場合は、木枠と専用針の購入も可能です。

シンプルな技法で縫える「紅葉」は初心者向け

初心者におすすめの「紅葉」は中心線で左右対称になっている図柄で、左右別々に繡ってV字を重ねたように見える割繍を施します。刺し進めると集中して次第に呼吸も整っていくことから、「こうして刺繍に没頭することは、きっと心身にもよい効果があるはず」と吉岡氏は話します。

針と糸を操る心穏やかなひととき

伝統工芸士の卓越した技を間近で見て学ぶ

着物や帯への刺繍のほか、美術品の修復も手がけている吉岡氏。伝統工芸士の流れるような刺繍の手技を、間近で見て学べる貴重な機会です。「一人ひとりに合わせて、上手くなるようにどんどん技術を伝授します」と吉岡氏。丁寧なレクチャーを受けて刺し重ねていくと、美しい絵柄によって平面の布に奥行きが現れます。

初回の参加時に取り組む「紅葉」の完成イメージ
2回目の参加時に取り組む「桜」の完成イメージ

複数回参加した方は、オプション(有料)でさらに精緻な絵柄に挑戦することができます。吉岡氏が習熟度を見てステップアップしてOKと判断したら講義中に声をかけてくれるので、ご希望の場合は吉岡氏へご相談ください。

華麗なる京繍の世界に足を踏み入れ、伝統工芸の奥深さを知る

緻密な美しさがありながら、手仕事のぬくもりも感じられる京繍。完成した刺繍はそのまま当日持ち帰ることができます。時代の流れで着物を着る人や刺繍職人が減るなかで「技術を継承していくためにも、多くの方に京繍に触れてほしい。そして刺繍仲間を増やしてほしいと思っています」と語る吉岡氏。貴重な伝統を受け継ぐ匠から、繊細な京繍の醍醐味を学んではいかがでしょうか。

吉岡氏が手がけた巧みな刺繍が施された反物

事業者画像

提供
京繍 伝統工芸士・吉岡一郎

20代の頃に約3年間、日本をはじめアジアやヨーロッパを放浪し、ミニアチュール(細密画)を学ぶ。その後約5年間、数人の師匠のもとで修行、独立。特に精緻な刺繍を得意とし、着物や帯をメインに様々な刺繍を手がける。祇園祭の山鉾「保昌山」の懸装品の復元に携わるほか、立体的な刺繍の能面造りや文化財の修復なども行い、研鑽を重ねている。ドイツ・フランクフルトで開催される国際見本市にも作品を出展。

事業者画像2

提供
玄想庵

京都・四条烏丸の老舗紬問屋が所有する京町家。築130年超の旧館には茶室や露地庭を備え、茶会やイベントなどの場として開放されている。欄間や襖、衝立など、館内の至るところに最高級の結城紬があしらわれた、紬問屋ならではの設えも見どころ。

開催日を確認

お客様の声

お客様の声の写真

最初は慣れずになかなか進まず戸惑いましたが、先生のアドバイスで針をうまく使えるようになるとスピードアップして集中できるようになりました。1回ずつ丁寧に刺すと仕上がりもきれいになっていくのが楽しいです。吉岡先生の教え方が上手なおかげです。上達したら難しい絵柄もやってみたいなと思いました。

奈良県 40代 女性

お客様の声の写真

体験だけでなく、刺繍の歴史についてもご教授くださり、とても勉強になった。体験も難しすぎず、また簡単すぎず丁度良い内容だった。吉岡様とアシスタントの方もとてもお優しく、大変和やかな雰囲気で体験できた。

神奈川県 50代 女性

お客様の声の写真

刺繍の実技だけでなく、歴史や背景なども知ることができ、とても感動しました。

兵庫県 60代 女性

開催場所

玄想庵


〒600-8095 京都府京都市下京区東洞院通仏光寺上ル扇酒屋町301
・阪急電鉄京都線 烏丸駅から徒歩約4分
・京都市営地下鉄烏丸線 四条駅から徒歩4分

予約について

催行決定日よりご希望の日付を選択してください

催行日時|月4回(木曜)午前の回 10:00〜12:00 / 午後の回 13:30〜15:30

※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。

2024年10月

即時予約

リクエスト予約

残数僅か

受付終了

開催なし

〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。


料金

8,800円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料

〈オプション〉
①木枠(41cm×32cm/250g)と専用針のセットを購入
+2,900円(名/税込)
体験のセットをそのまま持ち帰り、自宅でも刺繍に取り組むことが可能です。
継続して参加をご希望の場合には、初回のご購入をおすすめしております。
※体験時には会場でご用意したものをお貸し出しします。
※2回目以降は購入されたご自身の木枠と針をお持ちください。

②自由課題へ変更
+2,000円(名/税込)
より複雑な絵柄で刺繍に挑戦できます。
※上級者向けのオプションです。本体験に複数回(2回以上)参加した方におすすめです。
※絵柄は2回目のご参加の際に先生とご相談ください。


催行人数

最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回6名限定
※1名からご予約いただけます


体験の流れ

1.玄想庵に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.刺繍についての説明(約30分)
3.刺繍体験(約90分)
4.解散

※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


キャンセルポリシー

開催216時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%


お持ち物

・細かい作業ですので、必要な方は眼鏡や手芸用のルーペなどをお持ちください。
・木枠と専用針をお持ちください(2回目以降のご参加で、初回にオプションで購入されている場合)。


服装

特にございません。


お支払方法

クレジットカードでの事前決済となります。


参加条件

18歳以上


予約期限

開催日の9日前まで。


特記・免責事項

やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。

よくあるご質問

撮影していただいてかまいません。ただし、他のお客様へのご配慮をお願いいたします。
※講師の作品については、一部撮影できないものがございますので、あらかじめご了承ください。

椅子のないお席となります。

開催日を確認

おすすめの記事

Recommended Articles