一流を極めた、美術館のような大邸宅 京都・賀茂川のほとりに、未来を担う若者にグローバル教育の機会を提供するため、庭園だけで約8年の歳月をかけて2016年に設立されたAIC秋津洲(あきつしま)京都。約1,000坪という広大な敷地を有し、水のせせらぎが響く庭園を中心に、世界各国の美術品や調度品に彩られた邸宅が佇みます。オーナー自らが西洋文化と東洋文化の融合をコンセプトに取り寄せたコレクションは、美術館や博物館で見られるような一級品ばかり。隅々まで贅を尽くした美術館のような優雅な空間が広がります。
重厚感あふれる会議室 AIC秋津洲京都は、AICの創業者がAICのボードメンバーをもてなすために、贅を凝らしてつくった会員制のクラブハウス。 また、AICとは「Academy for International Community」の略称です。オーナーは唯一無二の審美眼を持ち、違いを楽しむことを大切にしながら、絶妙なバランスで各国の歴史や文化を融合させています。
コレクションを配置する角度や取り合わせにもこだわっているそう 邸宅の名の由来は、日本国(本州)の美称「秋津洲」から。「あきつ」はトンボの古い呼び名であり、神武天皇が国土を一望してトンボのような形だと称したという日本神話に由来しています。前にしか進まない縁起の良いトンボにあやかり、“一流品に触れることで日本を代表する人材に育ってほしい”というオーナーの想いが込められているそうです。
自然と芸術が統合された世界観 賀茂川に沿ってお屋敷が建ち並ぶ道なりに長く続く、AIC秋津洲京都の堀。その長さが敷地の広大さを物語ります。古い茶室を移築したという茅葺門をくぐると、せせらぎが響く緑豊かな空間と枯山水の日本庭園が広がります。特別貸切ツアーでは、茅葺門と日本庭園、個性あふれる各部屋をコンシェルジュの解説付きで巡ります。日本庭園は、オーナーの夢であった「古くから存在したかのような庭」にするため、各地から置き石などを調達し、長い歳月をかけて造り上げたそう。「AIC秋津洲京都は庭から始まったと言っても過言ではありません。賀茂川を借景にせず成り立つ庭園の自然と芸術が統合された世界観が見どころです」との解説が印象に残ります。
水の音が美しく響きわたる庭園 館内へひとたび足を踏み入れると、完全なる和の世界から一転して絵画のような美しい洋の世界が広がります。メインエントランスは見惚れるような優美さ。きらびやかなフェンディのランプやクメール王朝時代のトルソーが別世界にいざないます。
和の庭園と王宮のような洋の空間が、不思議と違和感なく共存する 会員制エリアに進むと、名だたるブランドや作家による調度品が目を楽しませてくれます。特に見逃せないのが、近代美術家の中でも極めて多彩な足跡を遺した洋画家、中川一政(1893-1991)の代表的な絵画。豪快な筆触と豊潤な色彩にあふれる生命力を宿した画風が特徴で、油彩を中心に水墨岩彩、書、陶芸の分野でも優れた作品を残すと共に、歌人や随筆家としても活躍しました。
戦後日本洋画壇を牽引した中川一政の絵画やフランス伝統のクリスタルブランド・バカラのシャンデリアを堪能できる一室 さらにダイニングには、ロシア出身のユダヤ系画家 マルク・シャガール(1887-1985)の絵画が飾られています。シャガールは「色彩の魔術師」「愛の画家」とも呼ばれ、神聖な愛や万物に対する普遍的な愛など、様々な愛の形を巧みな色遣いで幻想的に描き続けた画家。見ているだけで幸福な気持ちになれる真作を間近で鑑賞できる、貴重な機会です。
遊び心とおもてなしが込められた空間 2階へ向かう途中にも楽しい仕掛けが散りばめられています。重厚な螺旋階段の中腹にはアンティークの鳥籠が置かれ、上空には華麗なデザインのシャンデリア。階段を上って見下ろせば、シャンデリアの上に動物をかたどった精緻な彫刻が見られます。
豪華なだけでない、螺旋階段の周囲の仕掛けも楽しんで ふと見上げると、柱の上にラリックの鳥がとまっていることに気づきます。ラリックは、アール・ヌーヴォー、アール・デコ期にジュエリー作家やガラス工芸家として活躍したルネ・ラリックが創設したフランスのハンドメイドクリスタルブランド。花や樹木、昆虫、動物、女性像などを題材にしたレリーフによる装飾表現が特徴としています。「鳥籠から解き放たれた鳥」というストーリーにオーナーの遊び心が感じられます。
上を見上げた人だけが気づくクリスタルの鳥 随所にオーナーの遊び心、そして国内外の貴賓をもてなすホスピタリティの心が込められた館内は、不思議と西洋と東洋の文化が融合しています。見たこともないような蛇革のテーブルがしつらえられた会議室や、庭園を間近に見られる川床、立礼席の茶室など、各部屋ごとに趣ががらりと異なります。 ※会員様が利用中の場合、見学できない部屋がある場合がございます。
「様々な国籍を持つ利用者に母国の文化を見つけて楽しんでほしい」というオーナーの想いから、各国の調度品が揃う 王室御用達の“特別な器”でティータイム 館内ツアーの後はお楽しみのティータイム。会員限定のプライベートな個室にて、ハンガリー王室御用達のヘレンドの器で、オリジナルブレンドの紅茶を味わいます。ヘレンドは1826年創業の高級陶磁器ブランド。すべて手描きのデザインは、繊細で色彩豊かな花や動物のモチーフが特徴。イギリスのヴィクトリア女王にも認められ、伝統技術と現代ニーズに合わせた革新が融合した器は、時代を超えて愛され続けています。
ヘレンド流に鮮やかな色彩で描かれた東洋趣味とも称されるシノワズリシリーズ ヘレンドの器の中でも、東西文化が融合したような遊び心あふれる意匠が長く人気を誇りますが、本体験では中国や日本の文化に影響を受けて生み出された、希少なシノワズリシリーズの逸品を特別に使用できます。東洋と西洋の融合をテーマに美術品を揃えるオーナーの意向を色濃く反映した貴重なコレクションです。
器好きな方にとってはたまらない体験。簡単なティーマナーについてもコンシェルジュから教えてもらえる ティータイムがスタートする前に、コンシェルジュがヘレンドの歴史とシノワズリについて解説します。プランで使用する器のひとつ、シノワズリシリーズの1作目「ゲデレ」は、江戸時代に独自の赤絵磁器を確立し、一世を風靡した柿右衛門に影響を受けたとされています。体験日によって使用されるシノワズリのラージカップ&ソーサーは、取っ手に官僚(マンダリン)と呼ばれる唐子人形が施され、愛らしさと匠の技にほれぼれします。
器とのコーディネートも美しい、Otonami限定のスイーツプレート 紅茶は、本プラン限定のオリジナルブレンドティーかハーブティーを選べます。ティーポットで提供されるので、たっぷり堪能できるのも嬉しいポイント。また、紅茶に合うフランス伝統のお菓子付き。フランスの星付きレストランをはじめ数々の老舗名店を経験し、ホテルオークラ京都「スカイレストラン ピトレスク」の初代料理長、祇園白川の「ル・サルモン・ドール」オーナーシェフなどの経歴を誇る料理長の上島康二シェフが本プランのために考案した、特別なティーフード数種類が提供されます。希少な器を使って、おいしいスイーツと紅茶を味わう贅沢なティータイムです。
コンシェルジュにいざなわれて、非日常なひとときを 上賀茂神社や貴船神社など、古都京都を代表する観光名所が近いことも魅力のひとつ。夏の風物詩、五山の送り火の船形万燈籠を間近で楽しめます。また、建物の建築は宮大工の協力のもと、全国から集められた木材で釘を一切使わない組み木の伝統的技法によるもので、建築に興味のある方が見学に訪れるほどです。
日常から離れ、時間がゆるやかに流れる体験を 贅を尽くしたプライベートな空間、ホスピタリティあふれるおもてなし。自然と芸術が創り出す別世界で、日常を忘れて過ごすハイクラスなひととき。ドレスアップして特別な記念日に、着物の装いで晴れやかに、友人たちとスマートカジュアルに、大切な方のおもてなしに。コンシェルジュにいざなわれて心と体が美で満たされる空間を旅し、非日常的なひとときを味わってみてはいかがでしょうか。