100年続く名著と文豪の人生に触れ、美学を学ぶ〈文学と一花一葉サロン〉−鎌倉のアトリエにて−
体験の概要
2021年春、鎌倉・長谷にオープンした「Atelier&Gallery 一凛」は、長谷駅から徒歩1分、海まで3分の場所にある「潮風とアートと文学と」をテーマにした空間です。本体験は、鎌倉在住の文筆家・稲垣麻由美氏とフラワーアーティスト・熊谷珠樹氏がコラボレーション。毎月異なる文学作品を紹介するミニ講座と、その作品から自由にイメージをふくらませた生け花を体験します。
体験の特徴
・文豪の街・鎌倉に佇むアトリエ&ギャラリーで、文学作品に親しむひととき。
・月替わりの文学作品を学ぶミニ講座と洗練された一花一葉の生け花を体験できるOtonamiオリジナルプラン。
・明治〜昭和初期の日本文学の名著複刻版を手に取り、装丁や印字の美しさを堪能します。
8,500円〜
(名/税込)
2〜5名
約150分
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詳しい内容
アートや文学に出会う開かれた場所
「Atelier&Gallery 一凛」は、江ノ電長谷駅からほど近い建物の最上階にあります。主宰するのは、編集者であり、出版プロデューサーやブランディングディレクターとしても幅広く活躍している文筆家・稲垣麻由美氏。「人と人が深く交わる場になれば」との想いから、2021年春にAtelier&Gallery 一凛をオープンさせました。「潮風とアートと文学と」をテーマにしたこの空間には、心地よい潮風と光が入り込み、ゆったりとした時間の流れを感じることができます。
本体験は、稲垣氏の「文学作品から感じる美しさを共有したい」「鎌倉の街に漂う文学の香りを感じてもらいたい」という想いから生まれました。アートや文学といった文化芸術は、触れるたびに感動や知識、美意識が心に蓄積されていくもの。特別な空間で文学作品と花に向き合うことで、いつもより感覚が研ぎ澄まされるのを感じられるでしょう。
月替わりの文学作品を学ぶミニ講座
ミニ講座では、明治〜昭和初期にかけての日本文学の名著複刻版100冊のなかから稲垣氏がセレクトした1冊を取り上げます。誰もが一度は見聞きしたことのある、夏目漱石、谷崎潤一郎、芥川龍之介、川端康成、尾崎紅葉、宮澤賢治、与謝野晶子、中原中也などの文学作品を月替わりで扱います。
名著複刻版とは、文学作品の初版本を1968(昭和43)年から1972(昭和47)年にかけて複刻したもの。ただ複製しただけのものではなく、使用していた紙、印刷や製本の技術などを細部まで検証し、当時のままの姿が再現されています。
ミニ講座は、文学作品の内容や作家について稲垣氏が一方的に教えるものではありません。本を実際に手に取り、装丁や紙の質感、フォントなどから感じたことを話し合ったり、時には声に出して作品の一節を朗読したり、文学が持つ美しさを共有する時間です。鎌倉ゆかりの文筆家が集う「鎌倉ペンクラブ」の会員でもある稲垣氏から、文豪や鎌倉にまつわる秘話が飛び出すことも。
文学作品にちなんだ一花一葉の生け花体験
「一花一葉(いっかいちよう)」とは、花と葉を一輪ずつ使用して表現する生け花のこと。ミニ講座で取り上げた文学作品にちなんだ花を用いて、一花一葉で表現します。
教えてくださるのは、フラワーアーティスト・熊谷珠樹氏。国際コンクール優勝の実績を持ち、プリザーブドフラワーの第一人者としても知られます。参加者それぞれが文学作品から得たインスピレーションを大切にしながらイメージをふくらませ、熊谷氏のアドバイスをもとに花を花器に生けていきます。花と花器は体験後にお持ち帰り可能です。
決まりごとがなく自由自在に表現できる一花一葉の生け花は、シンプルであるからこそ奥深いもの。同じ文学作品をテーマに、同じ花材を使用しても、人によって表情はまったく異なります。完成後、作品から受けたイメージや生け花に込めた気持ちなどを語り合うことで、文学作品への理解がより深まります。
振り返ることで見えてくる様々な価値観
体験の締めくくりには、お茶と和菓子をいただきながらミニ講座でふれた文学作品や生け花について振り返る時間があります。本の装丁やフォントの美しさ、作者の生い立ちやゆかりの地、文学作品からイメージしたこと、生けた花に込めた想い……。参加者との語らいを通して、様々な考えや価値観が見つかります。
“美しさ”を共有することで生まれるもの
文学作品の美しさと、一花一葉の美しさ。一人ひとりが感じた“美しさ”を共有することで、化学反応のように新しい価値観が生まれていきます。かたちが違ういくつもの美しさが紡がれていく、そんな体験ができるのが本体験の魅力です。
Atelier&Gallery 一凛の周辺には、「鎌倉文学館」や「吉屋信子記念館」、川端康成の邸宅など、文学や作家にちなんだ場所が多く点在。体験終了後は、そんな長谷エリアの散策がおすすめです。緑と土の香りがするしっとりとした空気を吸いながら歩けば、文学や花の持つ美しさの余韻にひたる贅沢な時間を過ごせるでしょう。
提供 Atelier&Gallery 一凛
提供
Atelier&Gallery 一凛
鎌倉在住の文筆家・稲垣麻由美氏が主宰するギャラリー。「潮風とアートと文学と」というコンセプトのもと、人と人の深い交流の場として様々な講座や展示を開催している。明治〜昭和初期にかけての日本文学の名著複刻版を「一凛文庫」として多数所蔵。
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お客様の声
「文学や生け花は難しいもの」と思い込んでいましたが、先生方が丁寧にわかりやすく説明してくださり、友達とおしゃべりするような楽しい雰囲気のなかで文学作品やお花に親しむことができました。取り上げる文学作品が毎月変わるそうなので、ぜひまた参加したいです。
30代 女性 神奈川県
堅苦しくなく、かといって砕けすぎることはなく、充実した内容で、程よい聞き心地だったのは稲垣氏のお人柄によるものであろうと感謝しております。 熊谷氏のご用意くださったお花を個々に生け、それを皆で愛で、和菓子とお茶をいただきながらの歓談も、すべてにおいて心躍るひと時となりました。
50代 女性 神奈川県
敷居が高いのではと不安に思っての参加でしたが、大変興味深い充実時間となりました。先生両名のお言葉から、好奇心アンテナが震えました!また参加したいと思います!
60代 女性 神奈川県
開催場所
Atelier&Gallery 一凛
〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷2-12-17 長谷弐番館 3階
・江ノ島電鉄長谷駅から徒歩約1分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時│10:30〜13:00 / 14:00〜16:30 ※曜日は月によって異なります 〈月ごとの題材〉 9月7日:萩原朔太郎『月に吠える』 9月17日:『神迎え』特装版、書林版 10月17日:尾崎紅葉『金色夜叉』 10月27日:『神迎え』特装版、書林版 11月14日:『月に吠える』 11月23日:『神迎え』特装版、書林版 12月10日:『神迎え』特装版、書林版 12月15日:『注文の多い料理店』 1月19日:『神迎え』特装版、書林版 1月23日:『金色夜叉』 2月16日:『神迎え』特装版、書林版 2月20日:『春琴抄』 ※内容は変更になる場合がございます。 ※『神迎え』特装版、書林版 は特別テーマとなります。
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
2024年12月
日
月
火
水
木
金
土
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
8,500円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、施設利用料、講習料、花・花器、お茶・和菓子
催行人数
最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されない場合がございます。ご了承くださいませ)
※1回5名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.Atelier&Gallery 一凛に集合
2.講師と参加者の自己紹介
3.文筆家・稲垣麻由美氏による文学講座
4.フラワーアーティスト・熊谷珠樹氏による生け花体験
5.お茶と和菓子をいただきながら振り返り
6.終了・解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
※いけた花をお持ち帰りいただくための袋はご用意しております。
服装
特にございません。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
特にございません。お子様のご参加やお子様と一緒のご参加も歓迎です。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。
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