
大宮「手織工房じょうた」一期一会の糸で心のままにつくる“さをり織り”のストール −大宮工房にて−


体験の概要
好きな色の糸を選び、感性の赴くまま自由に形づくる「さをり織り」。創始者である城みさを氏の孫・城達也氏が主宰する「手織工房じょうた」の大宮工房にて、世界にひとつだけのストールをつくるOtonami限定プランです。工房は、大宮駅から歩いて約3分の立地にある創業140年を超える老舗書店「押田謙文堂」の3階。静謐で洗練された空間で、さをり織りの魅力に触れ、自分の心と向き合える特別なひとときです。
体験の特徴
・約2000本の糸の中から好きな色と素材を組み合わせて、心のままにストールを織りあげます。
・さをり織りの経験豊かなスタッフによる丁寧なレクチャーがあるため、織り物がはじめてでも安心。
・50cm幅での制作はOtonamiだけの特別プラン。ストールとしてだけではなくひざ掛けやラグなど楽しみ方は様々です。
※こちらのプランもおすすめです。
〈 吉祥寺「手織工房じょうた」好きな色で作る“さをり織”のストール −緑あふれる城達也氏の工房にて− 〉
〈 横浜「手織工房じょうた」色と素材を自由に愉しむ“さをり織り”のストール −横浜星川工房にて− 〉
8,800円〜
(名/税込)
1〜4名
約300分
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詳しい内容
さをり織りの創始者・城みさを氏の孫が主宰する工房
1969(昭和44)年に城みさを氏(1913-2018)が生み出した「さをり織り」。“差異を織る”という思いを込めてその名が付けられました。決まった図案もルールもなく、心の赴くままに糸を通し、偶然さえも個性に変えながら織り重ねていく……。感性に身をゆだねて生み出されるさをり織りは、世界50ヶ国以上で十数万人に愛されているといわれています。

さをり織りの技術と思いを受け継ぐひとりが、創始者・城みさを氏の孫、城達也氏。さをり織りの手法や、一人ひとりの“好き”と“心地良さ”を追求する考え方に惹かれたといいます。城氏は、2007に創業した「手織工房じょうた」の吉祥寺工房を皮切りに次々と工房を開業。自由に愉しむさをり織りの魅力を多くの人に伝えています。

本プランでは、好きな色の糸を選び、心の赴くままに愉しむさをり織りを体験します。各方面からのアクセスが良い大宮駅の東口から徒歩約3分、老舗書店「押田謙文堂」ビルの3階にある大宮工房が会場です。東京の吉祥寺・自由が丘、神奈川の横浜に次ぐ4店舗目として、2025年4月にオープンしました。実はこの大宮工房があるスペースは、かつて城氏の叔父がさをり織りの工房を営んでいたという場所。1870(明治13)年創業という長い歴史を誇る押田謙文堂の中でも、さをり織りの魅力を伝える場として代々受け継がれてきたのです。

自身の“感力”が織りなす唯一無二の織り物
「さをり織りに完成図や決まりは存在しません。糸がでこぼこと飛び出していても大丈夫。手織りだからこその風合いを大切にしながら、自分を自由に表現できることがさをり織りの魅力です」と城氏は語ります。一人ひとりが持つ感性である“感力”を何よりも大切にしているのだそう。自分の心が揺れ動いたその瞬間、惹かれた方向へ迷わず進むことが、さをり織りの流儀だといいます。

手織工房じょうたでは、さをり織りに残糸(ざんし)を使います。残糸とは、紡績工場で余ってしまい、捨てられるはずだった糸のこと。昨今、残糸を活用して新たな命を吹き込む活動が注目されており、手織工房じょうたのさをり織りもそのひとつ。手に入る残糸はその時々で異なるため、糸との一期一会がさをり織りの醍醐味です。工房のスタッフも、どんな糸と巡り合えるのか毎回楽しみなのだとか。

さをり織りの楽しみのひとつは、感力を研ぎ澄まして選び抜いた糸で作品を生み出せること。だからこそ、誰がつくっても同じものはありません。工房内の壁の棚に所狭しと並べられている色とりどりの糸は、およそ2000本。数ある中から、自身の心が素直に惹かれ、自然と手に取った糸を使います。何本でも何種類でも、その日の気分で好きなだけ選んで織れるのです。

本体験では、あらかじめ黒色の経糸(たていと)を張った織機が用意されています。経糸は通年で綿、緯糸(よこいと)は当日に綿またはウールから選べます。夏季は主に綿、冬季は主にウールが用意されていますが、時期によってラインナップに変動があります。加えてオプション(有料)にて、リネン・シルク・ラムウールのいずれかまたはカシミヤへ素材の変更も可能。様々な糸との出会いを楽しみましょう。

心の動きに身をゆだね、偶然さえも楽しむ
まずは、選んだ糸の中の1〜2色をボビンに巻き、織り込む緯糸を用意します。ボビンに巻き付ける範囲の端と端を決め、真ん中が少し厚くなるようにつくると、スムーズに織ることができます。

糸が巻かれたボビンを機織り機のシャトルにセットし、いよいよ機織りの始まりです。片足でペダルを踏み、端から手でシャトルを滑らせるようにして経糸を織り込みます。そしてペダルを踏みかえ、筬(おさ)を手前に打ち込むと一段目が完成。このシンプルな工程を繰り返していきます。

最初は慣れないかもしれませんが、少しずつリズムをつかめるように。あとは心の動きに身をゆだねて、経糸と緯糸を織りなしていきましょう。「ここだ」と思ったタイミングで、緯糸の色や素材を替えていきます。自身の心の動きに伴い鮮やかに表情を変えていくさまは、まるで今日の心模様。感動を覚えながら、次第に夢中になっていきます。

時にはペダルやシャトル、筬の順番が互い違いになったり、打ち込みがゆるくなったりきつくなったりするかもしれません。しかしそういった偶然も、誰にも真似できない自分らしさに。工房のスタッフからは、「大丈夫ですよ、素敵ですね」といった優しい声がかかります。感力のままに織るのと同様、偶然の重なりもさをり織りの魅力といえるでしょう。今の自分の心と体が織りなした、唯一無二の作品が出来上がります。
さをり織りを通じて今の自分を見つめる
50cm幅で、最長約2メートルまでの好きな長さまで織ることができるOtonami限定プラン。4〜5時間ほどかけて織ると、大判のストールが完成します。ショールとして肩にかけたり、ひざ掛けとして楽しんだり、バッグやベストに仕立てたり。クッションや壁掛けパネルにアレンジするのもおすすめです。

自分の感力と手織りで生み出したさをり織りは、世界にひとつだけの織り物。それだけではなく、過去の自分にも未来の自分にも真似できない、その日その時の自分らしさが光る作品となります。糸との一期一会から始まる、自らを映す鏡のようなさをり織り体験を、手織工房じょうた 大宮工房で愉しんでみませんか。
提供 手織工房じょうた

提供
手織工房じょうた
さをり織の創始者・城みさを氏の孫である城達也氏が主宰する手織教室。工房にある糸を何種類でも好きなように使い、自由に手織りを楽しむさをり織の体験ができる。その他、さをり織に使う上質な糸やオリジナルの織機、さをり織の作品の販売も行う。大宮工房のほか、東京に本店である吉祥寺工房と自由が丘工房、神奈川に横浜星川工房がある。
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開催場所
手織工房じょうた 大宮工房
〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町1-18 押田謙文堂3階
・JR・私鉄各線 大宮駅東口より徒歩約3分
予約について
カレンダーから、ご希望の日付を選択してください
催行日時|第2月曜、火~日曜(第2火曜、第1日曜、祝日を除く)10:30~15:30 ※終了時間は目安です。終わり次第終了となりますが、17:00まで織ることができます。
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
現在ご予約が可能な催行日がございません。
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
〈基本プラン〉
8,800円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料
※経糸は通年で綿を使用します。
※緯糸は体験当日、綿またはウールからお選びいいただけます(時期により変動しますが、夏季は主に綿、冬季は主にウールをご用意しています)。
〈オプション〉
①リネン・シルク・ラムウールのいずれかに変更
+4,500円(税込)
※種類は当日お選びいただけます。
②カシミヤに変更
+13,500円(税込)
催行人数
1回4名限定
※1名からご予約いただけます
※Otonamiプラン以外のお客様とご一緒になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
体験の流れ
1.手織工房じょうた 大宮工房に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.さをり織りや織り方についての説明(約20分)
3.織り体験(途中お昼休憩があります)(約280分)
4.解散
※お昼休憩はご自由にお取りいただけますが、工房内に昼食を持参される場合は、12:00〜13:00の間での休憩をお願いしていますのでご了承ください。
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
ペダルを踏みますので、ヒールの高い靴は織りにくくなります。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
7歳以上
※お子さまが織る場合や、介助が必要な方の場合でも、付き添いのみはご遠慮いただいております。(受付時、お昼休憩時、お会計時のみ、保護者の方の付き添いはできます)
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
よくあるご質問
経糸の色は1年を通して、最も織りやすい黒のみとなっております。
シルクもリネンも初めての方でも自由に使えます。 また、シルクやリネンを混ぜることも可能です。
使用する素材が綿やシルク、リネンの場合、そこまで縮まないので軽く洗うこともできます。クリーニングに出すことはほぼないです。
色落ちに関しては、こちらで使っている糸が残糸ですので基本的にはさほど色落ちするものはないのですが、中には色落ちするものもあるかもしれません。白物と一緒に洗うことは避けてください。
体験の最後に布の始末の仕方、縮絨の仕方、その後のお手入れなどについてもご説明します。その際にご質問いただければ、織りあがった布の素材に応じてお答えします。
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