
Otonami Story
2024.11.29
川場村から世界へ、日本酒の価値を高める挑戦を。情熱と心意気で伝統と革新のバトンをつなぐ。
永井則吉・永井松美
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Salon limited
こちらの体験は開催を終了しております。読み物としてお楽しみください。
Otonamiサロンメンバー限定プラン
19,860円〜(名/税込)
2〜6名
約300分
東京駅から新幹線で上毛高原駅へ到着後、永井酒造の専用車で移動します。山岳信仰の霊山として知られる武尊山(ほたかやま)の麓に、川場村の美しい田園風景が広がります。群馬を代表する蔵元である永井酒造は、「川場村の自然美を表現する」ことをコンセプトに、1886年の創業以来この地で酒造りを続けています。
伝統を受け継ぎながら、革新的な酒造りに挑戦する永井酒造。6代目当主・永井則吉氏は、瓶内二次発酵を取り入れた発泡性清酒「MIZUBASHO PURE」の開発に始まり、日本酒と食事のペアリングコンセプト「NAGAI STYLE」の提唱、日本酒の蔵元としては珍しいテイスティングルームの設立など、様々な取り組みを行っています。本プランは、川場村の豊かな自然を巡りながら永井酒造の世界観を体験できる特別なテロワールツアーです。
日本酒の命ともいうべき「水」。その源流の見学からツアーは始まります。初代・永井庄治氏は、関東地域に水を供給する利根川の源流で酒を造ろうと決意し、群馬県川場村へ。そこで出会った尾根の山々が育む水に惚れ込みました。
永井酒造が酒を醸造する際に用いるのは、標高2,158mある武尊山からの伏流水。数十年の時間をかけて、川場村の大地でゆっくり濾過されて生まれます。中軟水(硬度50mg/l PH6.8)で柔らかくほのかに甘みがあり、後味にミネラルを感じることができます。この水を守るために、蔵の北に位置する森を所有し、地域の自然を代々守り継いできました。
テロワールツアーの始まりにふさわしく、まずは食前酒「MIZUBASHO PURE」で乾杯しましょう。自然の中でいただく日本酒は格別。川のせせらぎが目や耳に涼しく、すっきりとした味わいをさらに引き立てます。MIZUBASHO PUREは、チェリーやライチのような香りが特徴で、無色透明のお酒に立ち上るきめ細やかな泡はシャンパンと同じ瓶内二次発酵製法によるもの。2008年の誕生以来、国内外で数々の賞を受賞しています。
※雨天の場合は、テイスティングルーム「SHINKA」にて乾杯を行い、永井酒造の歴史についてお話を伺います。
川沿いを下ると、視界が開けて豊かな田園風景が現れます。日本の原風景ともいうべき風景にどこか懐かしさを覚えるかもしれません。川場村の標高や日照時間は米作りに適しており、実りの秋には村民の間でのみ食されてきた“幻のコシヒカリ”こと「雪ほたか」が収穫されます。
田園は永井酒造の次なる挑戦の地。原材料であるお米の生産から一貫して地元で行うという壮大な試みが行われています。永井酒造の若手が中心となって米作りを担い、ノウハウを蓄積しているそう。
「日本酒の価値を高めたい」という永井氏の想いが身を結び、2023年に醸造研究所を併設したテイスティングルーム「SHINKA」がオープンしました。日本の酒蔵としては珍しいテイスティングルームは、短期間に急成長を遂げたカリフォルニアの銘醸地ナパ・ヴァレーから着想を得たといいます。
期待を胸にテイスティングルームに踏み込んだ瞬間、眼前に田園風景のパノラマが広がります。これまで辿ってきた川場村のテロワールの魅力を一望できる風景に、思わず目を奪われます。
テイスティングにご用意するのは、雪ほたか米を使って造られたスパークリング日本酒「MIZUBASHO 雪ほたか」、純米大吟醸「雪ほたか」、そして「水芭蕉 季節限定酒(春酒・夏酒・秋酒・新酒)」など四季に合わせてセレクトされるお酒の3種類。お酒の来歴に耳を傾けつつ、川場村の自然に醸された美味を味わいましょう。
「ワインが世界観を持つように、日本酒でも世界観を表現したい」と考えた永井氏の挑戦は、熟成酒の開発から始まりました。最終的に熟成酒を飲んでもらうためにはスターターとなるお酒が必要だと考え、当時開発が進んでいなかったスパークリング日本酒の開発に至ったといいます。こうして、食前酒から食中酒まですべてのラインナップを揃え、食事の始まりから終わりまで日本酒で楽しめる「NAGAI STYLE」が完成しました。
テイスティングの後は、永井酒造の全銘柄を取り揃える直売所、古新館へ。創業当時からの歴史ある旧酒蔵の建物を改装したレトロな空間も見どころです。おすすめの日本酒6種類を随時有料で試飲することも可能。お気に入りの銘柄を見つけてみてください。
体験の終わりには、道の駅 川場田園プラザを周遊。永井氏のお父様が川場村の村長として掲げた「農業プラス観光」という方針に基づいて築かれた施設で、地方創生の成功モデルとして全国から注目を集めています。川場村で大切に作られた「雪ほたか」をはじめ、地元の農家で作られた新鮮な野菜や果物を購入できるほか、地元の食材を楽しめる食事処も複数備えています。
産地独特の味わいや個性を重視する風潮が高まるなかで、ワインの世界ではよく耳にするテロワール。しかし、日本酒の世界では、まだ耳慣れないかもしれません。本体験は、日本酒が育まれた「土地の個性」を五感で味わう貴重なテロワールツアー。杯を重ねるごとに実際に体験してきた川場村の豊かな自然がよみがえり、いっそう味わい深く感じられるでしょう。自然に育まれた日本酒の魅力を丸ごと味わえる本体験を、旅の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

提供
永井酒造
天気にも恵まれ、大変気持ち良く川場村の自然を楽しむことができました。開放感のある田園風景を眺めながらいただくお酒はとてもおいしく、特別な時間を過ごすことができました。気候や風土を巡るテロワールツアーははじめての体験で、これをきっかけにいろいろな酒蔵を巡ってみたくなりました。
東京都 30代 女性