水彩色鉛筆画家・おかもとゆみ氏と共に季節のモチーフを描く −宝塚「ファレットフルール」にて−

花香る空間でプロに学ぶ水彩色鉛筆画レッスン

兵庫県を拠点に、水彩色鉛筆画家の第一人者として活動するおかもとゆみ氏。もともとは印刷会社のデザイナーとして勤務、のちに画家・イラストレーターに転身。様々な技法にふれるなかで水彩色鉛筆に出会い、その表現の多彩さに魅了されました。

おかもと氏は、国内では東京の個展やグループ展、海外ではアメリカや韓国などのアートフェアに参加し、現在も画家として精力的に活動しています。一方で講師としても豊富な実績を持ち、これまでに水彩色鉛筆画を指導した生徒は6,000名以上。大手通信講座の講座監修も務めるなど、水彩色鉛筆画の魅力を多くの方に伝え続けています。

絵画レッスンの会場は、ファレットフルールの店舗のひとつ、宝塚市の中山寺店。癒しの空間をコンセプトに、季節の花で彩られた店内では定期的にワークショップが開催され、地域のコミュニティとしても長年愛されています。花の香りを感じる空間で、自分の感性を高めながらアートを楽しむひとときを過ごしましょう。

1本の水彩色鉛筆から広がる絵の世界

はじめに、水彩色鉛筆画を描くための道具の使い方や、代表的な7つの技法について座学で学ぶところからスタート。講座では、おかもと氏が愛用しているドイツで250年以上の歴史を誇る老舗筆記用具メーカー「ファーバーカステル」の水彩色鉛筆を使用します。

水彩色鉛筆は、一般的な色鉛筆と違って「水に溶ける」という特性があります。そのため筆を使って絵の具のように使ったり、水を落とした紙の上にやすりで芯を削って伸ばしたりなど、さまざまな使い方ができるのが魅力。水彩画特有の透き通った淡い表現ができるのはもちろん、なめらかな書き味や鮮やかな発色といった色鉛筆の良さも兼ね備え、知れば知るほど奥深い画材です。

光と影を意識して色付ける

水彩色鉛筆について学んだあとは、いよいよ色塗りにチャレンジ。本プランでは、おかもと氏がOtonami限定で特別にデザインした下絵が用意されるため、絵が苦手でも安心です。色紙は姫・豆色紙（76mm×76mm）と、寸松庵色紙（136mm×121mm）の2種類。下絵のモチーフは季節の花や風景など毎回変わり、繰り返し参加しても楽しめます（※）。

※寸松庵色紙のモチーフが毎回変わりますが、姫・豆色紙のモチーフは月ごとに変わります。同じ月に2回以上お申し込みされる方は前回と異なるモチーフをご用意いたします。

色を塗っていく際は、陰影を考えながら影のある部分を重ねて塗ってみましょう。絵に対して苦手意識があると、どこをどう塗ればいいのかわからず悩んでしまうかもしれませんが、おかもと氏が丁寧に指導してくれるのでご心配なく。わからないことがあれば、気軽に質問し、アドバイスをもらいながら進められます。

心の赴くまま自由に描き、感性を研ぎ澄ませる

「頭で考えようとせず、心の赴くままに自由に筆を走らせてみてください」と、おかもと氏。無心になって色塗りをしていると、絵と向き合うことで心穏やかになっていく自分に気づきます。日常生活で「こうあらねばならない」という思考に陥りがちな心も、どこかふと軽くなっていくようで、絵画の意外な効果に新たな発見があるかもしれません。

色塗りが終わったあとは、おかもと氏が加筆を行い、より質の高い作品に仕上げることができます。プロの手によって、自分の作品にさらに磨きがかかる瞬間を間近で見学できる貴重な体験です。また、本体験で手がけた作品をオプションで額装することも可能（有料）。自宅に飾ったり、贈り物にしたりするのも良いでしょう。

アートと花に癒される特別な体験を

透き通った美しい色を楽しめる水彩色鉛筆の世界。これほどまでに多彩な表現ができるのかと、レッスンが終わる頃にはその素晴らしさにすっかりのめり込む受講者も多いのだとか。「絵は長く描いていない」「絵はあまり得意ではない」という方にこそおすすめです。

「これからも、たくさんの方に水彩色鉛筆に出会っていただきたい」と、笑顔を見せるおかもと氏。優しく指導してくれるおかもと氏の人柄も相まって、穏やかな時間を過ごすことができます。花の香りあふれる癒しの空間で、絵を描く楽しさを体感してみませんか。