四谷・荒木町「津の守」煎茶美風流の教授に習う文人趣味煎茶の世界 −教養を深めるミニ講座付き−
体験の概要
四谷・荒木町の路地に佇む、芸者が踊るための檜舞台が設えられた特別なお座敷「津の守」。風情あるこの会場を貸し切って、煎茶美風流の歴史とお点前の初歩を習うOtonami限定プランです。講師を務めるのは、元赤坂芸者で、煎茶美風流の教授資格を持つ塩見薛風氏。お茶を通じて教養に触れる「文人趣味煎茶」を主眼とした煎茶美風流。かつての教養人たちが茶道具や空間を愛でながら語り合った粋な文化を、現代らしく楽しむ癒しのひとときを過ごしましょう。
体験の特徴
・檜舞台付きのお座敷を貸し切り、煎茶美風流の教授・塩見薛風氏から煎茶美風流の歴史やお点前について学びます。
・通常は正式な入門者以外は見ることができない道具やお点前の稽古を特別に間近で見学し、実際にお稽古を体験。
・暮らしの中でなじみの深い煎茶の背景にある豊かな教養や文化に興味がある方におすすめです。
※こちらのプランもおすすめです。
〈 四谷・荒木町「穏の座」芸者がいざなう文人趣味の世界 −水墨画と煎茶を学び楽しむ− 〉
〈 煎茶美風流の教授に教わる昔懐かしい日本の伝統菓子づくり −出来たてのお菓子を厳選茶と共に−
〉
5,500円〜
(名/税込)
1〜9名
約90分
開催日を確認
詳しい内容
花街の風情を感じる四谷・荒木町での煎茶体験
かつて東京で有数の花街として賑わい、古き良き時代のしっとりした情緒が今もなお漂う街、四谷・荒木町。その一角、車力門通りに明かりを灯すのが、お座敷文化を継承する“お座敷ライブハウス”「津の守(つのかみ)」です。本格的な引き幕を設えた舞台を有し、日本の伝統文化や古典芸能を身近に感じられるイベントを数多く開催しています。
かつて松平摂津守義行の上屋敷だったことにちなみ、荒木町の芸者は「摂津守」を略して「津の守芸者」と呼ばれてきました。この津の守の座敷を貸し切り、煎茶美風流の歴史とお点前を学ぶ本プラン。講師は、津の守オーナーである塩見薛風(せつふう)氏です。大正時代に確立された煎茶の流派「美風流」4世家元・中谷美風氏の直弟子で、流派内で最高位の講師として教授資格を所持。弟子の育成に携わるだけでなく、中国福建省が主催する茶会に日本の茶人として毎年招待されるなど、幅広く活動しています。
和やかな講座で知る煎茶と文人趣味の世界
体験は和やかな講座の時間から始まります。塩見氏がいざなうのは、中国文人趣味を起源に日本に伝わった煎茶が、日本で独自の発展を遂げるまでの歴史物語。文人趣味とは、江戸時代後期から明治時代にかけて教養人たちの間で大流行した教養を楽しむ趣味のこと。煎茶を喫しながら、当時最先端だった中国からの舶来品である水墨画や書、漢詩、茶道具などを楽しんだという、何とも粋な文化です。
あまたある流派のなかでも煎茶美風流は、お点前を学ぶだけでなく、水墨画や漢詩など幅広い教養にも触れる文人趣味煎茶を主眼としているのが特長。美風流ならではの講座を通して煎茶を取り巻く様々な歴史背景に触れることで、一杯のお茶に込められたロマンを感じるひとときとなるでしょう。講座のテーマは毎月替わり、複数回の参加で学びを深めるのもおすすめです。
臨場感たっぷりの距離で見学するお点前の稽古
講座に続いて、お点前の稽古を拝見します。弟子のお点前を塩見氏が指導する様子は、通常であれば正式に入門しないと見られませんが、本プランでは特別に間近で見学できます。指導の合間には塩見氏からお点前や貴重な道具についての解説があるので、見学と解説を通じて煎茶の世界を存分に感じ取れる貴重な時間となるはずです。
煎茶が、茶道と大きく違う点のひとつが、味わうお茶の種類の多さでしょう。煎茶では、季節や茶会の趣旨に合わせて煎茶・玉露・ほうじ茶などの日本茶を主に用い、なかでも煎茶美風流では日本茶に加えて中国茶や紅茶なども味わいます。お茶の種類に合わせて道具もお点前も異なるため、すべて習得するには長い年月を要するそう。そんな塩見氏の解説の向こうには、煎茶の奥深い世界が見えてきます。
急須を両手で包み円を描くように優しく揺らして、茶葉にお湯を通すのと同時に“おいしいタイミング”を計ります。ゆったり揺れる小ぶりの急須と、まるでお茶に魔法をかけているかのような心あたたまる所作は、うっとりするほど魅力的です。
3人1組でお点前の稽古を体験
いよいよ、ゲスト3人1組で簡単なお点前に挑戦です。点前(茶を淹れる役)・童子(どうじ、茶席でのサポート役)・客のいずれかを体験します。本プランに3回参加すれば、すべての役割を体験可能。また、着物での参加も大歓迎です。あくまでも稽古体験なので、格を気にせずお好きな着物でご参加ください。
道具を持つ指の位置や動かし方など、指導に当たる塩見氏の美しい一挙一動を見逃さないようにしながら、落ち着いてお点前を行いましょう。「お客様との会話を大切にする煎茶美風流では、お点前さんもお点前をしながら会話を楽しみます」と塩見氏。はじめてのお点前で余裕を持つことは難しいかもしれませんが、おいしいお茶をいただきながら思い思いの会話の時間を楽しみましょう。
一杯のお茶に導かれる豊かな時間
一杯のおいしいお茶は心身に充足感を与え、そこには和やかな語らいの時間が生まれます。塩見氏は「正しい茶器の扱い方や所作などを学んで、自宅でもおいしいお茶の時間を楽しんでほしい」と願います。私たちの生活に欠かせないお茶の存在。そのなかでも、よりなじみ深い“煎茶”を通して教養を深める本体験で、お茶と過ごすひとときを豊かにアップデートしてみてはいかがでしょうか。
提供 津の守
提供
津の守
四谷・荒木町に2023年オープンした、本格的な檜舞台付きのお座敷ライブハウス。日本の伝統芸能を身近に楽しめる場所として、ライブやイベントを通じてお座敷文化を発信している。主宰する塩見ふみ枝氏は、文人趣味煎茶美風流の教授として塩見薛風という名を持つほか、赤坂芸者「ふみ香」としても活動していた。昼間はカフェ、夜は紹介制のバーとして、教室やイベントの開催なども行う日本文化サロン「穏の座」も主宰。
開催日を確認
お客様の声
知識も見識も豊富な先生のお話は非常に興味深く、実際に煎茶のお点前も体験でき、緊張の中にもワクワクの連続でした。
東京都 50代 女性
おおらかな先生のおかげでとても楽しく受講できました。お話だけでなくレジュメもご用意くださり実技もあってとても楽しかったです。知人を2人お誘いしての参加でしたが、とても楽しかったとの2人の感想でした。
東京都 60代 女性
はじめてのお煎茶の体験でしたが、先生のお人柄で、緊張することなく、楽しく体験することができました。文人趣味というトータルでの教養と、「楽しく美しく」を日々の生活に取り入れるという考え方が素敵だなぁと思いました。
東京都 50代 女性
開催場所
津の守
〒160-0007 東京都新宿区荒木町3番地 北島ビル 3階
・丸ノ内線 四谷三丁目駅(4出口)より徒歩約3分
・都営新宿線 曙橋駅(1出口)より徒歩約6分
・JR中央線、東京メトロ丸ノ内線、南北線 四ツ谷駅(赤坂方面出口)より徒歩約10分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時│水・金曜 10:00〜11:30 / 19:00〜20:30、土・日曜 10:00〜11:30 ※土・日曜の開催日は、塩見氏の社中の稽古見学となります。 ▼月ごとのテーマ 1月「煎茶の歴史を紐解いてみましょう」 2月「茶道と煎茶道の関係は?」 3月「季節の楽しみ 花茶と香煎」 4月「日本茶の種類いろいろ」 5月「茶摘みの季節に新茶のお話」 6月「江戸時代最先端のおしゃれは煎茶」 7月「氷で淹れる冷たいお茶のお話」 8月「急須とお茶の深い関係」 9月「秋摘み烏龍茶のお話」 10月「切っても切れないお茶とお菓子の関係」 11月「茶の量、湯温、湯量、蒸らし時間」 12月「番茶とほうじ茶のお話」
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
2024年11月
日
月
火
水
木
金
土
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
5,500円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、施設利用料、資料、お茶・お菓子
催行人数
1回9名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.津の守に集合(体験開始の5分前にお集まりください)
2.煎茶美風流の歴史・お点前などについての講座(約30分)
3.塩見氏または弟子のお点前(稽古)見学(約30分)
※土・日曜の開催日は、塩見氏の社中の稽古見学となります。
4.お点前(稽古)の体験(約30分)
5.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催48時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
※懐紙・菓子切・扇子をお持ちの方はご持参ください。
※ご自身の急須をお持ちいただいた場合、その急須を使ったおいしいお茶の淹れ方をレクチャーします。
服装
特にございません。
※洋服でも着物でも構いません。
※畳の部屋となりますので、裸足での来場はご遠慮ください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
12歳以上、中学生以下の方は保護者の同伴が必要です。
※お子様がご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の2日前まで。
※2024年8月の体験日までは開催日の3日前まで。
特記・免責事項
・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
・お菓子のご用意の関係上、食物アレルギーがある場合はご予約時に「主催者からの質問」にご入力をお願いします。当日のお菓子の変更は承ることができないためご注意ください。
よくあるご質問
開催日を確認