杉並「室礼三千」室礼の第一人者・山本三千子氏から四季折々の伝統行事を彩る美しい形と心を学ぶ
体験の概要
日本に古来より伝わる様々な年中行事。その折に、空間を美しく整えることを「室礼(しつらい)」といいます。本体験では、室礼の第一人者である山本三千子氏の手ほどきのもと、実際に季節の室礼を行いながら、基本となる形や考え方などを学びます。締めくくりには特別に、神様に進呈した食べ物を最後に食す「直会(なおらい)」のひとときも。内容は毎月変わるため、繰り返し参加することで季節の移ろいを感じられます。失われつつある日本の伝統や日本人の心に触れ、日々の暮らしの見え方や向き合い方までが変わる体験を堪能しましょう。
体験の特徴
・室礼の第一人者として支持されている山本三千子氏から直々に室礼の指導を受けられる、1回8名限定のプライベートレッスン。
・取り上げるテーマは月ごとに変わるため、繰り返し参加することでその季節らしい室礼を学べます。
・Otonamiプラン限定で、神様に供えたものを食し、心身を清めて豊かな実りに感謝する「直会」を体験。
13,000円〜
(名/税込)
1〜8名
約120分
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詳しい内容
東京とは思えない、趣あふれる邸宅での室礼体験
京王井の頭線浜田山駅より徒歩5分、駅前の商店街を抜けて閑静な住宅街に差しかかったところにある緑あふれるお屋敷。玄関扉の向こうに一歩足を踏み入れた瞬間、雅趣に富んだ和空間と風情ある庭に目と心を奪われ、思わず東京にいることを忘れてしまいそう。ここは、本体験の講師である山本三千子氏の邸宅です。
室礼の第一人者として知られる山本氏は、南宋瓶華四世、故・田川松雨氏に師事し、1995年から日本の年中行事や生活文化を研究する「室礼三千」を主宰。教室には、「室礼について深く学びたい」「山本氏から直接手ほどきを受けたい」と、全国各地から足を運ぶ方や、数十年にわたって通い続けている方もいるそうです。
あらためて見つめ直す日本の伝統文化
日本には、お正月や雛祭り、端午の節供にお盆といった、古来より伝わる様々な行事や文化があります。こうした季節や人生の節目に空間や衣食を整えることを「室礼」といいます。例えば、お正月に鏡餅を供えたり、雛祭りに桃の花や雛人形を飾ったりするのも室礼です。なじみはなくても、慣習として無意識に行っていたという人は少なくないでしょう。
「事を行う」と書くように、「行い」を通じて「もの」と「思い」の関係を辿るのが行事の在り方です。「つまり、年中行事の室礼は、季節の節目の単なる装飾にとどまらず、感謝やおもてなし、祈願などの心を添えることなのです」と、山本氏は話します。本体験では、そうした四季折々の行事の由来と意味、それらにまつわる儀式のスタンダードな形と現代の生活や住まいにおける考え方などを学び、山本氏と共に考えます。
手を動かしながら、年中行事の心に触れる
山本氏の導きのもと、実際に手を動かしながら、季節の行事の室礼を行う本体験。テーマは毎月替わるので、参加するたびに新たな学びと発見の喜びを得られるでしょう。取材日に体験した9月のテーマは、五節供のひとつである「重陽の節供」。中国由来の行事で、旧暦の9月9日、新暦では10月半ばの菊の花が咲き揃う時期に、菊を愛で、菊酒を飲みながら不老長寿を願います。
重陽の節供に合わせて山本氏が提案した室礼は、まさに菊づくし。菊玉、菊菓子、菊酒などを供えます。丸いオアシスに菊の花を盛る菊玉づくりは楽しいひととき。長命を表す菊を、魂や心を表す丸い形に仕立てることで長寿を願います。思いを込めながら手を動かせば、ものに心を宿す感覚を得られるでしょう。
室礼とは、暮らしに息づく心の形と出会う場
室礼は本来、床の間に行うものですが、山本氏は現代の住空間や暮らしに合わせ、「長板」を用いる方法を提案しています。「神様やご先祖様を祀る床の間を、一枚の板の上に再現する。そんな空間をひととき家の中につくるだけで、日々の何気ない暮らしの中に美しさが見え、敬意や感謝の気持ちが生まれてくるのではないでしょうか」と、山本氏。
プランの最後は、Otonamiゲスト限定の体験として「直会(なおらい)」で締めくくります。直会とは、祭礼で神様に供えたあとの神酒や神饌(しんせん・食事)をいただくことを指し、本体験ではお茶とお菓子を楽しみます。直会は、祭りの特別な精神状態から平常の状態に戻すために設けられた時間でもあるのだとか。肩の力を抜いて、山本氏と参加者同士の気軽な歓談を楽しみましょう。
年中行事の室礼を暮らしの愉しみに
さらに、Otonamiプラン限定で、各回のテーマに関する資料と山本氏の著書をおみやげとして進呈。著書は、自由学園明日館にて開催された室礼展の様子と展示作品がまとめられたものです。体験を振り返り、ご自宅で楽しむ室礼の参考にしてください(書籍の進呈は初回参加時のみとなります)。
「お正月やお盆など、毎年時期がくると何気なく行っている行事の室礼。その行いにも、供えるもの一つひとつにも意味があり、日本に暮らす私たちを支えてきた心があったのです」。山本氏の言葉に耳を傾けていると、自身の中に眠っていたアイデンティティが掘り起こされるのを感じます。それは、年を重ねた大人だからこそ味わえる感覚。社会が大きく変化している今こそ、日本の伝統文化にあらためて目を向け、忘れかけていた日本の心と向き合うひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
提供 室礼三千
提供
室礼三千
昭和天皇の室礼の師だった南宋瓶華四世、故・田川松雨氏に師事し、室礼の第一人者として知られる山本三千子氏が主宰する、日本の年中行事や生活文化を研究する教室。山本氏は、教室の開講のほか、カルチャースクールでの講師、雑誌・テレビなどのメディア出演など幅広く活躍。『暮らしの室礼十二か月』(淡交社)など多数の著書を持つ。
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お客様の声
「重陽の節句」の室礼体験に参加しました。忘れてしまいがちな年中行事のひとつですが、菊玉づくりが楽しく、自宅でも行ってみたいと思いました。これまで子育てをする中で、日本の年中行事はできるだけ重んじてきたつもりでしたが、由来や意味など知らないことが多く、大変勉強になりました。あらためて、日本に興味が湧きました。
東京都 40代 女性
室礼についてとてもわかりやすく教えて頂きました。また、教室が素敵でそこにいるだけでも心ときめきました。
東京都 40代 女性
毎回新しい発見があり、学ぶ事ばかりです。毎日の生活に深みがでる、素晴らしい体験です。
埼玉県 50代 女性
開催場所
室礼三千
住所非公開
・京王井の頭線 浜田山駅より徒歩約5分
※場所の詳細はご予約後にご案内します。本ページに記載の地図とは場所が異なります(Google Mapは浜田山駅の場所を示しています)ので、必ずご案内のメールをご確認ください。
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時|第3・第4木曜 11:00〜13:00、14:00〜16:00 / 第3土曜 11:00〜13:00 ※年末年始など開催日が異なる場合があります。 ※月によりテーマが異なります。詳しくは「月ごとのテーマ」よりご確認ください(内容は変更になる場合がございます)。 ▼月ごとのテーマ 2024年 1月:節分 2月:雛祭り 3月:花祭り 4月:端午の節供 5月:嘉祥菓子 6月:七夕 7月:お盆 8月:重陽の節供 9月:お月見 10月:七五三 11月:冬至 12月:正月
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
現在ご予約が可能な催行日がございません。
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
13,000円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、資料代、書籍代、お茶、お菓子
※書籍の進呈は初回参加時のみとなります。
催行人数
1回8名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.室礼三千に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
※体験会場の住所は、ご予約いただいた方にメールにてご案内します。
2.室礼と日本文化のお話
3.室礼体験
4.直会体験
5.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
・筆記用具
・縦横30cm前後のエコバッグ(お稽古で使用した材料のお持ち帰り用、紙袋も可)
・白ソックス
服装
・お稽古の際はアクセサリーおよび時計などをお外しください。
・デニムやタンクトップなどのカジュアルなお召し物はご遠慮ください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
16歳以上
※お子さまがご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
・教室内では、雑談及び私語はお控えください。
・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
・緊急連絡先への連絡は当日9:30以降にお願いいたします。留守番電話になった場合はメッセージを残してください。
よくあるご質問
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