記憶に残る拝観体験と幸せな夕食
僧侶のお話が興味深く印象に残りました。襖絵や書も近くで見せていただけて満足しています。止観もお堂の中であったので心が落ち着きました。夕食も美味しいだけでなく、女将さんのおもてなしも明るくて良い気をたくさんいただけました。
体験日:2026年10月22日

Exclusive
21,430円〜(名/税込)
2〜10名
約165分
「聖護院門跡」は1090(寛治4)年、高僧・増誉が大峰山での厳しい修行を経て、白河上皇の熊野詣の先達を務めた功績により賜った寺院。全国の山伏(修験者)を束ねる「本山修験宗」の総本山として、日本最古の修験教団という唯一無二の役割を果たしてきました。
開創の初期より、皇室との結びつきは極めて深く、出家された皇族や摂家が代々住職を務める最高格の「宮門跡」として品格を保ってきました。特に江戸時代の天明の大火において光格天皇の仮皇居となったことから、境内は国の唯一の史跡地(聖護院旧仮皇居)に指定されています。堂内には狩野派による豪華な金碧障壁画や重要文化財の書院など、皇室ゆかりの格式と優美な京文化の神髄が今なお残されています。
こうした気品ある門跡寺院の側面を持つ一方で、聖護院における「修験道」は、日本固有の山岳信仰と仏教が融合した独自の信仰を脈々と守り続けています。在籍する僧侶や山伏たちが大峰山などでの修行を重ねるほか、装束や結袈裟(ゆいげさ)の色で階級や役割が表されるなど、今も昔と変わらぬ伝統と信仰が息づいています。
本プランは、昼間の賑わいが去った荘厳な夜の境内を貸し切り、見どころを特別拝観するOtonami限定プラン。仏教の瞑想法のひとつである「止観」を体験し、近隣の老舗「河道屋養老」へ。数多くの文人が愛したという名物「養老鍋(そばすき)」を囲みながら歴史に浸る、特別な夜をお届けします。
体験は、参拝客のいない境内を僧侶の解説付きで巡る特別拝観ツアーから。大玄関から孔雀の間・太公望の間、光格天皇が執務を執られた「上段の間」などの宸殿(しんでん)を通り、後水尾天皇が后(女院)のために用意された「女院御殿(書院)」へ。僧侶の深い解説があってこそ理解できる、格式に応じた意匠の違い。光と影の演出を計算し尽くした、建築の細部に宿る美しい仕掛け……。歩を進めるごとに息をのむ、雅な瞬間が訪れます。
女院御殿では、手元を照らす「手燭(てしょく)」に見立てたほのかな灯りを頼りに空間と名画を満喫しましょう。暗がりの中で灯される柔らかな光と影のコントラストが、昼間とは異なる幻想的な世界をつくり出します。
壁面を彩るのは、狩野益信・永納ら狩野派の手による百余面もの豪華絢爛な「金碧障壁画」。解説では幕府との政治的背景によって絵師が使い分けられた歴史ドラマにも触れ、より多角的な視点から理解を深めます。夜の静けさとほのかな灯りの中だからこそ出会える、幻想的な空間美を心ゆくまで堪能しましょう。
特別拝観後は、本尊・不動明王立像や修験道の宗祖・役小角(えんのおづぬ / 役行者=えんのぎょうじゃの名でも知られる)像などの仏像が静かに佇む宸殿「鶴の間」へと案内されます(※)。日常から切り離された荘厳なこの空間では、提供されるお茶で喉を潤してから、自らの心と静かに向き合う「止観(しかん)」を体験。止観とは仏教の瞑想法のひとつで、禅宗の坐禅にも似た、心身をととのえる修行です。
※止観を行う場所は、体験日により変わる可能性がございます。
止観行、その源流は原始仏教以来用いられてきた修行方法です。「止」とは精神を集中し、心が静かになった状態。「観」とは、起きる事象を自分というフィルターを通さずに観察すること。それにより、事実だけを客観的に認識することを意味します。 心をひとつの対象に集中させて乱れを止め、正しい智慧で物事を観察する作法を、僧侶の丁寧な導きのもとで深く実践します。
希望者には僧侶から「警策(けいさく)」が授けられます。これは罰を与えるものではなく、心の乱れを払い、集中と静寂を取り戻すためのあたたかな励まし。背中に心地良い刺激を受けることであらためて意識が統一され、いっそう深い瞑想の境地へと導かれます。坐禅と通ずる部分がありながらも、修験道の本山・聖護院という祈りの空間で行う止観は格別。呼吸に集中することで日頃の雑念が消え去り、心が清らかにととのう感覚を実感できるでしょう。
本プランの締めくくりに訪れるのは、聖護院西門向かいに佇む老舗蕎麦処「河道屋養老」。1910(明治43)年創業の河道屋養老は、大晦日には聖護院へ年越し蕎麦を届けるなど、長年にわたりご近所ならではのあたたかい付き合いが続くゆかりの深い間柄です。かつて俳優の勝新太郎をはじめとする多くの文化人も足繁く通ったという、風情あふれる数寄屋造りの空間も魅力です。
席へと案内され、看板料理の養老鍋の出来上がりを待つ間、僧侶から聖護院エリアならではのお話や、聖護院と河道屋養老とのつながりなどを紹介してもらいます。拝観ツアーの内容や止観を体験して浮かんだ疑問などを、僧侶とゆっくり会話を交わせるこの機会に尋ねてみるのも良いでしょう。
養老鍋を彩るのは、選び抜かれた京の老舗の逸品たち。創業300年以上のゆば専門店「湯波半(ゆばはん)老舗」の繊細な湯葉をはじめ、江戸時代から続く「麩嘉(ふうか)」の生麩、かまぼこの名門「いづ萬」の弾力のある飛龍頭(ひろうす)「菊花ヒロウス」 など、京都を代表する名店の味覚が、ひとつの鍋に揃い踏みします。甘み豊かな九条ねぎや地鶏、海老、香ばしい蕎麦が加わり、それぞれの滋味が溶け出した出汁には深い旨みが凝縮されています。
女将が目の前で、鍋へと具材を入れてくれます。箸を進めるごとに新たなおいしさとの出会いがあり、最後のひと口まで楽しめるのが養老鍋の魅力。そば巻きや棒にしんなど、河道屋養老の自慢の味をひと口ずつ味わえるOtonami限定の先付け盛り合わせも、京ならではのしみじみとしたおいしさです。
食後にはお茶と共に、聖護院ゆかりの「八ッ橋」と、生地を焼かずに蒸しあげた「生八ッ橋」の2種類が提供されます(内容は変更となる場合がございます)。八ッ橋は江戸時代に聖護院の参道にあった茶店で誕生し、この地に眠る箏曲家・八橋検校を偲んでお琴の形に模して作られた歴史を持ちます。長年培われた門前と寺院のあたたかな物語と共に、心もおなかも満たされる至福の宴をお楽しみください。
聖護院門跡での夜間拝観、心をととのえる止観、老舗でおもてなしと共に堪能する養老鍋、そのすべての瞬間が特別な体験となる本プラン。修験道の力強い文化と、門跡寺院・旧仮皇居としての優美な宮廷文化、2つの世界観が融合した、唯一無二の京文化の美を体感してみませんか。

提供
本山修験宗総本山 聖護院門跡

提供
河道屋養老
僧侶のお話が興味深く印象に残りました。襖絵や書も近くで見せていただけて満足しています。止観もお堂の中であったので心が落ち着きました。夕食も美味しいだけでなく、女将さんのおもてなしも明るくて良い気をたくさんいただけました。
体験日:2026年10月22日
カレンダーから、ご希望の日付を選択してください
催行日時|月10回程度 17:15~20:00
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
料金
21,430円〜(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、拝観料、施設利用料、お茶(止観の前にご提供)、お食事、食後のお茶・お菓子、おみやげ(敷き紙、おしながき)
※現地決済にて通常のドリンクメニューを注文可能です(現金、クレジットカード決済対応)。
催行人数
2〜10名
最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.聖護院門跡 山門を入ってすぐ左手の枝垂れ桜に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.夜の特別拝観ツアー(約60分)
3.お茶のご提供・止観(約45分)
4.河道屋養老へ移動
5.お食事・僧侶による解説(約50~60分)
※僧侶によるお話は約15分程度となります。
6.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
止観を行うため、動きやすい服装でご参加ください。
室内では靴下やストッキングを着用いただきます。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
13歳以上
※18歳未満の方は保護者の同伴が必要となり、参加者と同伴者それぞれに1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
ご予約は開催の7日前まで承ります。
特記・免責事項
・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
・お食事会場は貸切ではございません。また、ほかのご参加者と相席となる可能性がございます。
・お食事会場では現地決済にて、河道屋養老の通常ドリンクメニューからご注文も可能です(現金・クレジットカード決済対応)。
・アルコールを飲まれる方は、当日のお車の運転はお控えください。
・お料理のアレルギー対応は行っておりません。あらかじめご了承ください。ご心配な方は、ご予約時「要望・質問」欄に記載してください。
・境内はバリアフリーに対応しておりません。車椅子でのご参加はご遠慮ください。杖をご使用の場合は、室内に入る際に石突(先端のゴム部分)にカバーの装着をお願いいたします。
・本体験はすべて日本語で催行されます。お時間の都合上、進行速度への配慮ができかねるため、通訳を介する必要があるお客様のご参加はご遠慮いただいております。ご理解とご了承をいただけますようお願いいたします。
(This experience will be conducted in Japanese. Due to time constraints, we cannot accommodate adjustments to the pace of the event for translation purposes. Therefore, customers who require an interpreter are kindly asked to refrain from participating. Thank you for your understanding.)