金沢「やちや酒造」創業440余年の酒蔵で蔵元に学ぶ特別ツアー −非公開空間で日本酒の飲み比べ−
体験の概要
加賀前田家と深いつながりのある、石川県金沢市の「やちや酒造」。かつて町人地として賑わった北国街道沿いに蔵を構え、440余年にわたって酒造りを脈々と受け継いできた石川県最古の酒蔵です。登録有形文化財に指定された酒蔵を、蔵元・神谷昌利氏の解説付きで巡る特別なプライベートツアーを体験。見学後にはやちや酒造いち押しの銘柄4種類を飲み比べ。通常非公開のお座敷にてじっくりとテイスティングできるOtonami限定プランです。加賀五彩を配した伝統的な空間で、歴史に想いを馳せながら日本酒をご堪能ください。
体験の特徴
・440年以上の歴史を誇る酒蔵を蔵元直々の案内で見学するプライベートツアー。
・受賞歴のある銘柄を含むやちや酒造いち押しのラインナップを、蔵元による解説付きでテイスティング。
・通常非公開のお座敷で美しい庭園を眺めながら飲み比べを楽しめるOtonami限定プラン。
5,500円〜
(名/税込)
2〜6名
約60分
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詳しい内容
時間の重みをしのばせた酒造りの精神
創始者である神谷内屋仁右衛門が尾張から前田利家と共に移り住み、前田家のお抱え酒蔵として創業したのが1583(天正11)年。石川県金沢市にある「やちや酒造」はそれから440年以上もの間、この地で酒造りに情熱を注いできました。格子が印象的な築250年ほどの建物は国の登録有形文化財に指定され、昔の趣のままを保っています。
かつてこの辺りは町人地として栄えていたといい、母屋はとくに多くの人で賑わった北国街道に面しています。その立地から見ても、前田家専属酒造としての格式の高さが伺えます。代表的なブランド「加賀鶴」の中には「前田利家公」や「利家とまつ」といった、やちや酒造ならではの歴史を冠した銘柄も。
やちや酒造の特徴である濃醇で旨みの強い日本酒は、北陸の魚介と相性が良いといいます。近年では日本酒そのものに限らず、日本酒仕込みの梅酒や紅茶のお酒なども販売。それらは国内のみならず、海外でも高く評価されています。
酒蔵見学から学ぶやちや酒造の深い歴史
本プランでは特別に、現蔵元の神谷昌利氏が直接酒蔵を案内してくれます。神谷氏は、今では当たり前となった日本酒の飲み方「和らぎ水」の発案者でもあります。日本酒の売れ行きが低迷していた25年ほど前に、「日本酒は翌日に残る」という印象を変えたいと新たな飲み方を提案。お茶屋の芸妓さんが客に水を勧めていたことをヒントに、日本酒と水を交互に飲む方法を自身で試し、酔い方に大きく違いがあったことから周囲に呼びかけるようになったといいます。日本酒の文化を次世代へとつないでいきたいと願う神谷氏の話に耳を傾けながら、蔵見学は進んでいきます。
酒米を蒸すための大きな釜がある釜場を通って仕込み蔵に入ると、ひんやりとした空気に包まれます。あたり一帯は日本酒の良い香りでいっぱい。秋冬の時期には能登から杜氏が来訪し、蔵人が精を出す蔵内。太い梁が剥き出しになった昔ながらの雰囲気は圧巻で、長い時の流れを感じます。
やちや酒造の酒造りは、米の味わいを引き出すことを大事にしています。有名品種の「山田錦」や「五百万石」のほか、地元のオリジナル品種「石川門」や「百万石乃白」も数多く使用。蔵の特徴を踏まえながらも時代の流れを読み、求められている味わいを考えながら、より多くの消費者へと日本酒を届けたいという思いで酒造りに取り組んでいるそうです。
風趣に富んだ庭園を望む特別な間で日本酒を味わう
ツアー後のお楽しみは、美しい日本庭園を眺めながら味わう日本酒のテイスティング。会場となるのは登録有形文化財に指定される主屋の、通常は足を踏み入れることができないお座敷です。蔵見学で一般のお客様を受け入れるようになってからも、「ここは非公開に」と先代から大事にしてきた一室なのだとか。このたびOtonamiのゲスト限定で、特別に開放することになりました。
引き戸を開けるとまず目に飛び込むのは、丁寧に整えられた日本庭園。「加賀五彩」のひとつであるえんじ色で仕立てられた縁側の壁は、室内まで続いています。加賀五彩とは主に加賀友禅で用いられる金沢の伝統的な色で、神谷氏いわく色壁に使用される場合、えんじ色は最も高い格式を表しているのだといいます。
飾られた調度品の数々も見惚れるものばかり。中でも鴨居に掲げられた書は、やちや酒造が仕えていた前田家13代斉泰公の自筆の書。殿様の直筆はなかなか目にすることができない大変貴重な品です。
やちや酒造が誇る珠玉のラインナップを飲み比べ
テイスティングでは体験日によって異なるお酒が用意されます。この日は、特別純米、純米吟醸、大吟醸と精米歩合が違う日本酒3種類と、日本酒仕込みで作られたまろやかな梅酒の4種類。飲み比べをすることで味わいの違いを楽しむだけでなく、神谷氏のナビゲートによって自身の好みを深く理解できるため、今後の日本酒選びの参考になるはずです。
本体験で味わえるラインナップは、受賞歴のあるお酒を含むやちや酒造のいちおし銘柄。ソフトな口あたりで、フルーティーな香りが特徴の「加賀鶴 前田利家公 大吟醸」は、全国新酒鑑評会にて金賞を受賞しました。また、「加賀鶴 純米吟醸 金沢」や「加賀鶴 梅酒」は、フランスで開催された「Kura Master(クラマスター)」や世界中の女性ワイン専門家が選ぶ「フェミナリーズ世界ワインコンクール」において評価され、国内のみならず世界からも注目を集めています。
老舗としての誇りが突き動かす酒蔵の新たな挑戦
440年余りにわたって伝統を受け継ぎ、現代に息づく酒造りの精神を築いてきたやちや酒造。その姿勢からは「文化を未来へとつないでいかなければ」という大きな責任が感じられます。時流を捉えながら酒造りに反映し、世界へ進出することでより多くの人へ日本酒の魅力を広げていきたいと挑戦を続けています。
酒蔵に併設する蔵元直売所では、やちや酒造の全ラインナップを購入できます。テイスティングで気に入った銘柄をおみやげに購入することはもちろん、飲み比べで気がついた自身の好みをもとに、新たな銘柄に挑戦するのもよいでしょう。やちや酒造の特別な空間で見つけた日本酒の魅力を大切に持ち帰り、自分なりの楽しみ方をじっくりと探求してみてはいかがでしょうか。
提供 やちや酒造
提供
やちや酒造
創業440年余り、城下町・金沢で日本酒を造り続けている石川県最古の酒蔵。加賀藩前田家に専属酒蔵として仕えてきた歴史を持ち、北国街道に面した築250年ほどの建物は、文化庁登録有形文化財に指定されている。直売所で商品を購入できるほか、年中酒蔵見学が可能。商品ラインナップとは別に、精米歩合や使用酵母など要望に応じて自分だけの日本酒を作れる「ミニオーダーメード酒」も受け付けている。
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お客様の声
蔵見学で日本酒を作る際の詳しいお話を聞いてからテイスティングをすると、日本酒の見方が変わりました。蔵元に教えていただいた「和らぎ水」は、普段飲むときも実践しようと思います。
石川県 30代 女性
開催場所
やちや酒造
〒920-0818 石川県金沢市大樋町8-32
・金沢駅より車で約10分
・金沢東IC・金沢森本ICより車で約10分
・金沢駅から北陸鉄道路線バス「柳橋ゆき」に乗車。「鳴和」にて下車、徒歩約5分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時│毎日(日曜・祝日を除く)10:30~11:30 / 13:30~14:30 / 15:00~16:00
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
2024年11月
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即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
5,500円(名/税込)
料金に含まれるもの 見学料、体験料、試飲料
催行人数
最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回6名限定
※1名でのご参加を希望される場合は「質問・ご要望」欄にてお知らせください。2名分のご料金にて承ります。
体験の流れ
1.やちや酒造に集合(体験開始の5分前にお集まりください)
2.酒蔵ツアー(約30分)
3.お座敷で試飲(約20分)
4.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
特にございません。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
・12歳以上、試飲は20歳以上
※お子さまがご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
※お酒を飲まれる方は、お車でのご来店と、当日のお車の運転はお控えください。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。
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