大人の“はじめて”体験帖
手のひらに生まれる、和菓子との時間。
色や形の美しさに触れ、季節の彩りを感じる。
手のひらの上で、和菓子が静かにその姿を現す。
小さな手仕事に向き合う時間、
ゆったりとした余白が心を満たす。
暦の移ろいに思いを馳せながら、
和菓子の世界への扉を開いてみませんか。

大人の“はじめて”体験帖
手のひらに生まれる、和菓子との時間。
和菓子に込められた美意識と物語
日常の中には、ふと季節の気配を添えてくれるものがあります。桜のほころび、青々とした若葉、涼やかな水面、紅葉の彩り、そして静かな雪景色……。和菓子は、そうした情景をそっとすくい取り、ひと口の中に閉じ込めてきました。上生菓子にあしらわれた意匠には、その時季ならではの物語が息づいています。

行事や暦との結びつきも深く、菓銘に込められた意味を知るほどに、手にしたひとつの和菓子が奥行きある姿を見せてくれます。甘さだけでなく、日本の美意識を静かに伝えてくれる存在。それが和菓子です。

意外と知らない、和菓子のあゆみ
和菓子の歴史は驚くほど古くにさかのぼり、縄文時代に作られた、木の実を砕いて固めた素朴な菓子が始まりだったともいわれます。その後、奈良〜平安時代には中国(唐)から伝わった技法をもとに宮中で発展。室町〜江戸時代に砂糖が行き渡るようになると、職人たちが創意を重ね、餡や求肥、寒天などを用いた現在の和菓子の原型が生まれました。特に茶の湯文化の広がりは、繊細な意匠をもつ上生菓子の発展を大きく後押ししました。

四季をかたどる意匠、歳時記との結びつき、素材や製法の洗練。和菓子という文化は、人々の暮らしとともに育まれてきたものです。和菓子をつくる時間は、日々の流れをそっと見つめるひとときでもあったのかもしれません。

現代の忙しい日々の中では、こうした“季節を受け取る”感覚に触れる機会が少なくなりがちです。だからこそ、和菓子づくりに向き合う時間は、流れる時間を静かにととのえてくれる特別な体験といえるでしょう。

和菓子のつくり手が見つめる世界 ── 指先に息づく美のまなざし
和菓子づくりの背景には、時代を超えて磨かれてきた技が息づき、ひとつの造形にはつくり手の美意識が静かに宿っています。その奥行きに触れることも、和菓子づくりの大きな魅力のひとつです。
つくり手が何を見つめ、どのような思いで和菓子を生み出しているのか。そのまなざしに触れると、和菓子の印象はぐっと豊かになります。そこで、Otonamiの和菓子プランを支えるつくり手の方々に、和菓子と向き合うときの感覚や、形の奥にある思いを伺いました。その言葉から、和菓子の奥に広がる静かな世界をたどってみましょう。

永用昌也さん(菓子司 百舟)
100年以上続く和菓子店の3代目として生まれ、有名店での修業などを含め約20年間和菓子の技術を磨く。数百年の歴史を経て先人がつくり上げた和菓子の素晴らしさや伝統技術を100年先にも残したいと、ワークショップやイベントを中心に和菓子の魅力を伝えている。
「和菓子づくりに欠かせない餡は、丁寧に揉むほど柔らかくなりますが、時間が経てばおいしさは薄れてしまいます。だからこそ、出来たてを届けられるワークショップは、和菓子本来の魅力を伝えられる特別な時間です。道具や素材、仕上がるまでの工程を実際に見て、触れてほしい。そして、和菓子が日常に寄り添う暮らしへと、少しでもつながっていけばと願っています。」

御園井裕子さん(鎌倉 創作和菓子 手毬)
伝統技法を大切にしながら、自由な発想で和菓子の世界を切り拓く創作和菓子作家。2003年に「鎌倉 創作和菓子 手毬」を立ち上げ、代表として活動。確かな技と細やかな美意識を込めた、デザイン性の高い練り切りに定評がある。各地でのワークショップも開催し、和菓子づくりの魅力を幅広く発信。
「繊細な⾊彩と⽴体的な造形から“⾷べる芸術品”と呼ばれる鎌倉手毬の練り切りは、伝統的な材料と⼿法を受け継ぎながらも新しい感性を織り込んだお菓子です。そんな素晴らしい和菓子の世界をより多くの方に体験していただきたい。茶会や晴れの⽇、⽇々の楽しみに彩りを添え、癒されていただきたい。そんな思いで和菓子教室を開催しています。」

井口いすゞさん(いすゞ)
実家は北海道で約100年続く和菓子店「虎屋菓子店」。和菓子職人を志して上京し、開業以来伝統と革新を続ける気鋭の和菓子店「HIGASHIYA」で腕を磨く。東京やパリの店舗を経て2024年に独立。北海道産の厳選素材でつくったどら焼きは「一度食べたら忘れられない」と評判を呼んでいる。
「和菓子を作るときに私が大切にしているのは、技術はもちろん、その背景にある季節や想い、引き算の美学といった文化ごと伝えていくことです。少しくずれてしまっても、食べてしまえるのが和菓子。はじめての方にも、難しく考えずに五感で楽しんでいただけたら嬉しいです。形や名前に込められた意味を知り、ひとつのお菓子と向き合う時間そのものを、楽しんでいただけたらと思っています。」
はじめての和菓子づくりがひらいた世界 ── 実際に体験した方の声から
和菓子づくりの時間には、思いがけない発見や小さな喜びが潜んでいます。手のひらで形が生まれる瞬間、そして出来たてをいただくひととき。そのどれもが、その場に流れる空気とともに心に残ります。Otonamiでは、初心者の方でも参加しやすい和菓子づくりのプランをご用意。ここでは、実際に体験された方の声をご紹介します。

「和菓子作りは初めてだったこと、和菓子は敷居の高い物との認識があり、果たして自分に作れるのか?とドキドキでしたが、とても気さくな先生で解り易く家族もビックリな出来栄え。先生の和菓子に纏わる話が面白くて特別な時間を過ごせました。またぜひ参加したいです。」
(東京都 50代 女性)
「様々な理由から気になりつつも、なかなか予約する勇気が持てませんでした。しかし、今回、思い切って挑戦してみたところ、予想以上のとても楽しい時間を過ごせました。初めて作ったお菓子の画像は、私の大切な宝物のひとつになりました。」
(東京都 50代 女性)
「講師との距離も近く、和やかな雰囲気の中で丁寧にご指導いただきました。質問もしやすかったですし、最後は一人一人にお茶を立てていただき、他の参加者さんと交流する時間も持てました。材料からお道具まで全て先生がご準備くださり、大変恐縮しました。受講者の人数も丁度よかったです。」
(東京都 60代 女性)
「京都と東京の和菓子の違い、大和芋を使った和菓子であることなど全く知識がなかったので勉強になりました。実際に和菓子を作る工程では先生が穏やかに必要なポイントを押さえてアドバイスくださったので、楽しく作ることができ夢中になりました。3種類の和菓子どれも素敵な色合いで風情があり貴重な経験になりました。季節ごとに通いたくなるそんな教室でした。」
(石川県 30代 女性)
「アクセスしやすい場所でゆったりと特別な体験をさせていただけて大満足です。自分が体験して楽しいだけでなく、美しい和菓子を自宅で家族と堪能できるのも最高でした。」
(愛知県 40代 女性)
和菓子づくりがもたらす、“季節を受け取る”余白
和菓子づくりの魅力は、形をつくる楽しさだけではありません。餡のやわらかさをたしかめる指先の感覚や、色を重ねていくときの静かな集中、仕上がった和菓子を愛でるひととき。その一つひとつが、日々の速度をゆるめ、“季節を受け取る”余白を生んでくれます。

季節をかたどった意匠に触れ、暦にまつわる由来を知ると、ふだんの景色が少しだけ違って見えてくる。忙しさに紛れて見過ごしがちな変化が、ふと心に灯る。それは、和菓子づくりがくれる小さな贈り物のようなものかもしれません。

日々の暮らしに、季節の彩りとほんの少しの丁寧さを。和菓子づくりは、そんな時間をそっと手渡してくれる体験です。

¥8,500〜
【会場】東京・池袋「自由学園明日館」
【講師】「菓子司 百舟」永用昌也氏
【所要時間】約2時間
▼和菓子づくりの内容・テーマ
・上生菓子(2種類×各2個)
・月替わりのテーマ
▼体験のポイント
・国指定重要文化財の空間で体験
・丁寧な手ほどきで初心者にも安心
・完成した和菓子はお抹茶と共に実食
・夜間開催あり



¥7,900〜
【会場】東京・丸の内「Otonami Lounge Tokyo」
【講師】「鎌倉 創作和菓子 手毬」講師
【所要時間】約1時間
▼和菓子づくりの内容・テーマ
・練り切り(1種類×3個)
・月替わりのテーマ
▼体験のポイント
・季節感を大切にした可愛らしいデザインの和菓子
・約1時間で完結するため気軽に参加できる
・会場は東京駅直結
・土日の開催あり



¥7,700〜
【会場】東京・北青山「SCEARN」
【講師】井口いすゞ氏
【所要時間】約1時間
▼和菓子づくりの内容・テーマ
・上生菓子(1種類×3個)
・月替わりのテーマ
▼体験のポイント
・アパレルブランド「SCEARN」とのコラボレーション
・コレクションのテーマと連動してデザインされた、季節の意匠を表現した和菓子
・洗練されたアパレルショップのギャラリーにて開催



¥7,900〜
【会場】東京・丸の内「Otonami Lounge Tokyo」
【講師】井口いすゞ氏
【所要時間】約2時間
▼和菓子づくりの内容・テーマ
・練り切り(2種類×2個)
・月替わりのテーマ
▼体験のポイント
・繊細な感性で表現された美しいデザインの和菓子
・伝統的な材料である山芋(大和芋)を使用
・会場は東京駅直結


¥8,800〜
【会場】東京・日本橋「EnCounter」
【講師】「あとりえ珠庵」JUAN氏
【所要時間】約1時間30分
▼和菓子づくりの内容・テーマ
・玻璃色ういろう®(2種類×各2個)
・月替わりのテーマ
▼体験のポイント
・ういろう生地を使った上生菓子
・土日の開催あり














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