京都「中野酢」古式伝統製法で醸されたお酢の専門店でフルーツビネガーづくりを学ぶ

江戸時代から受け継がれる昔ながらのお酢づくり

「国産米100%・木桶仕込み100%・静置発酵100%」の3原則をもって古式伝統製法で醸される高品質なお酢は、手間と時間がかかりますが、身体にやさしく本来のおいしさを味わうことができます。

高い評価を得る中野酢のお酢は、伊勢神宮式年遷宮においてご奉納の品となりました。また、日本ではじめて開発したお米から作るバルサミコ酢「バルサミクリーム」や、天然酢酸菌をたっぷりと含んだ木桶仕込みのお酢でできた無加水の濃厚なフルーツビネガーなどを生み出しています。

本体験では、中野酢のお酢の魅力を深く学び、こだわりの製法によって醸されるお酢をベースにフルーツビネガーを作ります。さらに、人気のお酢や独自開発した発酵調味料を活かした6種類のおすすめメニューを試食し、お酢の新たな世界を知ることができます。

醸造と酵素の知識を持った講師が伝授

フルーツビネガーづくりを手ほどきするのは、酵素の魅力を広く伝える活動を行う酵素マイスターの公認教室である「中野酢ビネガースクール」の専属講師。醸造にも精通しているので、お酢についての豆知識や発酵のポイント、失敗しない醸造方法なども教えてもらうことができます。

お酢は本来、時間と手間をかけて作られる発酵食品。お酢のすっぱい成分である酢酸は空気を好むため、じっくりと発酵させることで栄養素たっぷりのお酢ができあがります。古くからお酢は、かき混ぜず酢酸菌の力で発酵させる静置発酵法で醸造されてきました。こうしてできたお酢は酸味とコクがあって栄養価が高く、様々な健康効果も期待できます。

自分で育てる手作りのフルーツビネガー

本体験でつくるフルーツビネガーは、Otonami限定の特別な材料を使います。お酢は、純米酢に黒酢や赤酢の栄養素をプラスしたオリジナルブレンド。ベースとなる純米酢は、規定量の5倍以上のお米を使ったふくよかな旨味のあるお酢です。さらにフルーツは、国産やオーガニックなど、Otonamiのプランのために厳選したフルーツを用意。パイナップルやいちご、りんごやレモンなど、季節に合わせた素材を使います。

フルーツビネガーは当日持ち帰り、10日から2週間程度発酵させたらできあがりです。毎日様子を観察しながら完成を待つ時間も楽しみのひとつ。おいしいフルーツビネガーに仕上げるコツや活用法なども教えていただけます。

シロップやピューレを使ったアレンジメニューを試食

フルーツビネガーづくりの後は試食タイム。中野酢のお酢や発酵調味料を使った、Otonami限定のオリジナルメニュー6種類をいただきます。

お米から作った和製バルサミコ酢「バルサミクリーム」は、アイスクリームにかけるのがおすすめ。さらに、フルーツビネガーづくりで使ったフルーツの果実、果実でつくったジャム、果実を加工したドライフルーツ、フルーツビネガーのシロップを使った酵素ローチョコレート、そして中野酢で人気の万能甘酢「寿酢」で漬けたピクルスもお味見します。

フルーツビネガーのシロップだけでなく果実も最後までおいしく味わえるヒントが満載。お酢の酸味と合わさった素材の旨みや思いもよらない組み合わせのアイデアを知ることができます。

本物の醸造酢で始めるお酢のある暮らし

自分でつくったフルーツビネガーに加えて、中野酢の人気商品である万能甘酢「寿酢」の特製ラベル版（300ml）がおみやげに付くのも嬉しいポイント。ラベルのデザインを手がけたのは、ファッションクリエイターでアーティストのharu.guo氏。日本の工芸やものづくりに魅了されて中国から来日し、自身の作品を通してその素晴らしさを国内外に発信しています。「若い女性の生活にお酢をもっと取り入れてもらいたい」との想いから、コラボレーションが実現したそうです。

完成したフルーツビネガーは8～10倍に希釈して飲むだけでなく、ヨーグルトやアイスクリームにかけたり、オリーブオイルと塩コショウを加えてドレッシングにしたり、アイデア次第で様々な料理やスイーツにアレンジできます。中野酢でのフルーツビネガーづくりをきっかけに、お酢のある健康的な暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。