重要文化財の茶室で季節のお茶を味わうはじめての煎茶道 −明治神宮外苑「聖徳記念絵画館」にて−
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体験の概要
煎茶や玉露を用いてお手前を行う茶道のひとつ、煎茶道。明治神宮外苑のシンボル「聖徳記念絵画館」の茶室にて、煎茶道方円流のお稽古を体験します。おいしいお茶を淹れるための作法を学び、玉露や煎茶を中心に、番茶、香煎、紅茶といった四季折々の様々なお茶を楽しむ方円流。お茶そのものに加え、お菓子や道具、花や書など、お茶に関わる伝統文化にも触れながら、日本に受け継がれるおもてなしの心を学びます。
体験の特徴
・国指定の重要文化財「聖徳記念絵画館」の茶室にて、煎茶道のお稽古を体験。
・講師は煎茶道方円流の蓮江倖園氏。初心者の方でも気軽に、煎茶道の作法やおいしいお茶の淹れ方を学べます。
・緑茶をはじめ、紅茶や中国茶など、四季折々の様々なお茶をお菓子と共に楽しみます。
※こちらの体験もおすすめです。
〈 【8/26開催】季節のお茶とお菓子で一服の涼を感じる「ゆかた茶会」−増上寺にて2つの茶席を体験− 〉
5,500円〜
(名/税込)
1〜5名
約60分
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詳しい内容
お茶を最もおいしく、そして楽しくいただくための煎茶道
日本の茶道には、茶道と煎茶道があります。このうち煎茶道は、中国の明の時代に文人たちが煎茶を味わいながら芸術を嗜んだ「煎茶趣味」が、江戸初期に隠元禅師によってもたらされたのが始まりとされ、その後、日本の文人たちの間でも流行し、明治から大正期には一般にも広がりました。
煎茶道方円流は「水は方円の器にしたがう」という言葉に由来する流派で、おいしくお茶を淹れ、味わうことを通して美しい所作を心がけ、心の内面を磨き、互譲の精神を後世に伝えています。本体験では、煎茶道方円流・東京東支部が明治神宮外苑の「聖徳記念絵画館」の茶室で開催している煎茶道のお稽古を体験。講師は、支部長を務める蓮江倖園(はすえこうえん)氏。裏千家東京道場にて十五世家元・鵬雲斎に師事した後、煎茶道方円流に励み、国内外に向けて煎茶道の魅力を伝える活動を行っています。
国指定重要文化財の特別な空間「聖徳記念絵画館」
明治神宮外苑の中心施設であり、重厚感のある佇まいが印象的な聖徳記念絵画館。2011年には国の重要文化財に指定されています。美術館として知られていますが、館内には日本文化普及のために造られた本格的な茶室も備えています。
茶室に入ると、床の間には掛軸とお花が飾られ、煎茶の手前座が設えられています。煎茶道では趣向を高めるための盛物や文房飾りがありますが、お手前に用いる道具にも、席主のセンスと遊び心があらわれます。夏は涼しげなガラス茶碗、冬は重厚感のあるアンティークなど、蓮江氏のこだわりが詰まった趣向を楽しめることでしょう。
お茶を味わいながら煎茶道の世界に触れる
「茶道」と聞くと、細かい決まりごとがあってハードルが高いものだと感じるかもしれませんが、煎茶道では礼儀や作法にこだわらず“おいしいお茶を淹れて楽しく味わう”ことを何より大切にしています。もちろん礼儀や作法は存在しますが、先生が丁寧に教えてくださるので初心者の方もご安心を。まずはリラックスして、季節感あふれる室礼を拝見し、心のこもったおもてなしを堪能しましょう。
茶の湯と称される茶道では抹茶を味わいますが、煎茶道では季節によって様々なお茶を味わいます。煎茶やほうじ茶といった日本のお茶のみならず、中国茶や紅茶などを用いることもあり、より気軽にお茶を楽しめるのが特徴です。
煎茶席ではお茶が二煎出され、一煎目と二煎目の間にお菓子をいただきます。お茶が出されたら、2〜3口に分けてゆっくりと味わいましょう。同じお茶でも、一煎目と二煎目、お菓子をいただく前と後では、また違った味わいを感じられます。
煎茶道の作法に則りお茶のおいしい淹れ方に挑戦
先生にご指導いただきながら、ご自身でも実際にお茶を淹れてみます。初心者でも一つひとつの所作を丁寧に教えていただけるので、安心して臨みましょう。
お手前は、茶碗を洗い清め、心を落ち着けることから始まります。ゆっくりとひと呼吸して、気持ちを集中させましょう。茶碗の準備ができたら、茶壺から茶葉を茶量と呼ばれる道具に移してお茶を量ります。慣れるまでは少し難しい動きに感じられるかもしれませんが、蓮江氏に教えていただきながら美しい所作を目指しましょう。
お茶を通じて日本の伝統文化に触れる
煎茶道では5つの茶碗にお茶を注ぎます。これは「味も量も平等に」という煎茶道における大切な心構えのひとつ「互譲の精神」を表しているのです。お茶を淹れる人といただく人の心が通い合うと、お茶はさらにおいしくなります。「お稽古であってもおいしいお茶を飲むことが大切です」と蓮江氏。上質な茶葉で淹れた深い味わいのお茶を堪能し、会話がはずむ楽しいひとときを過ごしましょう。
煎茶道方円流では、玉露や煎茶をはじめ、番茶や香煎、紅茶といった様々な種類のお茶を、季節に合わせておいしく淹れる方法を学びます。聖徳記念絵画館では座礼だけでなく立礼(椅子席)のお稽古も行っているため、正座が苦手な方は立礼のお稽古をご希望の旨をご予約時にお知らせください。
自由でほがらかな雰囲気のお稽古を通して、煎茶道がより身近なものに感じられることでしょう。四季折々のおいしいお茶とお菓子を味わう贅沢な時間を過ごしてみてください。
提供 煎茶道方円流 蓮江倖園
提供
煎茶道方円流 蓮江倖園
18才より裏千家東京家元道場にて、十五世家元・鵬雲斎に師事。結婚・出産を機に一時中断。その時に触れた煎茶のおいしさに感動し、煎茶道に入門。煎茶道方円流にて指導を行うほか、国内外で茶会を開催し、煎茶道の魅力を伝えるために尽力。2008年より煎茶道方円流 東京東支部長を務める。
提供 聖徳記念絵画館
提供
聖徳記念絵画館
明治天皇・昭憲皇太后の御聖徳を後世に伝える施設として1926(大正15)年に竣工。ドーム状の屋根と左右対称の造りを特徴とする建物はイチョウ並木の真正面に位置し、明治神宮外苑のシンボルとなっている。2011(平成23)年に、「直線的意匠と先駆的技術を採用した、わが国初期の美術館建築」と評価され、国の重要文化財に指定されている。
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お客様の声
煎茶の世界に触れるのははじめてでしたが、とにかくお茶がおいしいことに驚きました。蓮江先生がお茶を淹れる所作は美しく憧れます。大変優しく丁寧に教えてくださるので、リラックスして体験ができました。また参加したいと思います。
東京都 50代 女性
開催場所
聖徳記念絵画館(1階 茶室)
〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町1番1号
・JR信濃町駅から徒歩約5分
・都営大江戸線 国立競技場駅から徒歩約5分
・東京メトロ・都営大江戸線 青山一丁目駅から徒歩約10分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時|第2・4月曜 10:30~11:30 / 14:00~15:00
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
2024年5月
日
月
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即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
5,500円(名/税込)
料金に含まれるもの 見学料、体験料、お茶・お菓子
催行人数
1回3名限定
※1名からご予約いただけます
※同会場に通常のお稽古の生徒さんがいらっしゃる場合があります。
体験の流れ
1.聖徳記念絵画館(1階 茶室)に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.お稽古
3.お茶・お菓子をいただく
4.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催24時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
・白い靴下をお持ちください。
・懐紙・楊枝をお持ちの方はご持参ください。
服装
ジーンズでのご参加はご遠慮ください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
小学生以上
※お子さまがご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の1日前まで。
特記・免責事項
・同会場に通常のお稽古の生徒さんがいらっしゃる場合があります。
・日によって立礼(椅子席)の場合があります。ご希望の場合は予約時に「主催者からの質問」よりお知らせください。
・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
よくあるご質問
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