京都「乙文」日本三大遊郭・島原を若主人と共に巡る旧花街歴史さんぽ −四季折々の京ランチ付き−
体験の概要
日本三大遊郭のひとつに数えられる京都・島原に店舗を構える「島原 乙文」。京都らしい繊細な料理に定評があり、美しさと教養を兼ね備えた最高位の芸妓である太夫が在籍する置屋 兼 お茶屋「輪違屋」への仕出しも行う老舗料理店です。本体験では、島原で生まれ育った若主人からこの地の歴史を学び、旬の味覚を詰め込んだ華やかな京ランチを堪能。食後は若主人と共に旧花街を巡る街歩きへ。京都市の登録有形文化財である「島原大門」や、江戸期唯一の揚屋建築遺構として国の重要文化財に指定されている「角屋」など、風情ある景色を楽しみながら島原の歴史を学びます。
体験の特徴
・京都の旧花街・島原に暖簾を掲げる創業90余年の京料理店「島原 乙文」にて、若主人による解説のもと島原の歴史を学びます。
・丁寧な手仕事が光るランチに舌鼓。さらに、Otonamiオリジナルのオプション(有料)として、お茶菓子・薄茶付きのお茶会風点心へのアップグレードも可能です。
・若主人または主人と共に島原の街を歩きながら、江戸期の面影が残る街並みを見学します。
6,600円〜
(名/税込)
1〜8名
約150分
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詳しい内容
花街として発展した京都・島原に店を構える料理店「島原 乙文」
日本ではじめて公許の花街として発展してきた京都・島原。新撰組や西郷隆盛、桂小五郎なども通ったという歴史深い街には、そのシンボルともいえる島原大門(おおもん)をはじめ、置屋や揚屋といった遊郭建築が立ち並び、往時の面影を今に伝えています。島原大門のすぐそばにある「乙文」は、まもなく創業100年を迎える料理店。日本に唯一残る、太夫を抱える置屋 兼 お茶屋「輪違屋(わちがいや)」への仕出しでも知られる京料理の名店です。
「乙文」の店名は、初代の文治郎氏が寿司職人として修行をしていた四条新京極の「乙羽」から独立する際に、暖簾分けの餞別としていただいた「乙羽」の「乙」と、「文治郎」の「文」に由来します。創業当時は、職人が握る寿司が今よりもっと身近にあった時代。島原大門のすぐそばという立地にも恵まれ、島原で遊んだお客様が帰りに立ち寄る店として繁盛したそうです。
本体験では、若主人または主人から島原の歴史についてのお話を聞き、個室にてゆっくりと京ランチを味わいます。プライベートな落ち着いた空間で、他のお客様を気にすることなく食事を楽しめます。
日本三大遊郭のひとつ、島原の歴史を知る
本体験の始まりは、若主人による島原の歴史解説から。島原は、豊臣秀吉の公許を得て日本ではじめて作られた花街といわれています。もともとは二条城に近い二条柳馬場にありましたが、1602(慶長7)年に徳川家康の命によって六条に移転。その後、1641(寛永18)年に京都所司代によって現在の場所に移動させられることになったのだそう。この移転騒動が「島原の乱」を彷彿とさせたことから「島原」と呼ばれるようになった説もある……というように、興味深いエピソードを交えながら島原の歴史をたっぷりと学ぶことができます。
お店の暖簾や箸袋などに描かれている太夫は、輪違屋の花扇太夫がモデル。2階の広間には、縁あって作者から譲り受けたという花扇太夫の切り絵が飾られています。太夫とは芸妓の最高位で、幕府から十万石の大名に匹敵する「正五位」の称号を与えられた特別な存在。多くの人々を魅了してきた太夫の絵を眺めながら、島原の歴史についての知識を深めます。
旬を取り入れた華やかな京ランチに舌鼓
島原の歴史を座学で学んだあとは、お待ちかねのランチタイム。季節感を感じられる料理をお重に詰め込んだお弁当とお椀のセットをいただきます。お品書きは時季によって変わりますが、新鮮な食材をふんだんに使用した品々は、どれも上品で繊細な味わい。おいしいものを少量ずつぎゅっと詰め込んだ内容で、ほどよくお腹が満たされます。
口に運んだ瞬間ホッとするようなやさしい味わいを目指している乙文。薄味ながらしっかりと味を染み込ませた自慢のだし巻きに、そのこだわりを感じることができます。初夏の取材時には、京都の夏の風物詩・ハモを使ったお椀もお目見え。旬の素材のよさを最大限に引き出した逸品に、思わず頬がゆるみます。
Otonamiオリジナルのオプションとして、ランチをお茶会風点心にアップグレードすることができます(別途料金がかかります)。点心とは「空心(すきばら)に小食を点ずる」という禅語に由来し、茶会で振る舞われる軽食を指します。料理の内容は、弁当と煮物椀、向付と呼ばれるお造りに、お茶菓子と薄茶のセット。ほっと安らぐ空間で、趣向を凝らした料理を心置きなく味わいましょう。
日本最古の旧花街・島原を若主人と共に散策
食後は、島原で生まれ育った若主人によるナビゲートで、古い時代の面影を残す島原の街歩きへ出かけます(若主人の不在時は主人またはスタッフが案内)。街歩きでは、島原の入り口に建つ島原大門をはじめ、日本に唯一残る太夫の置屋である輪違屋、かつて宴席を設け揚屋を営んでいた角屋(すみや)の3ヶ所を巡り、島原の歴史についてより深く学びます。
島原は新撰組や西郷隆盛といった勤王志士御用達の街だったことでも知られ、輪違屋には近藤勇書の衝立や桂小五郎書の掛け軸など貴重な資料も残っているのだとか。一見さんお断りを示す「観覧謝絶」の看板が掲げられ、建物の内部を見学することはできませんが、京都市指定有形文化財に指定された建物は趣たっぷりで、京都らしさを感じる景色を楽しめます。
歴史を学び、触れて、たっぷりと味わう
輪違屋から歩いてすぐの場所には、長州志士・久坂玄瑞密議の場として知られ、新撰組ゆかりの地としても有名な角屋があります。また、江戸時代中期には与謝蕪村も滞在し、俳壇が形成されるなど文化サロンのような役割を担っていたそう。現在は「角屋もてなしの文化美術館」として公開され、館内に入って見学することもできます。
座学と街歩きによって、島原の歴史についてたっぷり学ぶことができる本体験。あらためてその成り立ちや由緒を知ると、島原という街の奥深さを感じられるでしょう。古都京都の歴史に思いを馳せる貴重なひとときをお楽しみください。
提供 島原 乙文
提供
島原 乙文
京都の島原大門にほど近い場所に佇む、まもなく創業100年を迎える料理店。初代が始めた寿司のほか、会席料理や幕の内、折詰料理などを提供。日本に唯一残る太夫の置屋 兼 お茶屋「輪違屋」への仕出し店としても知られる。四季折々の素材を活かした繊細な料理に定評があり、心のこもったおもてなしが自慢。
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お客様の声
島原という名前は知っていたものの、あらためて若主人からお話を聞いてみると「そうだったのか」という発見がたくさんあり、島原という地の奥深さを感じることができました。五感が喜ぶ素敵な京ランチは、量もちょうどよく大満足。島原散策でも島原の歴史についてしっかりと学ぶことができ、楽しい時間を過ごすことができました。
兵庫県 30代 女性
若主人様の気取らない、おもてなしの心あふれる解説とお料理は、大変値打ちのあるものでした。街の成り立ちを解説していただき実際に歩きながら体感し、その歴史の中で共存されてきた老舗の味を堪能できるという経験はなかなかできません。美味しいお料理が、さらに一層味わい深く感じまました。若主人は以前から街の活性化にご尽力されておられるとのこと、次世代を担う方が積極的に現在のニーズに応えようとされていて、その姿勢に頼もしさを感じました。
大阪府 50代 女性
本を読んだり自分で散策するだけではわからないことを、ユーモアを交えて分かりやすく説明していただき、とても楽しかったです。メモを取る手が止まりませんでした。とても貴重な経験でした。
埼玉県 30代 女性
開催場所
島原 乙文
〒600-8823 京都市下京区壬生西入薬園町158
・JR嵯峨野線 丹波口駅または梅小路京都西駅から徒歩約7分
・京都市バス 島原口または五条壬生または梅小路公園前から徒歩約5分
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時|平日(水曜・第3木曜を除く)、土・日・祝日 12:00〜14:00 ※進行状況により、終了時間が14:00〜14:30になる場合がございます
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
2024年12月
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即時予約
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残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
6,600円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、ランチ
〈オプション〉
お茶会風点心に変更
+3,250円(名/税込)
ランチをお茶会風点心(お茶菓子・薄茶付き)に変更できます。
催行人数
1回8名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.島原 乙文に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
2.島原と乙文についてのお話(約60分)
3.ランチ(約60分)
4.島原散策(約30分)
5.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催48時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
特にございません。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
6歳以上、12歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※ご提供内容は大人と同様です。
※お子さまがご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の3日前まで。
特記・免責事項
やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
よくあるご質問
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