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染織家・宇都宮弘子氏に教わる一期一会の草木染め −東京・青山のギャラリーで奈良の四季に出会う−
こちらの体験は開催を終了しております。読み物としてお楽しみください。


体験の概要
奈良県東吉野村を拠点に活動する染織家・宇都宮弘子氏が、特別に東京へ赴き本格的な草木染めを教えるOtonami限定プラン。奈良の山で採取された季節の草木から染液を抽出し、シルクストールを染めます。会場は東京・青山の「Telling Cafe & Gallery」。アートとクラフトをテーマにしたカフェ兼ギャラリーで、街の喧騒を離れ穏やかな時間が流れる場所です。自然が織り成す唯一無二の色との出会いを楽しみましょう。完成品は当日持ち帰り可能です。
体験の特徴
・四季折々の草木を用いて染料抽出から染め上げまでの工程を本格的に体験できる、Otonami限定で考案されたオリジナルプログラム。
・選び抜かれた家具や美術品が並ぶTelling Cafe & Galleryの落ち着いた空間で、心静かに草木染めの世界に没頭できます。
・体験の締めくくりには、宇都宮氏や参加者同士との交流を深める歓談の時間を。和やかなひとときを過ごせます。
※奈良開催のプランはこちらです。
〈 奈良「空蝉」染織家・宇都宮弘子氏に習う草木染めのある暮らし −季節の草木から一期一会の色を移す− 〉
10,800円〜(名/税込)
2〜8名
約180分
詳しい内容
いにしえの技を受け継ぎ、東吉野で染め上げる「一期一会の色」
樹木や草花から作る染料で、糸や布を染める「草木染め」。染織家・宇都宮弘子氏は、自然豊かな奈良県東吉野村に「染織工房 空蝉(うつせみ)」を構え、季節ごとの樹木や草花から染料を作り、蚕から糸を引き、日本古来の伝統的な手法で染織を行っています。
もともとは長年にわたり映画の配給やプロデュース業に携わっていましたが、思いがけないきっかけで染織の世界へ足を踏み入れることに。愛媛県の野村シルク博物館で、正倉院宝物の修復や再現模造にも関わる講師陣から古来の染織技法を学びました。その学びを礎に、東吉野村で自然と共に歩む染織の日々を続けています。
春夏秋冬、その季節・その草木・その人にしか出せない色があります。化学染料による染色が主流となった現代において、植物の命を糸布に宿す「一期一会」の喜びを、宇都宮氏はワークショップや展示会などの活動を通じて広く発信しています。
五感で創造性を体験できる空間、東京・青山「Telling Cafe & Gallery」
会場は、東京・青山通り沿いに佇む「Telling Cafe & Gallery」。2025年春にオープンした、文化や芸術を未来へ伝えることを目的とした複合型の発信拠点です。扉を開けると広がるのは、無機質な壁に並ぶアートや工芸品、樹齢1,500年の屋久杉、丁寧に選ばれた家具が迎える、美術館のような空間。表参道駅から徒歩数分の立地でありながら、都会の喧騒を忘れる静けさに包まれています。
1階はカフェとショップが併設し、全国の生産者が手がける食材を使った料理を味わえるほか、工芸品を購入できます。2階はギャラリースペースとなっており、展示やワークショップなど多彩な企画を開催しています。
アートや工芸品に囲まれながら手を動かしていると、まるで自分も作品の一部になったかのよう。作業に没頭するほどに穏やかな気持ちになり、日常から切り離された特別なひとときを過ごすことができます。完成した作品を手にした瞬間には、静かな満足感に満たされることでしょう。
自然の恵みから染料を作り、手仕事の喜びを再発見する
体験では、宇都宮氏が採取した季節の草木を用いて染液を抽出する工程からスタート。弱火でコトコト煎じたり、水の中で草木を優しく揉んだり絞ったりという作業を丁寧に繰り返します。草木の成分による香りや鮮やかさの差が、手のかすかな感触を通じて感じられ、現代に失われつつある「手仕事の喜び」を再発見するかのようです。
「五感を使う手仕事は、いつの間にか心配事も忘れることができ、まるでセラピーを受けたかのように感じられるかもしれません」と宇都宮氏は言います。
草木染めは、春の桜染めから始まり、ヨモギ、キハダ 、藍、紅花、栗など、年間を通して自然が生み出す“無限の色の違い”を楽しめます。「草木染めの基本的な技術を身に付けて自分でも染められるようになると、日常に新たな視点が生まれます。染める体験を通じて世界を広げてほしい」。そんな宇都宮氏の思いが込められています。
四季折々の草木から色を移す体験
本体験では、自然に寄り添った月ごとに異なる草木を用いて、シルクストールを染めていきます。例えば2025年12月は「白と玄(くろ)」、2026年1月は「茜と蘇芳(すおう)」、2月は「紫」といったように、毎月異なる色と出会えるため繰り返しの参加もおすすめです。
※詳細はご予約カレンダー上部「催行日時」の項目をご確認ください。
真っ白な絹布に美しい色が移り込んでいく
染液の準備ができたら、いよいよ絹布を染めていきます。草木染めに使うシルクストールは、蚕の繭から一糸ずつ織り上げられたもの。真っ白で、手に持つと重量を感じさせないほど軽く、繊細。その柔らかさは、まとう人の首元に自然となじみます。
染液の中に絹布をそっと入れると、つぼみが開くようにほどけて、ほのかに色づきます。手のひらで優しく広げたり、浸したり。ゆっくりと濃淡が変わっていく様子は、まるで自然の移ろいのよう。手の中で起こる変化を慈しみながら、お好みの色合いに染めていきましょう。
世界にひとつの“自分だけの色”を
体験の締めくくりは歓談タイム。宇都宮氏や参加者同士との交流も楽しみましょう。宇都宮氏は、愛媛で生まれ育ち、東京で就職。ニューヨーク留学や映画会社運営などの活躍を経て、2017年より東吉野を拠点に生活しています。染織の道へ進んだきっかけや吉野での暮らしの魅力など様々なお話を伺うことで、染織の魅力のみならず、チャレンジングな生き方に刺激を得られるでしょう。
草木染めで生まれる色は、同じ草木を使っても、季節や気候、水の性質によって微妙に異なり、二度と同じ色に出会うことはありません。だからこそ目の前に広がる色は、その瞬間・その場所・その人との出会いが生み出した一期一会の色なのです。そして完成したストールは、単なるファッションアイテムではなく、自然と人の営みが重なりあって生まれた証。身にまとうたびに、新しい景色や出会いを運んでくれそうです。
提供 染織工房 空蝉

提供
染織工房 空蝉
染織家・宇都宮弘子氏が、昔ながらの伝統技法で絹糸を染め織る。奈良県東吉野村にアトリエを構え、自然と共生する暮らしの体験ができる宿泊型のワークショップ、草木染教室の開催、展示会や企業とのコラボ商品の開発など、四季折々の自然の恵みを生かした日本古来の色を伝える活動を積極的に行う。その知見と感性が凝縮された指導が高く評価されている。
提供 Telling Cafe & Gallery

提供
Telling Cafe & Gallery
2025年、東京・青山にオープン。口頭継承を意味する「Telling」をコンセプトに掲げた、カフェ×ギャラリー型の文化発信拠点。1階のカフェでは、地域の作り手によるこだわりの食材を使ったメニューを提供し、食を通じて物語と出会うことができる。2階のギャラリーでは、展示やワークショップを開催し、文化・伝統・芸術を五感で楽しめる場を創出している。
開催場所
Telling Cafe & Gallery
〒107-0061
東京都港区北青山1-4-5 VORT青山一丁目Dual's 1F・2F
・東京メトロ 銀座線・半蔵門線、都営大江戸線 青山一丁目駅より徒歩約3分
