アートギャラリーのような熟成日本酒のショップ&バー
緑豊かな皇居を間近に感じながら、都心ならではの洗練された空気が流れる半蔵門エリア。個性的なレストランや専門店が点在し、大人の知的好奇心をくすぐる街歩きが楽しめるのもこのエリアの魅力です。そんな半蔵門の閑静な通りに佇むのが、熟成された日本酒のみを取り扱うセレクトショップ&バー「熟と燗」です。
店名は「熟成文化」と「燗文化」から一文字ずつ取り名付けられた熟成酒は、“時間”という贅沢を纏った特別な1杯。年月、そして丁寧な温度管理によって生まれる芳醇な香りと味わいは、一般的な日本酒のイメージを大きく覆す存在として昨今注目されています。「熟と燗」は、日本酒の新たな魅力を切り拓く熟成酒文化を体験し、手に取ることができる“熟成酒の専門店”として2023年6月にオープンしました。
程よい余白のあるディスプレイが、熟成酒の存在感をより際立たせる店内に足を踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのは、光に浮かび上がるようにディスプレイされた個性的なボトルの数々。そして、併設された5席のバーカウンターが隠れ家的な空間を演出します。
どんな熟成酒に出会えるかはテーマや季節によって様々本プランは、「熟と燗」のモダンかつ洗練されたカウンターを5名限定で貸し切り、熟成日本酒の世界を紐解く全3回の連続講座。毎回異なるテーマをもとに、新しい日本酒の愉しみ方を体感します。
熟成酒カルチャーを牽引する第一人者に学ぶ
講師を務めるのは、「熟と燗」の社長兼バーマスター・上野伸弘氏です。「ホテルニューオータニ」のバーテンダーとしてキャリアをスタートさせた上野氏は、1986年に開催された東京サミットで各国首脳のサービスを担当。晩餐会で供された日本酒をきっかけに、国の名を冠する「日本酒」が持つさらなる高みとポテンシャルに着目するようになったそう。
古酒や熟成酒の価値化を目指して設立された「刻(とき)SAKE協会」の常任理事も務める上野氏2002年に品川で長期熟成日本酒BAR「酒茶論」を開業。銀座への移転を経て、御立尚資氏(熟と燗 会長)との出会いをきっかけに「熟と燗」が誕生、社長兼バーマスターへ。長年培ってきた熟成酒の知見をより深く体験できる場として、さらに、熟成酒を気軽に手に取れる場へと昇華させました。
バーマスターでもある上野氏の美しい所作に目を奪われる「日本酒といえば“新酒”、“フレッシュ&フルーティーさ”が大切と認識されがちですが、“エイジング(熟成)”によって引き出される味わいや香り、熟成酒の持つポテンシャルの高さを体験してほしい」と上野氏は話します。
月替わりのテーマに沿って学び味わう奥深き熟成酒
全3回の本プログラムでは月ごとに異なるテーマが設定され、様々なアプローチで熟成酒の魅力に迫ります。2026年9月は「新酒との比較」、10月は「熟成酒と食との融合」、11月は「容器における熟成の違い」について。毎回、「熟と燗」がOtonamiのために制作したオリジナルテキストをもとに、上野氏が丁寧にレクチャー。豊富な知見に基づく解説を聞きながらテイスティングすることで、知識と五感の両面から熟成酒を知ることができます。
遡れば平安時代の文献に登場するという熟成酒。歴史のロマンに触れ、さらに興味が深まる2026年9月と11月は、テーマに応じた熟成酒の飲み比べ。9月の回では、熟成させる前と後の新酒を3銘柄、全6杯をテイスティング。色、香り、味わいなど、一つひとつの繊細な変化に驚くことでしょう。特筆すべきは、まるでコーヒーのような濃褐色が目を引く、「熟と燗」オリジナルの「AFS Ensemble(アフス アンサンブル)」。1970年代の長期熟成された原酒をベースに、少量の若いお酒をブレンドし、華やかさとまろやかさを兼ね備えた逸品です。
2026年9月は熟成酒にドライフルーツを添えて11月は、杉樽・オーク樽・シェリー樽、さらに上野氏による自家製樽酒をテイスティング。熟成させる容器による味わいの違いをダイレクトに比較できるのも、熟成酒に特化した熟と燗ならではの体験です。それぞれのお酒には、上野氏が厳選したこだわりの3種の燻製を合わせて。味わい深い熟成酒との相性を堪能します。
上野氏が手がけた自家製の樽酒は圧巻のビジュアル熟成酒と食の融合を五感で堪能
2026年10月は、こだわりの熟成酒に幅広いジャンルの料理を組み合わせます。一般的に、日本酒に合う食事といえば刺身や寿司などの和食を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし今回は、洋食・中華・エスニック・甘味の4品を取り分け、それぞれに合わせ厳選した熟成酒4杯をご用意。今までの日本酒の概念を覆すような、熟成酒の奥深い魅力を五感で堪能します。
ワンプレートから取り分け一口ずつテイスティング。組み合わせの幅が広がることで自宅でも気軽に熟成酒を楽しめるように(写真の料理は取り分ける前のイメージです)「スパイシーなお料理に合わせる1杯に迷われる方が多いですが、熟成酒の旨みは辛味や刺激をしっかりと受け止めてくれるんです」と上野氏。様々な食事に合わせた熟成酒の選び方や最適な温度など、日常に熟成酒を取り入れるポイントを上野氏が丁寧に解説します。
「カレー with スペルト小麦」と熟成酒の、驚きのマリアージュを体験本プランは月替わりのテーマで愉しむ全3回の連続講座。お好きなテーマの回に参加できるほか、熟成酒についてより知識を深めたい方や、多彩な味わいを体験したい方は連続での参加がおすすめです。
熟成日本酒の世界に酔いしれる、至高のひととき
大人の隠れ家「熟と燗」にて、熟成日本酒の魅力に触れ、味わい、知識を深める贅沢な本プラン。刻を醸す熟成酒には、蔵元のこだわりが凝縮され、日本酒のその先にある無限の可能性が秘められています。お気に入りの銘柄は当日購入できるため、自宅でつくる手料理に合わせる楽しみも。
お気に入りの熟成酒との出会いは人生の楽しみを増やしてくれる熟成酒を身近に感じ、手に取ることで、日々の食卓や大切な人との時間に、新たな楽しみと彩りが添えられるでしょう。暮らしを豊かにする特別な1杯に出会う、特別なひとときを過ごしてみませんか。