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水引工芸家・内野敏子氏に教わる季節の小物づくり −池袋「自由学園明日館」にて−

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体験の概要

世界的建築家 フランク・ロイド・ライトの設計により建設された、東京・池袋の「自由学園明日館」。ノスタルジックな雰囲気が漂うこの空間で、水引工芸家・内野敏子氏から水引の小物づくりを教わるプランです。四季折々のテーマに沿って、箸置きや節句にちなんだ飾り、アクセサリーなど、暮らしを彩る小物を制作。基本の結びから様々な作品が生まれる水引の豊かな世界をお楽しみください。

体験の特徴

・水引に長く携わってきた水引工芸家の内野敏子氏から、水引の小物づくりを教わるOtonami限定プラン。
・重要文化財「自由学園明日館」の荘厳なムードに包まれながら、作品づくりに集中できます。
・月替わりのテーマで作品をつくるのでいつからでもスタートでき、繰り返し参加するたびに水引の魅力に引き込まれます。

※2024年12月催行分の体験料金は11,000円(名/税込)となります。また、最大催行人数が12名となります。

※こちらのプランもおすすめです。
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池袋「自由学園明日館」箔押しで創り出す、自然をテーマにした唯一無二のオーガニックジュエリー

7,700円〜
(名/税込)

2〜10名

約120分

開催日を確認

詳しい内容

結びから広がる世界に魅せられて

贈り物に彩りを添える飾り紐「水引」。結び目や本数、色によって贈り主の心を伝える日本独自の素材です。そのルーツは飛鳥時代にまでさかのぼるといわれ、明治から昭和時代初期にかけて、華やかな細工が施されるようになりました。

内野氏による作品「鳳凰」

内野敏子氏は、「普段の暮らしに水引を」をテーマに、1995年から水引工芸家として活動。武蔵野美術短期大学で油彩を学んだ後に、ある仕事で結ぶ前のそのままの水引に出合い、その美しさに心を打たれたといいます。

現在は熊本を拠点に、全国各地で作品販売や個展、ワークショップを開催。2014年には、日本赤十字社からフランス赤十字社への150周年記念の贈り物の制作を手がけました。

気さくな人柄が魅力的な内野敏子氏と小物作りを楽しむ

内野氏の水引作品に大きな影響を与えているのが、2000年より編み組みの世界をさらに掘り下げるために始めたバスケタリーです。素材の始末に知恵や技を使い、簡潔かつ美しい佇まいを表現する水引に対して、バスケタリーでは継ぎ目が表に出ることを厭いません。水引の素材と技法を用いて作品を編んでいくと、ねじれが生じて思いもよらぬ造形が生まれるのだそう。バスケタリーと水引双方の表現を生かした、唯一無二の作風を持つ内野氏から学べることも、本体験の大きな魅力のひとつです。

自由なバスケタリーと、簡潔な美しさが特徴の水引の技法・素材が融合し、ユニークな形が生まれる

重要文化財「自由学園明日館」で過ごすノスタルジックなひととき

本体験の会場である自由学園明日館は、1921(大正10)年にジャーナリストの羽仁もと子・吉一夫妻によって「真理は汝らを自由にする」という聖書の言葉を礎に開かれた元女学校です。建物の設計は、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトとその高弟・遠藤新。自由学園が掲げる理念にライトが強く共感し、校舎の設計を引き受けたそうです。

日本に現存する貴重なライト作品のひとつ

館内には、生徒たちが食事を楽しんでいた食堂、天窓や壁画、椅子にこだわりが詰まったホールなどが、改修を重ねながら現代まで形を残しています。体験前にじっくりと名建築を鑑賞するのもおすすめです。

※体験会場以外の見学には別途見学料500円がかかります。ご希望の場合は当日受付でお申し出ください。

食堂の天井は吹き抜けになっており、開放感が漂う

繊細な見た目と相反する水引の強靭さ

体験は、内野氏による座学からスタート。水引の歴史やよく使われる技法についてなど、資料を用いて水引の基礎を学んだら、いよいよ小物づくりに挑戦。月替わりのテーマで、飾ったり、実際に使ったり、日々の暮らしで楽しめる小物やアクセサリーをつくります。内野氏がするすると結んでいく手元を見ると一見簡単そうに見えますが、実際にやってみると、水引がねじれてしまったり、形が整わなかったり、なかなか思ったようにできません。少しずつ工夫を重ねながら、自身の思い描く作品に近づけていきましょう。

1月・5月・9月のテーマである、梅結びで作る花箸置き。季節に合わせて小物をつくるのも楽しい
12月のテーマ「紅白のお正月飾り(輪飾り)」

水引はこより状にした和紙を水糊で固めて作られており、一度あとがつくと元通りになりません。ひと筋(1本)ずつ重ならないように丁寧に揃えて結んでいきます。繊細で美しい見た目に反して、美しく結ぶには意外と力が必要です。強い力で引っ張ってもほつれたり破けたりすることはなく、原材料である和紙の強靭さに驚かされます。

はじめての方でも挑戦しやすいよう、制作物はキットになっています。難しい工程は内野氏がフォローしてくれるので、迷った時には気軽に尋ねてみてください。

色、素材ともに多種多様な水引から作品が生み出される

水引では、使う色がそれぞれ意味を持ちますが、なかでも紅白は内野氏が心惹かれ、大事にしている色づかい。また、平安装束の色合わせ「かさねの色目」も作品に取り入れています。手元に目を落とすたび、鮮やかなだけでなくどこか懐かしい色づかいの水引に心が和みます。

水引の基本の結びの名称の由来や、意味なども学べる

作品が出来上がったら、特別に基本の「あわじ結び」も習います。貝の鮑に似ていることから「あわび結び」と呼ばれていたものが、転じて「あわじ結び」と呼ばれるようになりました。あわじ結びも含めよく使う技法は6種類ほどあり、そこから様々な作品が生まれるのだとか。作品を完成させたからこそ、結びの奥深さがよくわかります。

※2024年12月の催行日にご参加の方には、作品づくりのなかでしっかりと結びに挑戦いただくため、制作後の結びの学びはございません。あらかじめご了承ください。

「丁寧に、美しく、相手を思い」結んでいく

水引を結ぶときに大切なのは、「丁寧に、美しく、相手を思う」こと。祝儀袋や結納品など、人生の節目の贈り物をラッピングのリボンのように彩ることも水引の役割です。受け取る方のことを思えばこそ、美しい結びが出来上がります。

水引をプラスすることで、相手を思う気持ちをさらに重ねることができる

また、水引を結べるようになることで、日常的にちょっとした贈り物をする機会が増え、生活が豊かになるといいます。ご自身の結婚式の引き出物、嫁ぐ娘へのブーケ、ご先祖に供える季節のお花を作るなど、内野氏の生徒には水引が生活の一部になっていく方が多いそう。

子どものように素直な心で学ぶ

これまで延べ数千人以上の方に水引を教えてきた内野氏ですが、上達が早い方に共通するのは「素直なこと」。幼い子どものような好奇心で学ぶことが大切だと言います。「技術を習得するには時間がかかりました。懲りずに同じことを繰り返し伝えていられるのは、私自身が簡単に身につけたわけではないからです。技術を積み重ねれば、その分いろいろなことができるようになります。ぜひ腕を磨いて、自分の力にしてほしいと思います」。

表紙の作品は、水引素材と紅白の美しさを追求したもの

内野氏が抱いていた夢のひとつが、ろう者へのワークショップでした。2022年から手話の勉強を始め、縁あって2023年春に初回ワークショップを通訳付きで実現。当初は通常のワークショップと同様に水引工芸を伝えることと、素材に触ってもらうことが目的でした。活動を通じて、「見る力」が非常に優れているろうの方が、手の動きを的確に習得していく様子に大きく心を動かされたそう。さらに先へつなげていきたいと考えています。

立体的な作品を作れるのは、紙を素材とする水引ならでは

水引には、素材ひとつとってもたくさんの種類があり、初心者には扱いづらいものもあるため、上達していくためには知識と鍛錬が欠かせません。手先の器用さに関わらず、学ぶ姿勢とこつこつ地道な練習こそが、自由な造形の世界への扉を開いてくれるのかもしれません。

ものづくりの楽しさから、贈る楽しさへ

水引に触れてみて感じるのは、ものづくりは素材ありきだということ。手仕事をする機会が減っている現代では、普段の生活で使うものが「何でできているか」に注意を払うきっかけは少なくなっています。水引を結ぶ体験を通じて、素材の特性がものの形に影響を与えていることに気づかされます。もっと綺麗に結べるようになりたい、次は違う結びに挑戦したい、いろいろな水引を試してみたい……。小さな試行錯誤を重ねるうちに、少しずつ美しい形を作り出せるようになり、つい誰かに贈りたくなるかもしれません。

暮らしを華やかに彩る水引

本プランでは毎月多彩なテーマをご用意。1回の体験で作品が完成するので、繰り返して参加することでバラエティーに富んだ作品作りを楽しめます。はじめて水引に触れる方にとっても、これまで自分なりに作品を作ってきた方にとっても、本体験は優れた手引きとなるでしょう。ぜひ日々の暮らしに水引を取り入れる楽しみを見つけてみませんか。


提供
水引工芸家・内野敏子

広告デザイン、建築設計の仕事を経た後、横浜にて1995年に水引工芸、2000年にバスケタリーを始める。2005年より熊本在住。国内外で展覧会・ワークショップ開催多数。イタリアやサウジアラビアでもワークショップを行い、結びの可能性を再認識。水引素材の美しさに魅了され続けている。

提供
自由学園明日館

ジャーナリストであった羽仁もと子・吉一夫妻が1921(大正10)年に創立。校舎は世界的建築家 フランク・ロイド・ライトとその弟子であった遠藤新設計によるもので、屋根や窓などあらゆる場所に幾何学的デザインが施されているのが特徴。1997(平成9)年に国の重要文化財に指定され、現在は館内見学(有料)ができるほか、結婚式場としても利用されている。

開催日を確認

お客様の声

お客様の声の写真

不器用なので不安でしたが、試行錯誤しつつ箸置きを作りました。1本の水引からかわいらしい小物ができあがって感動もひとしお。内野先生が気さくで素敵なお人柄で、リラックスしながら学ぶことができました。月ごとにテーマが替わるとのことで、また次回も参加させていただきたいです。

東京都 30代 女性

お客様の声の写真

全くの初心者で作品が完成するか不安でしたが、先生が最後まで丁寧に教えてくださったおかげで作品として持ち帰ることができました。大変満足しています。

東京都 60代 女性

お客様の声の写真

先生とサポートの方が優しく指導してくださいました。日本の伝統的な手仕事の一端を学べて有意義な時間でした。さっそく先生の本を購入。ページをめくるたびにその見事さに感心しています。簡単なものからチャレンジしてみます。また、一緒になったお仲間の皆さんも熱心で、出来上がりの瞬間に「かわいい」の大合唱が起き、あたたかなひとときを過ごせました。感謝しています。

千葉県 60代 女性

開催場所

自由学園明日館


〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-31-3
・JRほか各線 池袋駅(メトロポリタン口)より徒歩約5分
・JR目白駅より徒歩約7分
※ご来館されましたら受付へお越しください。
※待合場所はございません。

予約について

催行決定日よりご希望の日付を選択してください

催行日時|不定期 10:00〜12:00 / 13:00〜15:00 ※体験日により午前の回のみ催行となる場合がございます。 ※体験会場以外の見学を希望される場合は、時間に余裕を持ってお越しください(別途料金がかかります)。 ▼月ごとのテーマ 2024年 12月:紅白のお正月飾り(輪飾り) 2025年 1月:花箸置き(2枝)〜かさねの色目バージョン(春の色) 2月:五節句「桃の節句」の小さな飾り 3月:贈り物を包む(折形と水引) 4月:五節句「端午の節句」の小さな飾り 5月:花箸置き(2枝)〜かさねの色目バージョン(夏の色) 6月:五節句「七夕」のちいさな飾り 7月:水引で夏色のリング 8月:小さなインテリア~豆盆栽を作る 9月:花箸置き(2枝)〜かさねの色目バージョン(秋・冬の色) 10月:普段の着物を楽しむ帯留め 11月:小さなクリスマスツリー ※テーマは変更になる場合がございます。 【ご参加にあたってのご案内】 Otonamiのレッスンは、はじめて水引に触れる方を想定して各回の内容をプランニングしています。 いくつかの結びができる方や、既に水引で作品を作っている方には物足りない可能性がございます。 その点をご理解いただいたうえでご参加のご検討をお願いいたします。

※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。

現在ご予約が可能な催行日がございません。

即時予約

リクエスト予約

残数僅か

受付終了

開催なし

〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。


料金

7,700円(名/税込)
※2024年12月催行分は11,000円(名/税込)となります。

料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料

〈オプション〉
水引制作キットの購入
+1,650円(名/税込)
体験日に制作した作品を自宅でもおさらいできる水引キットを購入できます。
※2025年1月催行分より選択可能です。


催行人数

最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回10名限定(2024年12月の催行日は1回12名限定)
※1名からご予約いただけます


体験の流れ

1.自由学園明日館に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
※ご来館されましたら受付へお越しください。
※待合場所はございません。
2.座学(約10分)
3.作品づくり(約80分)
4.各月のテーマに合わせた結びの基礎レッスン(約30分)
5.解散

【2024年12月の催行日にご参加の方】
1.自由学園明日館に集合(体験開始の10分前にお集まりください)
※ご来館されましたら受付へお越しください。
※待合場所はございません。
2.作品づくり(約120分)
3.解散

※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※体験会場以外の見学には別途見学料500円がかかります。ご希望の場合は当日受付でお申し出ください。


キャンセルポリシー

開催336時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%


お持ち物

・ボールペンなどの筆記用具
・作品を持ち帰る袋(A4サイズ程度)
・お飲み物(ペットボトルや水筒など、蓋ができるものをお持ちください)

【2024年12月の催行日にご参加の方】
・ボールペンなどの筆記用具
・作品を持ち帰る袋や風呂敷(作品サイズ:幅約12cm、高さ約53cm)
・お飲み物(ペットボトルや水筒など、蓋ができるものをお持ちください)

※お持ちでしたら以下のご用意もあわせてお願いいたします。
・紙用のはさみ
・クラフト用のはさみ(水引やワイヤーを切るために使用します)
・目打ち
・ラジオペンチ


服装

特にございません。


お支払方法

クレジットカードでの事前決済となります。


参加条件

10歳以上、中学生未満の方は保護者の同伴が必要です。
※同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
※子ども料金の設定はございません。
※10歳以上、中学生未満のお子様がご参加される場合、水引を結ぶ際に指の力が必要となるため、大人と同様に作品を作ることが難しい場合があります。お子様のご参加についてご質問のある場合は、「質問・ご要望欄」からお問い合わせください。


予約期限

開催日の14日前まで。


特記・免責事項

やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。

よくあるご質問

自由学園明日館には専用駐車場がございません。恐れ入りますが、お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。

撮影していただいてかまいません。ただし、他のお客様へのご配慮をお願いいたします。

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