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東京|四谷三丁目
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女性寄席文字職人・橘さつき氏と共に書く江戸の縁起文字「寄席文字」 −四谷・荒木町「穏の座」にて−

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体験の概要

“大入り満員”の願いを込めて書かれた、江戸から伝わる縁起文字「寄席文字」。江戸時代にルーツを持つ「ビラ字」が起源で、寄席の看板や高座のめくりに用いられてきました。本家・橘流寄席文字一門の女性寄席文字職人である橘さつき氏から、その成り立ちや特徴について学びます。特徴的な筆法を習ったあとは、お好きな文字で作品づくり。体験会場は、かつて花街として栄えた四ツ谷・荒木町の車力門通りにある日本文化サロン「穏の座」。畳の上で姿勢を正し、ほどよい緊張感を味わいながら寄席文字の世界に触れる、少人数制のOtonami限定プランです。

体験の特徴

・四谷・荒木町「穏の座」の座敷を貸し切り、伝統を受け継ぐ女性職人から手ほどきを受ける「寄席文字」体験。
・橘流寄席文字一門の橘さつき氏が指導。寄席文字の成り立ちや特徴を初心者にもわかりやすく解説します。
・「縁起文字」ともいわれる寄席文字を色紙またはポストカードにしたためます。完成した作品はおみやげに。

※こちらのプランもおすすめです。
四谷・荒木町「穏の座」芸者がいざなう文人趣味の世界 −水墨画と煎茶を学び楽しむ−
「金継ぎ撫日子」器に新たな景色を生み出す本格金継ぎ −多彩な仕上げから選べる複数回レッスン−
水引作家・田中杏奈氏に教わる季節の水引と手漉き和紙の包み −人気和菓子作家の和菓子付き−

8,000円〜
(名/税込)

1〜6名

約90分

開催日を確認

詳しい内容

江戸時代にルーツを持つ「ビラ」から発展した日本独自の書体

花街だった頃の風情を残し、通好みの店が軒を連ねる荒木町・車力門通り。落ち着いた雰囲気の路地に、日本文化サロン「穏の座」があります。本体験は、昼間はカフェ、夜は紹介制のバーとして多くの人が集まるここ穏の座の座敷を貸し切り、日本の伝統文字である「寄席文字」を学ぶOtonami限定プラン。寄席の看板に書かれている出演者名など、独特の筆致が目を引く寄席文字は、江戸時代から始まった集客用のビラに使われていた「ビラ字」がその起源です。

「穏の座」の座敷を舞台に、縁起の良い伝統文字「寄席文字」を学ぶ

橘流の家元・橘右近は、もともとは噺家でビラ字が身近にありました。文字も好きだった右近は、その文字に魅了され、技を見覚え習得します。さらに、より合理的な筆法・ルールを体系づけることによって、洗練された形に完成させました。それが今に伝わる寄席文字です。現在、寄席文字を正統に伝承しているのは橘流のみ。本体験では、橘流寄席文字一門の寄席文字職人・橘さつき氏が講師を務めます。

漢字の一から九には、寄席文字の基本的な筆法がすべて入っているそう

さつき氏は大学卒業後、印刷会社に勤めていた時に訪れたイベントではじめて落語に出会い、以来寄席や落語会へと足を運ぶように。その数年後、荒川区が手がける「匠育成事業」に応募し、師匠である橘右橘(たちばなうきつ)氏に師事することとなりました。2017年に右橘氏の“橘(きつ)”の字から「さつき」という名をもらい、橘流寄席文字一門の女性寄席文字職人として活躍の幅を広げています。

寄席文字職人の橘さつき氏。師匠・右橘氏の言葉を借りると「寄席文字を書くのは絵を描く感覚に近い」のだとか

書体に決まった型はあるものの、「筆の勢いや右上がりの角度など、にじみ出る個性はやはり人それぞれ」。さつき氏の書く文字には明るい人柄が表れ、力強さとやわらかさを兼ね備えています。

墨の香りに包まれ、心落ち着くひととき

座敷に入ると、かすかに墨の香りがふわり。まずは、さつき氏が寄席文字の特徴を解説しつつ、実演して見せてくれます。「墨をたっぷりつけて、根元まで使って太く書きます」と筆を走らせる手さばきは、丁寧でありながら極めて大胆。緊張感とリラックスした空気が絶妙なバランスで同居しているようです。

根元まで紙に付け、筆の腹を使って書くことが寄席文字らしい太さを出すコツ

寄席文字は、歌舞伎文字(勘亭流)、相撲文字(根岸流)、千社文字などと共に「江戸文字」と呼ばれる伝統文字のひとつ。これらは互いに似ていますが、それぞれの世界を感じさせる特徴があり、よく見ると違います。寄席文字はまろやかな線で構成されながら、とめやはねの潔い処理によって余白の美しさが際立つ仕上がり。右上がりの筆勢には、「客席が埋まり、昨日よりも今日、今日よりも明日と右肩上がりに繁盛するように」という思いも込められています。

本格的な道具を使った寄席文字体験

いよいよ筆を取り、実際に手を動かす時間。寄席文字専用に作られた、穂先の短い筆を使って体験します。横棒と縦棒、漢字の一から九など、さつき氏が書いた手本を見ながら基本的な筆法を練習。ちなみに、書道では二度書きは良くないとされますが、寄席文字は仕上がりの美しさが重視されるので、そのための修正、補筆は良しとされます。

寄席文字は、形状だけでなく書き順も独特なものが多い

「漢数字の一から九には、とめ、はね、はらいを含め、寄席文字の基本となる筆法がすべて入っています」とさつき氏。この要領をつかめば、いろいろな字を書く時に応用できるのだそうです。自分の手で書いてみることで独特の文字構造を実感し、ますます関心が深まるばかり。「頭で考えることと手を動かすこと。それを同時にフル回転で行うことが書く楽しさ」と話します。

「筆を紙に置くと同時に進行方向にひねると、きれいな線になります」と具体的なアドバイスも

たったひと文字に込める思い

体験の最後には好きな字をひとつモチーフに選び、作品をつくります。縁起文字なので「福」「夢」のような前向きな意味合いをもつ字がおすすめ。画数が多いと難しくなりますが、さつき氏がその場で手本を書いてくれるのでご安心を。苦手なポイントは、本番に挑む前に練習用紙で繰り返し練習しましょう。

寄席文字の「夢」。特に「夕」の部分が、普通の漢字とは字体も書き順も異なる寄席文字ならでは

本番では色紙、もしくはポストカードに書きます。習ったことを思い出しながらひと筆ずつ書き進めていく際の、心地良い緊張感がたまりません。落款に見立てたハンコを押したら完成。この日の記念に大切にお持ち帰りください。自宅に飾って日々眺めていれば、縁起文字の効果を発揮して運気を上げてくれるかもしれません。

仕上げにハンコを押すと作品全体が引き締まった印象に

寄席文字を現代のライフスタイルに

寄席文字は近年、寄席の外でも使われる機会が増えているとか。開店祝いや祝宴に際して、縁起文字として色紙に思いをしたためて贈ると喜ばれるのだそうです。現代のライフスタイルにも浸透している寄席文字。本体験での学びを活かして、年賀状に大きくひと文字、寄席文字で干支を書いて送るのも良いでしょう。

かつて客寄せに力を発揮したという寄席文字は、どこに飾っても存在感を放って縁起が良い

より目立つように、より魅力的に映るようにと先人たちが工夫を重ねて確立した、江戸時代がルーツのビラ字、さらにその先に完成された寄席文字の粋な世界。伝統を未来へつないでいこうとする職人の熱意がしみじみと心に染み渡ります。和の風情あふれる穏の座のお座敷で、心を落ち着けて筆を走らせ、味わい深いひとときを噛み締めてみませんか。


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提供
寄席文字職人・橘さつき

大学で美術史を学び、卒業後は印刷会社に就職。趣味で寄席や落語会へ通うなか、イベントで寄席文字体験教室に参加し、寄席文字と出会う。2011年、荒川区の匠育成事業をきっかけに橘右橘氏に師事し、2017年、橘流寄席文字一門として名を許された。体験教室を開き、寄席文字の普及にも力を注ぐ。

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提供
穏の座

昼間はカフェ、夜は紹介制のバーを営みつつ、日本文化を学ぶ教室やイベントの開催、和室の貸席も行うお座敷空間。亭主の塩見ふみ枝氏は、文人趣味煎茶美風流の教授として塩見薛風という名を持つほか、赤坂芸者「ふみ香」としても活動していた。現在は同じ荒木町にお座敷ライブハウス「津の守」を開設し、芸事を披露している。

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お客様の声

お客様の声の写真

最初は少しドキドキして筆を持つ手が震えましたが、始終和やかな雰囲気で、わかりやすく教えていただけたこともあり、楽しく学ぶことができました。独特の書体もとても興味深く、先生が実演するのを間近で見ることができたのもうれしかったです。

東京都 40代 女性

お客様の声の写真

寄席文字、愛嬌のある憎めない特殊な字を特殊な筆と墨を使って書く初めての体験とても楽しかったです。寄席文字の歴史などもお聞かせ下さり、あっという間の時間でした。先生の飾らない柔らかな雰囲気も緊張せずに参加できた大きな理由です。

埼玉県 50代 女性

お客様の声の写真

初めての寄席文字のお稽古でした。先生が優しくわかりやすく教えてくださったので、とても楽しく体験できました。先生の筆から滑らかに描かれる文字がとても美しくて、感動しました。もっと上手く書いてみたい、学んでみたいと思ったので、早速筆を購入しました。

東京都 40代 女性

開催場所

穏の座


〒160-0007 東京都新宿区荒木町3番地 フォレストビル 2階
・丸ノ内線 四谷三丁目駅(4出口)より徒歩約3分 ・都営新宿線 曙橋駅(1出口)より徒歩約6分 ・中央線、東京メトロ丸ノ内線、南北線 四ツ谷駅(赤坂方面出口)より徒歩約10分

予約について

催行決定日よりご希望の日付を選択してください

催行日時|火曜 10:15〜11:45

※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。

現在ご予約が可能な催行日がございません。

即時予約

リクエスト予約

残数僅か

受付終了

開催なし

〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。


料金

8,000円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、施設利用料



催行人数

1回6名限定
※1名からご予約いただけます


体験の流れ

1.穏の座に集合(10:15にお集まりください)
2.橘さつき氏の実演、寄席文字の歴史を解説
3.寄席文字の練習
4.お好きな一文字を寄席文字で書く
5.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


キャンセルポリシー

開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%


お持ち物

書いたものを持ち帰るための袋をお持ちください。


服装

・会場は和室ですので、靴下をお履きください。レンタル靴下(無料)のご用意はございます。
・墨を使用します。通常汚れることはありませんが、気になる方はエプロンや割烹着などをご持参ください。


お支払方法

クレジットカードでの事前決済となります。


参加条件

小学校4年生以上
※お子さまがご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。


予約期限

開催日の7日前まで。


特記・免責事項

・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
・体験開始時刻より前にお越しいただいても、準備のため会場内にお入りいただけません。

よくあるご質問

駐車場はございません。お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。

会場は和室ですが、正座ができなくても大丈夫です。正座椅子やクッション、座敷用の椅子のご用意もございます。

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