
和歌山・高野山の伝統食材でアジアの香り漂うおもてなし料理教室&ランチ −「天風てらす」にて−


体験の概要
和歌山県北部にある世界遺産で、真言密教の一大聖地として知られる高野山。本体験は複合型施設「天風てらす」で開催する、和歌山の食材や伝統調味料をアジアの料理に取り入れたOtonami限定のおもてなし料理教室です。天風てらすの若女将から和歌山ならではの食材の魅力を教わる座学に始まり、料理教室ではデモンストレーションと実践を織り交ぜながら、世界各国で経験を積んだ料理人・大野亜紀子氏より、スパイス・ハーブの取り入れ方、食材の組み合わせ方、おもてなしのアイデアなどを学びます。体験後は和素材がアクセントの本格アジアンランチに舌鼓(※)。高野山の清らかな空気の中で心身共にリフレッシュする、特別な食体験を満喫しましょう。
※ランチには料理教室でつくった料理が含まれます。
体験の特徴
・仏教文化を軸に高野山と親交を持つアジア諸国の料理に、和歌山・高野山ならではの食材のおいしさを効かせたOtonami限定料理教室。
・本体験のために考案されたメニューは2ヶ月ごとに変わります。アジア料理に精通した料理人が直接指導。
・アジアンテイストのテーブルコーディネートも実践。ひと味違うおもてなしを学びたい方におすすめ。
※こちらのプランもおすすめです。
〈 「高野山 別格本山 清浄心院」特別拝観と塗香作りでリトリート −天風てらすの限定ランチ付き− 〉
8,800円〜
(名/税込)
2〜8名
約150分
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詳しい内容
食と文化が集まる高野山の新たな拠点「天風てらす」
約1200年前に弘法大師・空海によって開かれた和歌山・高野山。真言密教の聖地であり、豊かな自然と静寂に包まれた場所です。山全体が信仰の対象ともいえるこの地にあるのは、澄み渡る空気や鳥の声、そして木々の間から差し込むやわらかな光。歴史と文化、自然が調和した高野山は、訪れる人に深い癒しと気づきを与えてくれます。

「天風てらす」は、高野山の魅力を体感できる新たなスポットとして誕生した複合型施設。「“天空の聖地”である高野山に新しい風を吹かせ、訪れる人の心を太陽のように照らしたい」との思いが込められたこの場所には、和歌山の名産品を揃えたセレクトショップや文化体験ができるワークスペースを併設。2階のカフェスペースでは、地元野菜を使ったグルテンフリーやプラントベースの料理が提供され、身体に優しい食を通して地域の食文化に触れることができます。

天風てらすをはじめ、宿泊できる精進ダイニングやショップ、旅館などを運営する「一の橋天風」を取り仕切るのは、3代目若女将の馬場麻美氏。馬場氏は「ここではひととき日常を忘れ、心をほぐす時間を過ごしてほしい」と語ります。その想いは、訪れる人を包み込む天風てらすのあたたかな雰囲気にも息づいています。
和歌山の和素材とアジアの香りが調和する、新感覚の料理教室
高野山は古くからアジア諸国と深い精神的なつながりを築いてきました。真言宗は日本のみならず海外にも広がりを見せ、仏教を通じた交流が今も続いています。本体験では、和歌山ならではの香味野菜や伝統調味料を、仏教文化を背景に持つアジア諸国の料理に取り入れ、心と身体をいたわるおもてなしの知恵を学びます。

料理教室の講師は、アジア料理をはじめ、フレンチやイタリアンなど多彩な料理に通じた料理人・パティシエの大野亜紀子氏です。馬場氏が「伝統を大切にしながらも、新しい角度から高野山を知ってほしい」との想いから大野氏を迎え、Otonami限定の本体験が実現しました。

料理への研鑽を深めながらも世界各地を旅してきたという大野氏。フレンチ、イタリアン、エスニックをメインに、それぞれ本場のおいしさを学びました。20代はヨーロッパ各地を活動拠点としていた大野氏でしたが、30代になる頃に惹かれたのはアジア諸国にしかない魅力でした。特にアジアのスパやエステで使用されるハーブの豊かな香りに興味を持ち、料理に生かしてみたいと考えるように。タイ料理をはじめとしたアジア料理を極めるべく、バリ島に住み込んで修行の日々を送ります。一流ホテル「COMO Uma Ubud」「Four Seasons Resort Bali At Sayan」にも勤務し、腕を磨きました。

日本の大手調味料企業でスパイス料理の講師も務めてきた大野氏。和歌山や高野山の食材に新たな光を当て、アジア特有の香りと調和させる技が大野氏が手がける料理の魅力といえるでしょう。「思いもよらない食材の組み合わせから生まれる新しい発見が、本体験の面白さのひとつです」と話します。例えば、和の山菜がエスニックなスパイスと響き合ったり、味噌や梅酢がアジアのハーブと調和したりと、和とアジアをかけ合わせた創造的な料理が登場。日常ではなかなか味わえないマリアージュが、食の世界を広げてくれます。
素材を学び、おいしさとかけ合わせの楽しさを知る料理教室
体験は、馬場氏による座学からスタート。高野山の歴史背景に触れながら、和歌山・高野山の食材について解説を受けます。長く受け継がれてきた香味野菜や伝統調味料、弘法大師ゆかりの食材について知り、それぞれの素材が持つ風味や役割、料理との相性を学びながら、料理教室に向けて理解を深めましょう。

続いてはいよいよアジア料理を学びます。大野氏が本体験のためだけに考案する、2ヶ月ごとに変わるその時期らしいメニューに挑戦します。
取材時に体験したのは日本でも人気の高いベトナム料理、生春巻き。具材を包むのに使うのは、米粉でつくられた薄いシート状のライスペーパー。アジア料理ではなじみ深い食材のひとつです。自宅でつくるのはなんとなくハードルが高いと感じるかもしれませんが、「水にさっとくぐらせるだけで粘着力が生まれ、具材を乗せて巻くだけで1品が完成する、実は万能食材。扱い方を覚えれば料理のレパートリーがぐっと広がりますよ」と大野氏。

単に料理のつくり方を教わるだけでなく、食材の組み合わせ方やハーブ・スパイスの取り入れ方、おもてなしの際のポイントまで教えてもらえるのが大野氏の料理教室の特徴です。ライスペーパーについても「生春巻きだけでなく、具材を包んで焼いたり揚げたりと様々な料理に使えます」と説明。大野氏をお手本に出来上がった生春巻きには、和歌山産の梅を使った特製ソースをかけて。アジア料理のひと皿ながら、爽やかで滋味深い和の風味が絶妙にマッチします。
目にも美しく心にも残るアジアンテイストのおもてなし
料理教室では、アジアの魅力あふれるおもてなしのテーブルコーディネートも丁寧にレクチャー。食用花であるエディブルフラワーをさりげなく添えたり、カトラリーや器を華やかに配したりと、自宅でも取り入れやすい工夫でテーブルが特別な空間へと変わります。アジアの一流ホテルで研鑽を積み、料理のみならず“おもてなしの美学”を熟知している大野氏ならではの繊細な感性と実践的なアドバイスが、日常の食卓に新たなインスピレーションをもたらします。学びと共に感性が磨かれる、贅沢な時間となるでしょう。

手がけた料理を盛り付け、大野氏が事前に用意したドリンクとデザートを加えてコーディネートを完成させたら、お楽しみのランチタイム。ウェルカムドリンクからはじまるランチは、体験した料理のほかデザートも用意。エディブルフラワーが咲くように彩られた生春巻きや、フレンチの技法を取り入れたタルタル風のサラダなど、美しく仕上げられた品々がテーブルを豊かに彩ります(料理の内容は体験日によって変わります)。

高野山の澄んだ空気とやわらかな陽光に包まれながら、ひと皿ごとに広がる香りや彩りを五感すべてで味わうことができます。まるで自然と調和するような静けさの中でゆったりと食事を味わう時間に、心まで満たされてゆく特別な感覚をおぼえることでしょう。

高野山の食と文化が教えてくれる、やさしさのかたちと丁寧な暮らしのヒント
体験の終わりには、天風てらす内のセレクトショップで使えるお買い物クーポン(1,000円分 / 体験翌日以降に使用でき、体験から1年間有効)を進呈。季節を変えて訪れると、異なる表情を見せる高野山と、大野氏がつくり出す新たなおいしさに出会えるでしょう。セレクトショップでは料理教室で使用した調味料を扱っていることも。ぜひ、体験後に覗いてみてください。

和歌山の豊かな風土に育まれた食材と、アジア諸国の料理が出会うことで生まれる新たなおいしさは、単なる食体験を超えた学びと感動をもたらしてくれます。大野氏との料理体験からは、おもてなしの心といつもの食卓を特別にするちょっとした工夫まで学べることでしょう。高野山の自然の中で和歌山とアジア料理の魅力に触れながら、穏やかで豊かなひとときを過ごしませんか。
提供 天風てらす

提供
天風てらす
高野山の観光拠点として創業約65年の「一の橋天風」。その2号店であり、地域初となる複合型施設として2023年春にオープン。セレクトショップ、ワークスペース、カフェスペースが併設され、高野山の文化や魅力を体感できる新拠点として日々賑わう。若女将をはじめ、地域の職人や農家の方々を招いて開催されるワークショップには県内外から参加者が絶えない。
提供 大野亜紀子

提供
大野亜紀子
フレンチやイタリアン、エスニック、製菓など幅広いジャンルを修めた料理人・パティシエ。スパイス料理を得意とし、大手調味料メーカーで講師を務めた実績を持つ。アジア各国を旅し、イサーン料理、ランナー王朝の宮廷料理、創作タイ料理などを学び、一流ホテル「COMO Uma Ubud」「Four Seasons Resort Bali At Sayan」でも研鑽を積んだ。高野山の静けさと文化に魅せられて和歌山へ移住し、「天風てらす」にて腕をふるう。
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開催場所
天風てらす
〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山53-3
▼公共交通機関をご利用の場合
・南海高野線「極楽橋駅」より南海高野山ケーブルに乗車、「高野山駅」で下車。隣接するバス停「高野山駅前」より南海りんかんバスに約25分乗車、「玉川通り」で下車、徒歩約1分
▼お車の場合
・京奈和自動車道 かつらぎ西ICより約50分
※11月下旬から3月中旬までは路面の積雪・凍結の可能性があり、スタッドレスタイヤ・チェーンが必要になる場合がございます。
予約について
カレンダーから、ご希望の日付を選択してください
催行日時|月2回程度(平日) 11:00~13:30 ▼メニュー 2025年 6・7月:生春巻き、カオマンガイ、スープ、バタフライピースカッシュ、デザート ※内容は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
現在ご予約が可能な催行日がございません。
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
8,800円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料、ランチ(調理体験にてつくった料理を含む)、お買い物クーポン
※お買い物クーポンは2,000円(税込)以上のお買い物で使用可能。体験翌日以降にセレクトショップで使用でき、体験から1年間有効です。
催行人数
最少催行人数:2名(予約期限までに最少催行人数に満たなかった場合、本体験は開催されません。ご了承くださいませ)
※1回8名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.天風てらすに集合(体験開始の5分前にお集まりください)
2.和歌山の食材を知る座学
3.和歌山の食材を使ったアジア料理教室
※2と3で合計約120分
4.試食(約30分)
5.解散
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
エプロン、筆記用具
服装
調理体験ではエプロンを着用いただきますが、気になる場合は汚れても良い服装でお越しください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
13歳以上、18歳未満の方は保護者の同伴が必要です。
※お子様がご参加される場合、同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
・本体験は、講師によるデモンストレーションとゲストによる実践を織り交ぜての料理体験となります(内容は体験日によって変わります)。あらかじめご了承ください。
・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
よくあるご質問
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