銀座「栄養院ひふみ」月替わりのテーマで調味料にまつわる知識を深め、季節の滋味を味わう料理講座

医師と管理栄養士が提携。心と体を整える場所・栄養院ひふみ

栄養指導のプロフェッショナルである管理栄養士の長井佳代氏と、若さと健康をサポートする「ナグモクリニック銀座」が提携して運営する栄養院ひふみ。「健康なうちに“食”で病気を予防する」という、これまでにありそうでなかった新しいスタイルのもと、食に関するワークショップやイベントなどおいしさと両立する栄養カウンセリングを行っています。

院長を務める長井氏は、病院勤務や料理講師のキャリアを経て、ヘルスケア企業やフィットネスクラブ、乳がんクリニックなど幅広いフィールドで栄養指導を行ってきた食養生の専門家です。

栄養指導は従来、既に病気に罹っている人に対し、主に食事制限をすることで病気の悪化を防ぐものでした。そのため食事自体につらさを感じ、楽しみを見いだせなくなる人を多数見てきたと長井氏はいいます。そんな長井氏だからこその発想で誕生した栄養院ひふみは、「食べる幸せを損なわない栄養指導」が絶対条件。 本レッスンも健康に良いアプローチをもたらしながら、楽しさ・おいしさ・満足感すべてを体感できます。

五感を使って調味料と向き合う座学

本レッスンは、五味（甘味・苦味・酸味・塩味・旨味）に加え、近年新たに確立されつつある6つ目の「脂肪味」というテーマに沿って、それぞれの味覚に関連する調味料を取り上げます。例えば、甘味はみりん、酸味は酢、旨味は味噌や醤油、そして脂肪味はえごまオイルやオリーブオイル。1回の講座につき1つの調味料にフォーカスし、その特徴を深掘りします。

調味料は、長井氏が実際に生産者を訪ねるなどして厳選したものばかり。座学では、生産地・製法・各調味料の特徴など長井氏が産地で得た情報も含めて、あまり知る機会のない調味料にまつわる深い知識を学べます。また、その調味料を普段どの程度摂取すべきなのかといったバランス指導もあり、自分の食生活における過不足に気づくことも。また、調味料そのものをテイスティングして「五感を使って味を表現する」というトレーニングも行います。身近な味でもなかなかぴったりの言葉が出ず、想像以上に頭と五感を使う体験となるでしょう。

「自分の味覚や嗅覚を使って本物の味を知ることで、質の良い調味料を見極められるようになります」と長井氏。私たちは商品のパッケージに書かれた情報に頼って良し悪しを判断してしまいがちですが、自分の五感をベースに本物を選び取る力が養われます。

季節ごとの多彩なアレンジを学ぶ調理デモンストレーション

座学の後は、長井氏による調理デモンストレーションです。四季折々の新鮮な有機野菜を使い、おいしく健康な体を作るレシピを目の前でお伝えします。

栄養院ひふみが大切にしているのは、再現性があること。そのため難しいテクニックは紹介しません。その代わりに、珍しい食材やおすすめの調理器具など、料理に関するあらゆる方面の豆知識を惜しむことなくゲストに教えてくれます。食に関わる楽しさを全面に打ち出した、栄養院ひふみの姿勢を堪能する時間です。

調味料は生産された時期によって味が違うと長井氏。そのため、同じ調味料でも味の感じ方が変わることがあり、レシピも季節ごとの食材を使った内容となるため、何度参加しても発見があります。

試食会を楽しみながら長井氏にお悩み相談

出来上がった料理はその場で試食可能。食材、調味料、調理方法などすべてを学んだ状態でいただく料理は、調味料の重要性をより強く感じられることはもちろん、味も納得のおいしさです。

試食会では、長井氏に日々の食や健康に関するお悩み相談もできます。インターネット上で見かけた気になる情報や、「なんとなく」が根拠になっている習慣や価値観……。あらためて長井氏に見解を聞いてみると、普段の食生活を見直す気づきを得られるはずです。

本物を選ぶ力を養い、上質な調味料で日々を彩る

本体験で使った調味料は、おみやげとしてお持ち帰り可能です。「濃い味でなくても、“おいしい調味料さえあれば絶対おいしくなる”という信頼感があります。食材や調味料同士の掛け合わせも無限大で楽しめますよ」と長井氏。料理の脇役ではなく、主役として調味料に光を当てる本レッスン。調味料の底力と奥深さを体験してみてください。