足柄「瀬戸酒造店」世界が注目する酒蔵を解説付きで見学 −日本酒飲み比べと七輪で焼いた発酵料理−
体験の概要
国内外の日本酒コンクールで数々の受賞歴を持つ足柄・開成町の酒蔵「瀬戸酒造店」。世界が注目する酒蔵の醸造所を見学した後、ゲストの好みや気分に合わせてセレクトされた3種のお酒を飲み比べ。地元の新鮮野菜と瀬戸酒造店の酒粕に漬け込んだ魚介やお肉を七輪で焼き、日本酒と発酵料理とのマリアージュを楽しみます。花畑やテラス席、縁側など思い思いの場所から美しい田園風景を眺めて、上質なひとときを満喫してください。
※ご希望の方は駅から酒蔵までトゥクトゥクでの送迎が可能です。
体験の特徴
・世界トップクラスの日本酒を生み出す瀬戸酒造店の酒蔵を解説付きで見学。通常は見る機会が少ない酒母づくりや醪(もろみ)も見学できます。
・厳選酒3種と共に、七輪で焼いた地元産のお肉や野菜の発酵料理を味わうOtonami限定プラン。
・気に入った日本酒(300ml)1本をおみやげに。直売所ではここでしか買えない瀬戸酒造店のアイテムを購入できます。
※こちらのプランもおすすめです。
〈 足柄「あしがり郷 瀬戸屋敷」発酵料理と老舗酒蔵の日本酒のペアリング −古民家の釜戸でごはん炊き− 〉
〈 足柄「あしがり郷 瀬戸屋敷」築300年の古民家で自然を満喫 −釜戸の火入れ体験&囲炉裏での食事− 〉
15,000円〜
(名/税込)
1〜9名
約180分
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詳しい内容
世界の日本酒コンクールで高い評価を得る「瀬戸酒造店」
東京から電車に揺られておよそ1時間半~2時間。窓に映る景色にしだいに緑が増えてきます。向かうのは神奈川県開成町にある「瀬戸酒造店」。1865(慶応元)年に創業した歴史あるこの酒蔵は、1980(昭和55)年に自家醸造を中断していましたが、町を愛するたくさんの人が尽力して2018年に醸造を再開。その後は、フランスの日本酒コンクール「Kura Master」で最高賞を連続受賞しているほか、醸造するほぼすべての銘柄がコンテストで賞を受賞するなど躍進を続けています。
あまり知られてはいませんが、神奈川は日本酒の生産が盛んな県。県内には現在14の酒蔵があり、そのうちの6軒は静岡県から神奈川県西部を流れる酒匂川(さかわがわ)流域に立地しています。瀬戸酒造店はその中でも一番西側に位置する酒蔵。そのためこの土地の水には、日本の名水として名高い中硬水の丹沢の伏流水と、軟水の富士山の水が混ざっています。この自然の恵みこそが、綺麗で丸みのある酒質を醸し出すのです。
「ここは静かな場所です。上質なものを特別な地でじっくり楽しみたい方に来ていただけたら」と話すのは、代表の森隆信氏。その言葉通り、周辺には田んぼやあぜ道が広がり、水路のせせらぎが聞こえてくるほどの静けさに満ちています。「おいしいお酒を囲めば自然と会話が生まれますよね。私たちはそんな出会いを演出する空間として、酒蔵全体を“Sake Terrace”として開放しています」。
世界トップクラスのお酒が生まれる醸造所を見学
瀬戸酒造店では4種の米と10種の酵母を使い、22種のお酒を醸造しています。本体験では、世界が注目するお酒が生まれる醸造所に足を踏み入れて見学します。(見られる工程は時期によって異なります)
まずは1階で、精米後に残った糠を洗って取り除く「洗米」と、熱い蒸気で米を蒸す「蒸米」の工程を見学します。「洗米は時間が命」と話す森氏。ほんの1秒がお酒の出来映えを左右するため、3人一組で時間を管理しながら作業を進めます。また、蒸米の工程では、和窯を用いる昔ながらの蒸米の方法を再現した最新式の甑(こしき)から、立ちのぼる蒸気と蒸米の香りを感じることができます。
続いては2階へ。ここでは通常の醸造所見学ではあまり見られない酒母づくりや、日本酒になる前の醪(もろみ)の状態を見学します。まずは麹室を見学。この過程では杜氏が蔵に泊まり込み、3日にわたって3時間おきに麴の手入れをしています。仕上がった麹、蒸米、水などを混ぜあわせて発酵させたものが酒母です。時季によっては、おいしい日本酒のもととなる発酵がスタートする、緊張の瞬間に立ち会えることも。
醪は酒母(しゅぼ・日本酒づくりの土台となる優良な酵母)に水、蒸米、麹を3回に分けて加えて仕込んだものです。発酵を終えた醪を濾すと、私たちがよく知る日本酒の姿になるのだそう。醪がつくられる部屋にはサーマルタンクが導入され、杜氏がタンクの温度を1度単位で調整しています。
とっておきのグラスで味わう3種類の厳選酒
醸造所を見学し、瀬戸酒造店のお酒のおいしさの秘密を覗いた後は、いよいよ日本酒3種の飲み比べの時間です。それぞれコンセプトやテーマのある22種の銘柄のうち、おすすめの3銘柄を味わいましょう。ゲスト一人ひとりの好みやその日の気分に合わせて、森氏が丁寧にセレクトします。さらに、タイミングがよければ販売されていない生酒や企画段階のお酒を試飲させてもらえることも。日本酒との一期一会を楽しみましょう。
数ある銘柄のなかでも、瀬戸酒造店を語る上で欠かせないのが、開成町の町花であるあじさいの花酵母を使用した日本酒です。「あじさいの花酵母で日本酒を醸造しているのは、日本でここだけだと思います」と森氏。開発には苦労もあったということですが、完成までにおよそ10年かかるのが普通といわれているなかで、わずか一度の試作で完成したという奇跡のお酒です。
とろみのある口当たりで、白ワインのような華やかさと、ほのかな甘さが特徴的な逸品。開成町を愛する瀬戸酒造店だからこそ完成した、ここでしか味わえない至極の逸品です。お酒の特徴はもちろん、名前の由来や誕生秘話などが聞けるのも酒蔵ならでは。事前に気になっている銘柄があれば、リクエストしてみるのもおすすめです。
日本酒というと伝統的なお猪口で飲むシーンを思い浮かべますが、瀬戸酒造店ではドイツで製造された日本酒専用グラスを使用。お猪口以上に繊細に香りを楽しめるのだそうです。
3脚の日本酒グラスがぴったりと収まる特製の桝を手にしたら、飲み比べの舞台を求めてSake Terrace内の散策へ。花畑でリラックスしながらいただいたり、庭園でしっとりと過ごしたり。ゲスト同士の会話を楽しむなら、田んぼや蔵の前のテーブルがおすすめです。自分だけの場所を見つけて、存分にお酒を楽しみましょう。
七輪でじっくり焼いた発酵料理をお酒と共に
3種類のお酒とあわせて、Otonamiプラン限定で日本酒に合う発酵食材を七輪で焼くオリジナルメニューも用意。瀬戸酒造店の酒粕に漬け込んだ魚介や瀬戸酒造店の酒粕を食べて育ったブランド牛を中心に、旬の食材が並びます。野菜は開成町で収穫された新鮮なものを味わうことができます。
炭火を使ってじっくり焼いたお肉は、旨みが閉じ込められて驚くほどジューシ―。外側はカリッとしているのに柔らかく、一口食べれば口の中にお肉の甘みが広がります。また、七輪で焼いた野菜のおいしさを高めてくれるのが醤油麹。酒蔵の麹を醤油に合わせて発酵させた、瀬戸酒造店オリジナルの調味料です。どの食材がどのお酒に合うか、それぞれのおいしさを引き出す組み合わせを考えながらいただくのも楽しそうです。
自然の恵みを享受する心豊かな時間
日本酒と発酵料理のペアリングを堪能した後は、敷地内の直売所へ。体験の思い出に、日本酒(300ml)を1本おみやげとして持ち帰れます。「月の歌」「風が吹いたら」「はるばる」など、詩的なネーミングも魅力の瀬戸酒造店のお酒。数種類あるラインナップから気になる銘柄を自由に選んでください。もちろん、実際に飲んでみて気に入ったものをリピートするのも良いでしょう。
直売所ではお買い物も楽しめます。日本酒はもちろん、酒粕入りの石鹸やTシャツ、お猪口なども購入可能。七輪焼きで登場した発酵調味料・醬油麹は、家族や友人へのおみやげにもぴったりです。
さらに、希望者には最寄りの開成駅からトゥクトゥクに乗って周辺を見学できる送迎プラン(所要時間約20分)も用意しています。夏には夏の暑さを、冬には冬の寒さを感じながら眺める開成町の豊かな自然の姿は、心に残ることでしょう。晴れた日には山の向こうにそびえる富士山が見渡せるかもしれません。
地下80mほどの深層地下水を汲み上げてつくられる瀬戸酒造店のお酒。日本酒とその醸造に欠かせない発酵は、良質な水と豊かな自然がなければ成り立ちません。瀬戸酒造店の醸造所を見学し、日本酒を片手に過ごすひとときは、自然の偉大さと醸造技術の奥深さに気がつくきっかけとなるでしょう。
提供 瀬戸酒造店
提供
瀬戸酒造店
1865(慶応元)年に創業した老舗酒蔵。1980年から中断していた自家醸造を2018年に再開。開成町の美しい自然や豊かな資源を生かし、伝統的な醸造技術を駆使した日本酒で評判を呼んでいる。「Kura Master」や「インターナショナルワインチャレンジ」など、数々のコンペティションでの受賞酒多数。
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お客様の声
実際に酒蔵を見学し、その繊細な酒づくりのプロセスを体感した後にいただく、瀬戸酒造さんのお酒とお料理が身体に染み入るように感じられました。代表の森さんにじっくりお話を伺えたのもよかったです。
神奈川県 50代 女性
丁寧な説明で知識が広がりました。提供されたお酒やお料理も大変満足するものでした。スタッフの方々の対応も心地良く、素敵な時間を過ごせて大満足です。
東京都 40代 女性
開催場所
瀬戸酒造店
〒258-0028 神奈川県足柄上郡開成町金井島17
・小田急線 新松田駅より箱根登山バス「関本行き」に乗車、「四つ角」バス停より徒歩約20分
・小田急線 新松田駅よりタクシーで約10分
・東名高速道路 大井松田ICより約15分
※ご希望の方は小田急線 開成駅から酒蔵までトゥクトゥクでの送迎が可能です。
予約について
催行決定日よりご希望の日付を選択してください
催行日時|木・金・土・日曜 15:00〜18:00 ※例年7・8月は開催の予定がございません。
※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。
2024年12月
日
月
火
水
木
金
土
即時予約
リクエスト予約
残数僅か
受付終了
開催なし
〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。
料金
15,000円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料、お酒、お食事、おみやげ(日本酒1本 / 300ml)
催行人数
1回9名限定
※1名からご予約いただけます
体験の流れ
1.瀬戸酒造店に集合(体験開始の5分前にお集まりください)
※トゥクトゥクの利用をお申し込みの方は開成駅 西口に集合(体験開始の20分前にお集まりください)
2.酒造見学・瀬戸酒造店の解説(約60分)
3.日本酒3種の飲み比べと七輪で焼いた発酵料理(約90分)
4.直売所でおみやげを選んで自由解散(約30分)
※追加でお酒やドリンクを注文したい場合は現地決済にてオーダーが可能です。
※トゥクトゥクの利用をご希望の場合、ご予約時に「主催者からの質問」にご回答ください。
※ご希望の方は体験後もトゥクトゥクで駅までお送りします。
※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
キャンセルポリシー
開催24時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%
お持ち物
特にございません。
服装
・煙の匂いがついても構わない服装でお越しください。
・屋外での体験内容が含まれますので、冬季は防寒対策をしてお越しください。
お支払方法
クレジットカードでの事前決済となります。
参加条件
20歳以上
※アルコールをご提供しますので、原則20歳以上の方のみご参加いただけます。
※お車でのご来店と、当日のお車の運転はお控えください。
予約期限
開催日の7日前まで。
特記・免責事項
・やむを得ない事由により中止になる場合や体験内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
・大切な麹を守るため、体験の3日前から納豆を召し上がらないようお願いいたします。
・醸造所の見学内容はご参加時期により異なります。あらかじめご了承ください。
・夏季は虫が多いため、虫刺されにご留意ください。
<トゥクトゥクの利用について>
・ご利用は無料です。
・トゥクトゥクの利用をご希望の場合、ご予約時に「主催者からの質問」にご回答ください。
・小田急線 開成駅 西口に、体験開始の20分前にお越しください。
※雨天の場合は送迎が難しいため、当日の12時までにメールまたはお電話でご連絡いたします。バスまたはタクシーでお越しください。
よくあるご質問
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