大人の“はじめて”体験帖
茶道が導く、豊かな心との出会い。
一幅の掛け軸と、季節の花。
湯気の昇る釜の音に耳を澄ます。
静けさの中で点てられる一服が
日常の喧騒を忘れさせてくれる。
古より伝わる作法には、 相手を想い
時を慈しむ心が宿っています。
一期一会の瞬間に向き合う、
茶道の世界へ足を踏み入れてみませんか。

季節のしつらえともてなしの心が織りなす総合芸術
静まり返った茶室に響く、湯の沸く音や杓の水音。一歩足を踏み入れれば、そこには日々の忙しない流れとは異なる、ゆるやかな時間が流れています。掛け軸の言葉に想いを馳せ、季節の花に目を留め、旬の和菓子と共に点てたばかりのお茶を味わう。茶道とは単にお茶を飲む作法にとどまらず、空間、道具、食、そして人の心遣いが織りなす総合芸術です。

「一期一会」という言葉が示すように、同じ道具、同じ客組み、同じ季節で開かれる茶席は二度とありません。その日、その瞬間だけの出会いを大切にし、客をもてなす亭主の心と、それに寄り添う客の心。茶道の空間には、私たちが忘れかけている細やかな気配りと、季節の移ろいを愛でる日本の美意識が息づいています。

時代を超えて受け継がれる「侘び茶」の心
日本における茶の歴史は古く、奈良時代から平安時代初期に中国(唐)から茶が伝えられたことに始まります。鎌倉時代になると、栄西らによって抹茶の喫茶法が伝えられ、禅宗寺院を中心に普及していきます。やがて室町時代には茶の湯が発展し、村田珠光、武野紹鷗らによって「侘び茶」の礎が築かれ、安土桃山時代には千利休によって大成されました。豪華絢爛な道具を誇るのではなく、無駄を削ぎ落とした質素な佇まいの中に美を見出す精神は、戦国時代の武将や文化人にも広まり、茶の湯は日本独自の文化として大きく発展していきました。

時代を超えて現代に受け継がれてきた茶道は、自分自身と静かに向き合い、大切な人との絆を深める「禅文化」そのものです。情報があふれる現代だからこそ、茶室というささやかな空間で過ごすひとときが、私たちの心に穏やかな静寂と調和をもたらしてくれます。
茶道の世界を届ける講師たち ── 一期一会のおもてなしに込める思い
お茶を点てる側が何を見つめ、どのような想いでお客様を茶室へとお迎えしているのか。そのまなざしや人柄に触れることで、茶道の時間はよりいっそう深く、味わい深いものへと変わります。ここでは、Otonamiの茶道プランを支える講師陣に、茶道の醍醐味と魅力について伺いました。

目黒とうりあん 裏千家教授・舩越宗英さん
京都外国語大学卒。裏千家学園茶道専門学校茶道科を卒業後、業躰部にて6年間内弟子修行の後『目黒とうりあん茶道教室』を、妻 河田宗愛氏と共に主宰。2019年9月裏千家教授拝受。国内外企業の茶道研修を多数指導。各方面での活動を通じてこれまで数千名を超えるゲストに茶道を紹介している。
「茶道には決まった作法がありますが、茶室に入れば初心者も経験者も平等です。作法に縛られて窮屈な思いをされないよう、どんな方にもリラックスしてもらえる環境づくりを心がけています。茶道の楽しさは、その時期にしか出会えない道具や点前、旬のお菓子など、毎回異なる“一期一会”の出会いです。茶事はある意味でライブと同じ。その日・その時間でしか体感できない臨場感や、季節の移ろいを感じていただきたいと思います。」

此君亭 表千家教授・岡田宗梵(そうはん)さん
千葉県印西市の茶室「此君亭」主宰。海外で日本文化を尋ねられた体験から茶の湯の奥深さに魅せられ、茶道の習得に至る。現在は後進の指導や日本文化の普及に務めている。
「本来のお茶事では、決め事のある中で言葉を交わさずとも進める場面があり、亭主と客が絶妙な間合いで心を通い合わせるのが醍醐味のひとつでもあります。初心者の方がいらっしゃる席では、親しみやすいよう、体験中に雰囲気を崩さない範囲で解説を交えています。敷居が高く思われがちな世界だからこそ、一歩踏み出して日本の伝統の真髄に触れる機会となれば幸いです。お越しいただいたお客様の充実した笑顔をお見送りできることが、何よりの喜びです。」

都和旅館 女将・太田佳子さん
30年以上にわたり裏千家の茶道を学ぶ。女将を務める京都・西本願寺の「都和旅館」では、裏千家家元・16代坐忘斎宗匠が命名した茶室「静佳庵」にて、太田さんの指導のもと茶席を体験できる。若い世代や海外からの観光客にも気軽に本物の文化体験を届けたいと、“優しい茶会”を開いている。
「「茶道=堅苦しいもの」とハードルを感じている方の心理的な枠を取り除き、世界に誇れる禅文化に気軽に触れていただきたいという想いから“優しい茶会”を始めました。茶室内でお客様に心を癒やしていただけるよう、季節を先取りするしつらえを大切にしています。茶室内で交わされる決まり文句やそぎ落とされた所作も、体験してみると癖になる楽しさです。ぜひ、茶道の世界を覗いてみてください。」
静けさが心地良い、穏やかな時間 ── 実際に体験した方の声から
茶席を通じて得られるのは、単にお茶を味わうことにとどまらない、心の平穏や豊かな気づきです。実際に茶道体験に参加された方々から寄せられた声をご紹介します。

「初めての参加でしたので緊張しましたが、ご亭主様が形式張らずに笑顔で何でも教えてくださいました。初心者の私でも、心尽くしのおもてなしを、リラックスして楽しむことが出来ました。ご一緒の皆様も温かい方々で、困ることもありませんでした。茶事の流れを経験出来たのは貴重な経験です。」
(東京都 60代 女性)
「豊かな自然に囲まれ、日常とは切り離された唯一無二の時間を過ごしました。時空を超えて、先人より受継がれてきたお茶の精神といった“和の心"を感じ、日本人としてのDNAを自分の中に見出すことが出来ました。また季節を変えて、次回は和装で参加してみたいです。」
(東京都 女性 50代)
「久しぶりに此君亭さんでお茶事の体験をいたしました。以前より茶道の勉強がすすんだ状態でお茶事を体験できたので、先生方が説明してくださる内容がすんなり入ってきやすく、また豆知識的なお話もしてくださり、学びの深い時間を過ごせました。」
(東京都 女性 30代)
「とても貴重な体験をさせていただきました。心のこもったお茶事でした。経験のない私や息子を常にサポートして下さいました。大変貴重なお道具の数々も拝見させていただきました。茶道の心をおもてなしを充分すぎるほど体験させていただきました。」
(群馬県 女性 50代)
「茶道未経験で、知識がない状態で参加しましたが、先生が一から教えてくださり、素敵な体験ができました。蹲での清め方や躙口の入り方など、露地や茶室がないとできない作法も体験できて大満足です。先生がお優しかったので、つい色々質問してしまったのですが、とても丁寧に教えてくださり、大変勉強になりました。」
(大阪府 20代 女性)
一服のお茶と向き合い、自らの心と向き合う
茶席での作法をあらかじめすべて知っておく必要はありません。大切なのは、日常からひととき離れ、目の前の一服に心を傾けること。洗練された空間、湯の音、季節の和菓子、そしてもてなしの心。五感がひらく茶道体験は、慌ただしい日々を送る私たちに、季節の移ろいを感じる心とほんの少しの余白をもたらしてくれるはずです。

深い歴史が息づく茶の湯の文化に触れる時間は、普段は見落としてしまいがちな日常の愛おしさに気づく、豊かなひとときになるはずです。 茶道を通じて季節の移ろいを楽しみ、おもてなしの心を学びながら、自分自身と静かに向き合ってみませんか。

¥14,800〜
目黒「とうりあん」で堪能 本格的茶事を濃縮した茶会 −茶懐石から濃茶・薄茶まで−
【会場】東京・目黒「目黒とうりあん」
【講師】裏千家教授 舩越宗英氏、河田宗愛氏
【所要時間】約120分
▼内容・テーマ
・本格的な茶事を凝縮して体験
・お手製の茶懐石を堪能
▼体験のポイント
・都内の静かな茶室を貸し切りで開催
・講師手づくりの茶懐石と生菓子・干菓子付き



¥20,000〜
千葉「此君亭」四季折々の本懐石による本格茶事体験 −緑に囲まれた茶室にて季節を五感で楽しむ−
【会場】千葉「此君亭」
【講師】表千家教授 岡田宗梵氏
【所要時間】約120分
▼内容・テーマ
・竹林を控えた静謐な茶室で本格的な茶事を体験
・月ごとの茶事のテーマ
▼体験のポイント
・炭点前・本懐石から濃茶・薄茶までを体験
・多くの生徒を抱える講師による丁寧な指導



¥7,500〜
「ザ・キタノホテル東京」茶の湯者が誘う立礼式茶会 −季節を映す一期一会のおもてなし−
【会場】東京・永田町「ザ・キタノホテル東京」
【講師】ザ・キタノホテル東京 秘書室長・コンシェルジュ 多田明氏
【所要時間】約90分
▼内容・テーマ
・ラグジュアリーホテル内の現代的な茶室で、正座が不要な立礼式茶道を体験
・裏千家東京出張所に40年以上務めた講師から学べる
▼体験のポイント
・一級品の茶道具で自らお茶を点てられる
・資料をもとに基本の作法からお菓子・茶道具まで解説



¥7,500〜
「大日本茶道学会」非公開茶室で教場長に学ぶ本格茶室体験 −客・亭主双方の“心”に触れる2講座−
【会場】東京・四谷「大日本茶道学会」
【講師】大日本茶道学会本部 教場長 田中仙融氏
【所要時間】約90分
▼内容・テーマ
・通常非公開の茶室「露庵」で教場長が指導
・客の心得に触れる「茶室体験編」と亭主の視点に触れる「おもてなし編」の2つの講座
・月ごとの茶花のテーマ
▼体験のポイント
・腰掛待合や露地を備えた本格的な室内教場での体験
・「おもてなし編」では季節の茶花を入れる体験も



¥11,900〜
北鎌倉「宝庵」自然に抱かれた浄智寺谷戸の名茶室で禅の心に触れるわび茶体験 −1回2名限定−
【会場】神奈川「宝庵」
【講師】表千家教授または裏千家准教授
【所要時間】約70分
▼内容・テーマ
・極小の草庵「夢窓庵」にて開催される1回2名限定の本格茶席
・境内一帯が国指定史跡である「浄智寺」の谷戸にある茶室で過ごすひととき
▼体験のポイント
・少人数制だからこそ分からないことを気軽に尋ねられる
・敷地内の工房でつくる創作和菓子付き



¥15,000〜
ルーフトップで愉しむ特製茶懐石付きプライベート茶事 −茶人・土井宗満氏による極上のおもてなし−
【会場】東京・都立大学「抹茶道」
【講師】茶人 土井宗満氏
【所要時間】約120分
▼内容・テーマ
・1回1組限定で茶人・土井宗満氏による丁寧な手ほどきを受けられる
・ルーフトップガーデンを望む明るく解放感のある茶室で体験
▼体験のポイント
・茶道家 兼 茶懐石料理人の冬野宗慎氏が腕をふるう特製茶懐石付き
・自身で薄茶を点てる薄茶点前にも挑戦



¥15,000〜
【1名様から申込可】ルーフトップで愉しむ特製茶懐石付き茶事 −土井宗満氏による極上のおもてなし
【会場】東京・都立大学「抹茶道」
【講師】茶人 土井宗満氏
【所要時間】約120分
▼内容・テーマ
・1名様から気軽に参加できる寄合式の茶事体験
・都心にいることを忘れるような静謐な空間で過ごすひととき
▼体験のポイント
・茶道家 兼 茶懐石料理人の冬野宗慎氏が腕をふるう特製茶懐石付き
・自身で薄茶を点てる薄茶点前にも挑戦



































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